いま、会いにゆきますの紹介:2004年日本映画。死んだはずの妻と再会し、奇妙な共同生活を送るという同名小説「いま、会いにゆきます」の映画化。「雨の季節になったら会いに行きます」。第28回日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを受賞しています。
監督:土井裕泰 出演:竹内結子(秋穂澪)、中村獅童(秋穂巧)、武井証(秋穂佑司)、浅利陽介(高校時代の巧)、平岡祐太(高校生の佑司)、大塚ちひろ(高校時代の澪)、美山加恋(小学生の佑司の同級生)ほか
映画「いま会いにゆきます」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「いま会いにゆきます」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「いま会いにゆきます」解説
この解説記事には映画「いま会いにゆきます」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
いま、会いにゆきますのネタバレあらすじ1
28、息子‘ゆうじ’を生むことでなくなってしまったお母さん‘みほ’。ある日息子はお母さんが自分のために作った絵本に‘雨の季節になったら会いに行きます’ということが書いてあることに気がつきます。それから1年後の‘雨の季節’である夏に空から雨と一緒にお父さんとゆうじの目の前に現れれたみほ。実は彼女が9年前の二十歳のときに交通事故にあったときに9年後である現在に時間の旅をすることになっていました。
いま、会いにゆきますのネタバレあらすじ2
つまり、現在現れたみほは息子やお父さんにまだ会ったことがない二十歳のときのみほであって二人に会ったことがないみほは6週間29歳の体験ができるようになっていました。まるで夢のような体験をして、二十歳のところに戻ったみほは、自分が結婚した相手と、自分の息子に会ってきて自分が28と言う歳で死んでしまうことがわかって衝撃を受けます。自分が愛した‘たくみ’という男の人に出会わなければ、自分が28と言う歳に子供を生まなければ自分が死ぬことはないかもと知れないと悩みます。
いま、会いにゆきますの結末
でも、みほは自分が愛する二人と会わないで長い人生を生きるより、二人に出会って短い人生でも幸せに生きることを決めます。たくみはいつも通っている病院の先生に’雨の季節‘に戻ってきたみほの話を正直に話します。先生は言います。“この世の中でそういう恋をする人はどのくらいいるんでしょう。会えば必ず恋に落ちてしまう、何回も、何回も”。最終的にみほが’雨の季節’が終わり現在から消えて、みほが二十歳の時に戻りたくみと出会いみほが死ぬまでの過程がでてこの映画は終わります。
いま、会いにゆきますのレビュー・感想
この映画は純粋に‘愛’という感情だけで‘恋’をする二人を描いていると思います。‘恋’に関する歌や映画などがあふれているこの世の中、‘恋’の仕方も昔と比べて開放的になっている最近。でも、現代の恋愛は純粋な感情だけではなく計算的な恋愛になっている気がします。でも、この映画のみほは自分に迫っている危機を知っているのにもかかわらず、自分の心、自分の感情が引かれるまま計算もしない、自分の危険も怖がらないで自分の本当の愛を選びます。この映画を見て、自分は今まで純粋に恋をして来たのか、これからも計算しないで誰かを純粋に好きになれるのかにたいして考えました。人間の感情がどんどん不在していくこの世の中で、一番大事なのは自分より守りたい存在があるかということだとこの作品をみて思いました。
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