星に想いをの紹介:1994年アメリカ映画。聡明な数学者キャサリンに一目惚れしてしまった自動車整備士のエド。キャサリンの叔父アインシュタイン博士の協力のもと彼女のハートを射止めようと奮闘が始まります。ティム・ロビンスとメグ・ライアンが共演したロマンティックコメディ。名優ウォルター・マッソーが天才物理学者アインシュタインを茶目っ気たっぷりに演じています。
監督:フレッド・スケピシ 出演者:ティム・ロビンス(エド・ウォルターズ)、 メグ・ライアン(キャサリン・ボイド)、ウォルター・マッソー(アルバート・アインシュタイン)、スティーヴン・フライ(ジェームズ・モーランド)、 チャールズ・ダーニング(ルイス・バンバーガー)ほか
映画「星に想いを(1994年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「星に想いを(1994年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
星に想いをの予告編 動画
映画「星に想いを(1994年)」解説
この解説記事には映画「星に想いを(1994年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
星に想いをのネタバレあらすじ:起
舞台はニュージャージ州の田舎町。エド・ウォルターズの働く修理工場に一組のカップルが車の修理を頼みにやってきます。エドは助手席に乗っていた女性キャサリン・ボイドを一目みるやいなや雷に打たれたような恋に落ちてしまいます。運命的なものを感じ、彼女と結婚すると確信します。その後忘れ物の懐中時計を届けるためキャサリンの家を訪ねたエドでしたが、玄関先で出迎えてくれたのがアインシュタイン博士であると分かり痛く感激します。サイエンス雑誌を好んで読んでいるエドにとって博士は憧れの学者なのです。さらにキャサリンが博士の姪っ子だと知ってびっくりします。キャサリンへの思いを隠すことなく打ち明けたエドは博士にすぐに気に入られ、家に遊びに来ていた博士の学者仲間達ともすぐ打ち解けていきます。
星に想いをのネタバレあらすじ:承
キャサリンが実験心理学者のジェームズと婚約中だと知りつつ食事に誘ったエドでしたが、けんもほろろに断られてしまいます。しかしキャサリンは数学者としての研究を続けたい思いがある上、ジェームズから愛されているという実感が持てず、結婚を前に彼女の心は揺れていました。博士は頭でっかちなキャサリンにこそエドのような感情豊かな男が必要だと考えていました。博士たちはエドを知的な男に仕立てあげ、キャサリンの気を引こうと奮闘します。家に帰ってきたキャサリンは博士達からエドが核エンジンを搭載した宇宙船の実現化を思いついたと聞かされます。関心したキャサリンはシンポジウムで発表したいと言い出し、エドは勢いで承諾してしまうのでした。
星に想いをのネタバレあらすじ:転
博士が過去に書いた論文を手にエドは発表の場に立ちます。大勢の聴衆を前にして緊張で頭が真っ白になってしまいますが、聴衆席のキャサリンを見た途端何かに導かれるようにすらすらと論文を発表し、シンポジウムは無事に成功するのでした。その後のパーティーでキャサリンは亡父が発見したというボイド彗星の話をエドにし、娘が幸せにやっているか父が彗星に乗って見に来そうだと話します。しかしエドから今君は幸せなのかと尋ねられるとうまく答えることができないのでした。ソ連との宇宙開発競争が激しさを増す国内で天才学者が現れたと大きく報道され、エドは世間から広く認知されていきます。キャサリンもエドに急速に惹かれていきます。エドの鼻を明かしてやりたいジェームズは心理実験と称してエドに公開の知能テストを受けさせます。しかしここでも博士達の力を借りて、エドは見事に乗り切ります。博士とエドとともにヨットに乗ったキャサリンはもはや理性ではおさえなれないほどにエドを愛してることに気づき、二人は引き寄せられるように熱いキスをするのでした。
星に想いをの結末
エドはキャサリンを騙していることに罪悪感を感じ始めます。論文を作成したのは博士であり、科学の知識など皆無であることを伝えるべきか思案していたところ、宇宙船の試作品を待ち望む大統領までもがエドを訪ねてきてしまうのでした。しかし優秀な数学者であるキャサリンは論文の仮定が成り立たないことを見抜いていました。失望したキャサリンはエドを詐欺師だと罵ります。さらにジェームズによってエドが発表した学説が博士の30年前の未発表論文と同じであることが暴かれ、博士は関係者の前で事実を認めます。そして学説の仮定が成り立たないことを見抜いたキャサリンの数学者としての手腕を讃えるとともに、宇宙開発競争が無意味であることを説いていきます。エドは嘘をついてしまったことを謝り、キャサリンの前から去っていきます。二人をこのまま別れさせたくない博士達は遠隔操作でキャサリンの車をエンストさせます。キャサリンが困り果てているとエドが車の様子を見にやってきて、二人は仲直りします。そしてキャサリンは夜空に流れるボイド彗星に向かってエドを私の愛する人だと紹介するのでした。
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