意のままにの紹介:2021年アメリカ映画。元婚約者と別れたジェンは、無職となり前向きに生きることが困難になってしまいます。そんなときに親友からコリン・ミード博士を紹介され、催眠療法を受けることに。それによって元気になったジェンでしたが、ある日突然意識を失い、目覚めると事件が起こります。
監督: マット・エンジェル、スザンヌ・クゥート 出演: ケイト・シーゲル(ジェン)、ジェイソン・オマラ(コリン・ミード)、デュレ・ヒル(ロリンズ刑事)、ハイメ・M・カリカ(ブライアン)、ルーシー・ゲスト(ジーナ)、ほか
映画「意のままに」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「意のままに」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
意のままにの予告編 動画
映画「意のままに」解説
この解説記事には映画「意のままに」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
意のままにのネタバレあらすじ:起
誰かに見られている気がすると怯える女性。その状態でエレベータに乗ると、緊急停止をしてしまいます。エレベータの中でパニックになる女性。すると、壁がどんどん迫ってきて、その女性は叫び、潰されそうになります…。
ジェンはジーナの新居祝いのパーティーに出席します。物静かなジェンは何かを抱えている雰囲気です。そのパーティーで、ジーナが通っているセラピーの先生コリン・ミード博士を紹介されます。パーティーには、元婚約者のブライアンも出席していました。ジェンはとても気まずい思いをします。ブライアンはまだジェンのことを諦めていません。パーティー終了後、ブライアンに家まで送ると提案され、そのまま2人は一夜を共にします。寄りを戻す気がないジェンは後悔をします。
ジェンは現在無職で、活力がありません。見かねたジーナは、ミードのセラピーを勝手に予約し、ジェンはしかたなく行くことにします。
初めてのミードの診察。ジェンは、健康に生きるべきと思うけれども、何もする気が起きないこと、かつて死産したことがあることを告白します。ここ最近の無気力の原因は死産でした。これをきっかけにブライアンとの関係は悪くなり婚約解消。ミードに催眠療法を勧められ、ジェンは試してみることにします。
意のままにのネタバレあらすじ:承
3か月後。ミードのセラピーのおかげでみるみる元気を取り戻し、ジェンは就職することができました。
ジェンはミードと偶然街中で会い、一緒にお茶をすることに。そのときにミードから、今からブライアンを誘って家でディナーをするといいと提案されます。戸惑うジェンでしたが、いい機会だと思い、ブライアンをディナーに誘います。早速買い出しをしようとスーパーに着いた頃、非通知の電話がかかってきて、ジェンの意識が飛びます。
意識が戻ったときには、ブライアンが自宅のトイレで倒れていました。すぐに応急処置をしましたが、意識不明の重体です。一体何が起こったのか、ジェンは全く思い出せません。ジェンはスーパーのレシートを見ると、ごま油が購入されていました。ブライアンはごまアレルギーを持っています。
それからジェンは少しずつ記憶が蘇ります。自分の意志でごま油を買って、それをサラダにたっぷりとかけてブライアンに提供していました。そして、意識が飛ぶ前にかかってきた非通知の電話はミードからで「火を放て」と言われたことを思い出します。
ミードに疑いを持ったジェンは、ミードについて調べつくします。すると、ミードの患者が突然死をした記事を発見します。エレベータでパニックを起こして亡くなった女性も、ミードの患者でした。ジーナにもミードが危険であることを説明しますが、ミードを信頼しきっていたジーナは、なかなか信じてくれません。とりあえず一緒に警察に行くことにします。
