映画「IN DREAMS 殺意の森」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
IN DREAMS／殺意の森の紹介：1998年アメリカ映画。バリ・ウッドの『Doll’s Eye』を原作としたサスペンススリラー作品です。ひとつの町が沈んで出来た人工湖の湖畔で夫や娘と暮らしていた女性が、自らの予知能力により町を揺るがす凶悪犯罪に巻き込まれていきます。
監督：ニール・ジョーダン 出演者：アネット・ベニング（クレア・クーパー）、エイダン・クイン（ポール・クーパー）、ロバート・ダウニー・Jr（ヴィヴィアン・トンプソン）、スティーヴン・レイ（シルバーマン博士）、ポール・ギルフォイル（ジャック・ケイ刑事）ほか
この解説記事には映画「IN DREAMS 殺意の森」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クレア・クーパー（アネット・ベニング）は、国際線旅客機パイロットの夫ポール（エイダン・クイン）や娘レベッカ（ケイティ・サゴナ）と共に人口湖の湖畔付近の住宅地でささやかな暮らしを送っていました。この人工湖は、1965年にひとつの町が沈んで出来た湖でした。クレアは近頃、毎晩のように悪夢にうなされていました。それは、どこかの荒れた町で少女が失踪するというものでした。しかし、仕事から帰って来たポールは全くクレアの話に取り合おうとはしませんでした。それでも、クレアから少女が連れ去られるのを見たと言われたポールは、警察でジャック・ケイ刑事（ポール・ギルフォイル）にクレアの話をしましたが全く相手にしてもらえませんでした。
ある日、レベッカが行方をくらましたことに気付いたクレアは、夢に出てきた少女がレベッカだと気付いて取り乱してしまいます。警察の捜索の結果、人口湖の底からレベッカの死体が発見され、強いショックを受けたクレアはポールの車で暴走した末に人口湖に転落してしまいます。幸いにも一命を取り留めたクレアは、今度はベッドに?がれた“ある男”の悪夢を見るようになりました。精神科医のシルバーマン博士（スティーヴン・レイ）の元で治療を受けることになったクレアでしたが、“男”の夢はその後もクレアの精神を蝕み続け、しかしポールにとってはクレアの話は全く信じがたいものでした。
シルバーマン博士はポールと相談し、クレアを精神科に入院させることにしましたが、クレアは今度は失踪した愛犬がポールを噛み殺すという夢を見てしまいます。ある時、クレアはポールを「カールトン・ホテル」なるところへ行かせないようシルバーマン博士に頼みますが、それが実在するのか不思議に思ったポールは既に廃墟と化していたホテルに辿り着いたところ、行方不明になっていた愛犬が突如襲い掛かってきました。その後、クレアはこの病室に毎晩夢に出てくる男、ヴィヴィアン・トンプソン（ロバート・ダウニー・Jr）が入院していたことを知ります。そしてクレアは、ヴィヴィアンがルビーという名の少女を狙っていることを予知して病院から逃走しました。シルバーマンはヴィヴィアンが水没した町の出身であることを突き止め、ケイ刑事と共にクレアの後を追ったところ、廃墟と化したカールトン・ホテルで愛犬に噛み殺されたポールの遺体を発見しました。
クレアはヴィヴィアンに会いに行き、連れ去られていた少女ルビーを発見しました。ヴィヴィアンはクレアに対し、自分は霊的な夢を見るクレアを家族にしたかった、ルビーは自分達の娘だと話しかけました。しかし、ルビーを逃がそうとしたクレアはヴィヴィアンに殴られて拘束されましたが、クレアはルビーと共に逃げ、ルビーは警察により無事保護されました。クレアはヴィヴィアンを人工湖に誘き寄せて警察のヘリに狙撃させ、二人は人工湖へ転落しました。溺れゆくクレアは意識の中でレベッカに呼びかけられ、レスキュー隊に無事保護されました。ヴィヴィアンは連続殺人の罪で逮捕されて有罪となりますが、心神喪失と判断されて死刑は免れました。しかし、収監されたヴィヴィアンは毎夜クレアに脅される悪夢を見続けており、これからも悪夢に苛まれ続けることでしょう。
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