この世に私の居場所なんてないの紹介:2017年アメリカ映画。この世に私の居場所なんてないの紹介:この世の中に不満を持っているネガティブな看護助手ルースはある日、空き巣によって金目のものを盗まれてしまいます。警察に相談してもルース自身のセキュリティーの甘さを指摘してくるだけで真面目に捜査をしてくれる気配がありません。そこでルースは自身で犯人を突き止めようと近所の武術オタクのトニーとともに奮闘します。しかし、それをきっかけに事件に巻き込まれてしまうルース。2017年サンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した話題作です。ロード・オブ・ザ・リングにてフロド役を演じたイライジャ・ウッドの武術オタクの名演は必見です。
監督:メイコン・ブレア 出演:メラニー・リンスキー(ルース)、イライジャ・ウッド(トニー)、デヴォン・グレイ(クリスチャン)、デイビット・ヨウ(マーシャル)、ほか
映画「この世に私の居場所なんてない」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「この世に私の居場所なんてない」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
この世に私の居場所なんてないの予告編 動画
映画「この世に私の居場所なんてない」解説
この解説記事には映画「この世に私の居場所なんてない」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
この世に私の居場所なんてないのネタバレあらすじ:起
ルース(メラニー・リンスキー)は看護助手として働いています。ある日、家に空き巣が入りノートパソコンと祖母の形見の銀食器、抗うつ剤などの薬が盗まれて家が荒らされてしまいます。パソコンの位置情報を検索しても、電源をオフにされているので場所を突き止められません。
警察に通報をしたものの、セキュリティーが甘いなどのことを指摘されて、良心的に捜査をしてくれませんでした。ネガティブなルースは落ち込み、友達の家に避難をします。
帰宅したルースは犯人と思われる足型を庭で見つけます。警察は頼りにならないと思ったルースは、その足型を石膏で固めて、証拠品として所持をします。さらに、近所に怪しい人はいなかったかなどの聞き込み調査を始めます。
そこで武術オタクで信仰心が強いトニー(イライジャ・ウッド)と出会います。トニーは良心的にその空き巣について話を聞いてくれました。
その夜、パソコンの位置情報アプリを開いてみると、パソコンがある住所が表示されました。急いで警察に通報するも、家宅捜査をするためには令状がないとできないと機械的な反応しか返ってきません。そこでその住所にルース一人で行きますが、やんちゃな人たちが住んでいたので一旦避難することにします。
この世に私の居場所なんてないのネタバレあらすじ:承
頼れる人がいなかったルースはトニーに助けてもらうことにします。トニーの助けもあり、パソコンはなんとか取り返せました。しかし、その人物はパソコンを盗んでおらず、委託ショップで買ったとのこと。
翌朝ルースとトニーは一緒にその店へと向かいます。その店には多くのガラクタが販売されており、そこにルースの銀食器は売られていました。その店に金髪に染めた男が店員と話しています。何気にルースはその男の足元を見て、自分の石膏の足跡と似た靴を履いていました。ルースはこの人物が犯人だと確信します。
その男の後を追うように銀食器を抱えて店を出ますが、店員にばれて揉め、指を折られてしまいます。それを見たトニーは店員を殴って失神させます。そうこうしているうちに、その男はバンでその場から姿を消しました。犯人を目の前にして取り逃がしてしまったことを悔しがったルースでしたが、トニーは犯人が乗っていたバンのナンバーを覚えていると言います。
そのナンバーを調べてみるとクリスチャン(デヴォン・グレイ)という人物にたどり着きました。ルースはその情報と石膏の足型を持って警察を訪れますが、全く相手にされませんでした。やはり自分で解決するほかありません。ルースはトニーとともに、警察のフリをしてクリスチャンの家を訪れます。彼の家は大豪邸の金持ちでした。
この世に私の居場所なんてないのネタバレあらすじ:転
出迎えてくれたのは奥さんで話を聞いてみると、空き巣に入ったのは彼らの息子のクリスチャンであるとのこと。彼はドラッグに手を出して刑務所で知り合ったマーシャル(デイビット・ヨウ)と女と今でもつるんでいるとのこと。3人が話している途中に、この家の主人クリスが帰ってきました。
警察ではないことはすぐにばれて、ルースとトニーは馬鹿にされて追い出されます。むかついたルースは庭にあった木でできたオブジェを盗みます。その行動を見たトニーはがっかりして、怒ったまま帰ってしまいます。その一部始終をクリスチャンたちはバンから見ていました。
クリスチャンはマーシャルと女の3人で盗んでは売ってを繰り返しています。その理由は銃を買ってクリスチャンの実家で強盗をして金を盗むためでした。クリスチャンたちは、委託ショップでもルースを見かけていたので、彼女を不審に思いました。ルースは家に帰ると、クリスチャンがいました。びっくりしたルースはとっさに石膏の足型でクリスチャンのクビを殴ります。
呼吸が困難になったクリスチャンは意識朦朧で道に出て、バスに轢かれて死んでしまいます。パニックになったルースは警察に通報しようとしているところ、殴られてマーシャルに連れ去られてしまいます。その後、外が騒々しかったので、トニーはルースの家を訪ねると、ルースに何かあったことを確信します。
この世に私の居場所なんてないの結末
意識が戻ったルースにマーシャルは、クリスチャンが死んだことによって人手が足りないから強盗を手伝えと命令され、銃を渡されます。クリスチャンから、暖炉の金庫に大金が隠されているとの情報を得て、マーシャルはその金を狙っています。
現場は騒然としますが、結局金庫の中に金はなく、クリスたちはマーシャルに殺されそうになります。するとルースはそれを阻止します。そこにトニーが手裏剣を片手に助けにやってきます。しかし、トニーは強盗の女に刺されてしまいます。クリスは銃で撃たれ死んでしまい、奥さんは外へ逃げます。
ルースはトニーを抱え逃げます。しかし、マーシャルに目をつけられ森を逃げ惑います。ルースはなんとかマーシャルを殴り、その場を逃げ切ります。マーシャルは森の中で蛇にかまれてもだえ苦しみます。
クリスの奥さんの証言によって、ルースは罪に問われることはありませんでした。トニーはなんとか一命をとりとめ、ルースとその友達とバーベキューをするほどに回復をしました。
以上、映画「この世に私の居場所なんてない」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する