そこでロリンズ刑事を紹介されます。彼は以前、ミードを調査していました。ミードが診察した女性が次々と不審死で発見されましたが、証拠不十分のため捜査はいったん打ち切りに。これまで被害にあった女性は全員、催眠療法を受けたことがあるとのこと。
ミードの危険性を知っていたロリンズ刑事は、ミードに近づかないことを2人に忠告します。その後、ジーナは、催眠療法を最近受けたことを告白。ジーナは不安を覚えます。
意のままにのネタバレあらすじ:転
ジェンはロリンズ刑事の忠告を無視して、ボイスレコーダーを持って、ミードの催眠療法を受けにいきます。治療後、録音を聞いてみると、今録音していること、警察に行ったこと、ジーナもミードを疑っていることをジェンは無意識のうちに白状していました。
ジーナの身を案じたジェンは急いでジーナに電話をかけるも、ジーナはミードからの電話を取ってしまい、催眠を掛けられてしまいます。運転中、ジーナは大きな蜘蛛の幻覚を見て、パニック状態のまま事故を起こし亡くなってしまいます。
一方その頃、ロリンズ刑事は、ミードの犠牲者になった女性は全員、ジェンも含め容姿が似ていることに気づきます。
ジーナの訃報を知ったジェンは落ち込み、帰宅をします。そこにミード現れ、ジーナは邪魔だったと発言し、ロリンズ刑事も邪魔だ、と言い残し立ち去ります。ミードの一声でジェンは催眠を掛けられ、体は止まったり動いたり。抵抗する術が見つかりません。
ロリンズ刑事は、ミードの患者に襲撃されるも命に別状はありませんでした。ロリンズ刑事は、ミードの仕業であると確信しましたが、証拠は何一つありません。
ジェンはロリンズ刑事から、警察も催眠療法をやることがあり、時々それが証拠になることがあるとの情報を聞きます。ジェンは一か八かで、警察の催眠療法を受けることにします。
警察が紹介したグラハム博士がジェンに催眠療法をすると、ジェンに発作が起こります。発作の間、ジェンはヘイブン・サリバン邸に行って、3月6日と書かれたブレスレットをミードからもらうなどの幻覚を見ます。
意識を取り戻したジェンはすかさず今見たものを書き留めます。グラハム博士によると、ミードは催眠が解かれないように安全装置を仕掛けているとのことです。
意のままにの結末
ジェンは帰宅後、ヘイブン・サリバンについて調べると、その人物はCIAに雇われた心理療法士であることがわかります。彼はミードについて何か知っているかもしれないと、一人でその家へと向かいます。
しかし、そこにはミードが待ち受けていました。ヘイブン・サリバンは彼の父親であり、師匠でした。ジェンはミードに催眠術を掛けられます。意識を取り戻したジェンは、ミードのオフィスにいました。すぐにジェンはロリンズ刑事に電話をかけ、助けを求めます。警察を総動員して、ロリンズ刑事はミードのオフィスへと向かいます。
しかしそれはフェイクで、ジェンは催眠術でオフィスにいると思い込んでいるだけで、実はサリバン邸にいました。ジェンはミードの奥さんと同じように真っ赤なドレスを着させられます。ミードは妻を亡くし、妻に似た代わりの女性をずっと探し求めており、ジェンはミードにとって完璧でした。ミードはジェンの頭の中に妻との思い出を入れ込みます。
ロリンズ刑事はミードのオフィスが空だったことで、ジェンから聞いていたサリバン邸にいるのではないかと思いつきます。すぐさま向かい、ミードともみ合いになります。ロリンズ刑事が来たことで少し意識が戻ったジェンは、意識が朦朧とする中、ミードに向けて銃を撃ち、見事命中。
しかし、ジェンが目覚めると、そこには苦しむロリンズ刑事の姿が。催眠により、その銃弾はロリンズ刑事に当たってしまいます。改めて意識を取り戻したジェンはミードに向けて銃を発砲し、ミードは意識を失います。
それから1カ月後。ロリンズ刑事に命の別状はなく、仕事の復帰を果たし、昇進をします。ジェンは引っ越しを予定しており、新たな人生を踏み出します。
以上、映画「意のままに」のあらすじと結末でした。
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