アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌の紹介:2018年アメリカ映画。バートはテキサスの小さな町で育った少年です。しかし、彼は父親の暴力に悩み、母も家を出て行きます。その後、バートは歌手を目指しますが、その曲と歌唱力は音楽関係者から酷評されます。失意のバートですが、父への愛をテーマにした曲「アイ・キャン・オンリー・イマジン」を作ります。本作は大ヒットしたクリスチャンソング「I Can Only Imagine」の誕生秘話を描いた映画です。キリスト教の信仰の大切さ、親子の愛などをテーマにしています。
監督:ジョン・アーウィン、アンドリュー・アーウィン 出演:J・マイケル・フィンリー(バート)、マデリン・キャロル(シャノン)、トレイス・アドキンス(スコット)、デニス・クエイド(アーサー)、プリシラ・シャイラー、クロリス・リーチマン、ほか
映画「アイキャンオンリーイマジン 明日へつなぐ歌」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アイキャンオンリーイマジン 明日へつなぐ歌」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイキャンオンリーイマジン明日へつなぐ歌の予告編 動画
映画「アイキャンオンリーイマジン 明日へつなぐ歌」解説
この解説記事には映画「アイキャンオンリーイマジン 明日へつなぐ歌」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アイキャンオンリーイマジン明日へつなぐ歌のネタバレあらすじ:起・バートと音楽の出会い、暴力的な父
テキサスの小さな町。少年のバートは音楽が好きで、お小遣いでカセットテープを買います。バートは紙で作ったヘルメットをかぶって家に帰ります。バートの母は優しく彼を迎えますが、父アーサー(デニス・クエイド)は不機嫌な様子ですで、アーサーはバートの紙のヘルメットを焼き捨てます。バートが寝ていると、夫婦喧嘩の怒鳴り声が聞こえてきます。
ある日、母はバートを週末のキャンプに連れて行きます。母はなぜか悲しそうにバートと別れます。バートはキャンプでシャノンという女の子と気が合い、楽しい時間を過ごします。バートが家に帰ると、母がいないことに気づきます。父は「ママは家から出て行った」と言います。そしてバートは父と喧嘩になります。
高校生になったバート(J.マイケル・フィンレイ)はアメフト部で活躍し、シャノン(マデリン・キャロル)と恋愛関係になっています。しかし、バートは父とうまくいっていない様子。ある日、バートは練習中に怪我をしてしまいます。バートは病院に運ばれますが、アメフトはもうできないと宣告されます。
バートとシャノンは他の部活動を探し、バートは合唱団のメンバーになります。バートはミュージカルの主役に抜擢されますが、自分にはできないと顧問の教師に言います。しかし顧問はバートを説得し、バートは無事にミュージカルの主役を努めるのでした。
アイキャンオンリーイマジン明日へつなぐ歌のネタバレあらすじ:承・父、シャノンとの別離、失意のバート
父アーサーが倒れ、ガンを宣告されます。しかし、アーサーはバートに父がガンであることは言いませんでした。バートはアーサーに「自分は教会で歌う」と言います。しかし、アーサーは教会に行きたがらず、二人は喧嘩になります。バートは、父に「二度と近寄るな」といい残して家を去ります。バートはシャノンとも喧嘩し「もうこの町にはいられない」と言い残してバイクで家を去っていきます。
6ヶ月後、バートはオクラホマシティにいました。バートはバンド「マーシー・ミー(Mercy Me)」を結成し、ボーカルとして活躍しています。バンドはクリスチャン・ソングのコンサートを開催します。音楽プロデューサーであるスコット(トレース・アドキンス)が、バンドのスカウトに来ます。バートはスコットに会いますが、スコットから「今の段階では興味ない」と言われます。バートはスコットにしつこく食い下がり、テキサスでのコンサートに彼を同行させます。
バートはテキサスに帰り、シャノンの家を訪れます。バートはシャノンにCDを渡しますが、シャノンはもうバートと交際するつもりはないと言います。
スコットはテキサスのコンサート後、バートとバンドをテネシー州ナッシュビルの音楽祭へ招待します。バートたちは、ナッシュビルでの音楽祭でのパフォーマンスに興奮します。バートたちは、大きなチャンスをつかもうと、ナッシュビルで熱唱します。しかし、音楽関係者はバートの歌を酷評し、家に帰れと冷たく言います。バートはバンドのメンバーと話し、しばらく音楽を離れたいと話します。バートは父アーサーの家に帰ることにします。
アイキャンオンリーイマジン明日へつなぐ歌のネタバレあらすじ:転・父の死と再びやる気になるバート
テキサスの父アーサーの家に帰ったバート。アーサーは聖書を読み、熱心なキリスト教信者になっていました。父はバートに、少年時代の虐待行為への許しを求めます。しかしバートは少年時代を思い出し、父を許せずに家を出て行きます。
バートは外に出ますが、父アーサーのトラックにガンの診断書が置かれていることに気がつきます。家に戻ったバートは、父が倒れているのを見つけます。そして彼は父を許すことにします。バートは父を抱え、家のベッドに寝かせます。
バートは父を教会に連れて行きます。バートはシャノンにも電話をするものの、返事はありません。父アーサーと和解したバートは、彼にギターを教えます。バートと父はベッドで昔のビデオを見ます。死の間際にいる父アーサーは、バートに「歌を歌え、夢を追いかけろ」と励まします。
父アーサーの葬儀が行われている教会で、バートはアメイジング・グレイスを歌います。バンドのバスがバートの家に到着します。バンドのメンバーはニューメキシコ州でコンサートがあると言い、バートも復帰することにします。バートはバスの中で、父を想いながら、「アイ・キャン・オンリー・イマジン」という曲を泣きながら書き上げ、スコットにその曲を送ります。
アイキャンオンリーイマジン明日へつなぐ歌の結末:曲の大ヒット、シャノンの愛
スコットはテープを受け取り、それを聞いた彼は「アイ・キャン・オンリー・イマジン」を気に入ります。バートはエイミー・グラント(クリスチャンソングの人気歌手)から電話を受けます。彼はエイミー・グラントに会い、この曲の誕生のエピソード、父との思い出を語ります。エイミーもこの曲を気に入ります。
バートは、この曲を多くの人に聞いてもらいたいと、人気歌手であるエイミーに曲を歌ってもらえるよう依頼します。バートはシャノンにも電話をし、彼女はついにバートに再会する気になります。
エイミーが歌った「アイ・キャン・オンリー・イマジン」は、多くのラジオ局で流されてヒットし、CDの注文も殺到します。エイミーはコンサートを行い、バートも会場を訪れます。エイミーはバートをステージに上げて「アイ・キャン・オンリー・イマジン」を歌わせます。バートは「父のための曲」だと話して熱唱し、会場は総立ちになります。その後バートは会場を訪れていたシャノンと抱き合います。
(エンドロール)
バートはシャノンと結婚したこと、バートの歌った”アイ・キャン・オンリー・イマジン”は大ヒットしたこと、バートは母と再会したこと。バート本人の「モンスターのような父がキリスト教の教えにより、素晴らしい人間になった」というスピーチの映像が流れます。
以上、映画「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」のあらすじと結末でした。
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