インフェルノの紹介:2016年アメリカ映画。病院で目覚めたラングドン教授は数時間の記憶を失くしていた。自分が何故そこにいるのかも分からない、さらに突然謎の人物が教授を襲撃する。教授は何者かに狙われていた。その場に居合わせた医師シエナと共に逃げる教授は失くした記憶と少ないヒントで事件の真相を探ろうとする。そこで手に入れたキーワードはダンテの地獄編だった。トム・ハンクスが主演を務めるダン・ブラウン原作小説の映画『ダ・ヴィンチ・コード』、『天使と悪魔』に続くシリーズ第3弾。
監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス(ロバート・ラングドン)、フェリシティ・ジョーンズ(シエナ・ブルックス)、イルファン・カーン(ハリー・シムズ)、オマール・シー(クリストフ・ブシャール)、ベン・フォスター(バートランド・ゾブリスト)、シセ・バベット・クヌッセン(エリザベス・シンスキー)、ほか
映画「インフェルノ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インフェルノ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
インフェルノの予告編 動画
映画「インフェルノ」解説
この解説記事には映画「インフェルノ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インフェルノのネタバレあらすじ:1.幻覚
激しい幻覚にうなされるラングドン教授は気が付くと病院のベッドに横たわっていた。頭の痛みと幻覚、病室の光にも強く反応してしまう自分の身に一体何が起こったのか彼には分からなかった。そこに姿を現したのは一人の女医。彼女はラングドンを世話しながら何故こうなったのか聞き出そうとした。しかし彼はここ数時間の記憶を失っていた。今日が何曜日で自分がどこにいるかさえもわからない。最後の記憶は自信が教鞭を振るう大学のキャンパスだった。彼のいる病院はフィレンツェにあった。その事実も分からなかった。突然病室に地元警官が一人姿を現した。現れた女警官は廊下の向こう側から突然一人の男性職員に発砲、ラングドンのいる部屋へと向かってきた。その場にいた女医は慌てて部屋を施錠、ラングドンを連れて別の入口から二人で逃走を図った。
インフェルノのネタバレあらすじ:2.バイオチューブ
再びラングドンは気を失ってしまった。そして目が覚めた時彼はある部屋のソファに横たわっていた。そこはあの女医の住むアパートだった。彼女の名はシエナ、とっさの行動でラングドンを連れ出した。すぐに警察に連絡しようと考えたが先ほど襲ってきたのが警察だった、そのため二人は一度考えてから領事館に連絡を入れることにした。ラングドンは今だ激しい幻覚と頭痛に悩まされていた。頭に浮かぶのはこの世のものとは思えない光景、それはまさに地獄だった。シエナはラングドンに着替えを促した。そして自分の持っているシャツなどを貸した。バスルームから出てきた彼は手に何か筒状の物を握っていた。それは彼の上着から出てきた物だという。シエナはそれに見覚えがあった。それは危険物を運ぶための容器「バイオチューブ」と呼ばれるものだった。その筒の側面には指紋認証がある。ラングドンは自分の持ち物かもしれないと開けてみることにした。
インフェルノのネタバレあらすじ:3.地獄の見取り図
中に入っていたのは不思議なスコープ。降ると先端カラカラと音がし先端が光った。そこから映しだされたのはある有名な絵だった。それは詩人ダンテのインフェルノを基に描いた「地獄の見取り図」。よく見るとそこには何者かによって文字が書き加えられていた。アルファベット、文章、そしてある名前が。書かれていたゾブリストという名前をインターネットで調べてみると辿り着いたのは人いの大富豪の男だった。彼の主張がユーチューブにアップされていた。そこで彼はこういっていた。人口は増えすぎた、地球を守るには減らさなければいけない。ゾブリストは大量殺人を計画している、二人にはそう感じた。さらに数日前にゾブリストは自殺していた。それが何を現すのか。思いつくのは彼の意思を継ぐ者の存在。もしそれが本当だとしたら人類に残された時間は多くはない。
インフェルノのネタバレあらすじ:4.謎の追手
二人を追うのは先ほどの警官だけではなかった。地元警察からWHOの人間まで、彼らはラングドンを捕まえようと躍起になった。二人は地獄の見取り図で見つけたヒントを元に各地を回り情報を集めた。そしてついに明らかになったのはゾブリストの計画。彼が用意したのは人類を絶滅の危機へ追いやるウィルスの存在だった。彼はそれをどこかに隠していた。追手から逃げながら手がかりを探す二人の前に一人の男が接触してくる。ブシャールと名乗るWHOの職員の彼はこれまで二人を追っていた人間の一人だった。しかし突然一人になり二人に接触、ブシャールはゾブリストによる大量殺人から世界を救おうとしているらしい。さらに彼はラングドンの記憶を消した存在に心当たりがあるという。こうして3人は共に列車に乗ることになった。
インフェルノのネタバレあらすじ:5.ゾブリストの意思を継ぐ者
列車に乗りしばらく進むとトンネルにさしかかった。すると突然ラングドンはまた強烈な頭痛に襲われた。そしてトンネルを抜けると同時に机に伏せてしまう。シエナはブシャールに水を買ってくるよう頼む。彼が席を立つとラングドンはシエナに囁いた、ブシャールは敵だ。二人はブシャールを襲い列車から逃走。目的の場所までやってくる。しかしそこでラングドンは自身が間違いを犯したことに気付く。本当の目的はここではなかった。二人がいたヴェネツィアではなくトルコのイスタンブール。しかしそれが判明した時既に階下にブシャールが迫っていた。ラングドン達は逃げるため地下へと潜った。地下から地上へと出られる場所を発見した二人、少し高い位置にあるそこから出るため教授はシエナを担ぎ先に彼女を外にだした。そして自分も彼女に続こうとした、しかしシエナは扉を閉めラングドンの手を放した。彼女こそゾブリストの意思を継ぐ存在だった。そして彼女はかつてのゾブリストの恋人だった。
インフェルノのネタバレあらすじ:6.捕縛されたラングドン
彼女に裏切られブシャールに捕まってしまったラングドン。廃墟で二人になり酷い拷問を覚悟した、その時何者かがブシャールを背後から襲い殺してしまう。現れたのはシムズという自称便利屋。彼もまたゾブリストのウィルスを探していた。そしてラングドンと協力することになった。廃墟を出たラングドンの前に現れたのはエリザベス。彼の過去の人物であり数日前記憶を失くす直前に会っていた信頼できるWHOの人間だった。3人は共にウィルスを見つけ大量殺人を未然に防ぐためイスタンブールへと向かった。辿り着いたのは地下の空間。そこではコンサートが行われており中も地上も人で溢れていた。ウィルスには爆薬が仕込まれている、ここで爆発すれば大惨事になるのは間違いなかった。さらにもしウィルスが世界に広がれば一週間以内に人類の95%は死滅する、なんとしてもシエナより先に見つけなければならなかった。
インフェルノの結末
会場がパニックに陥る中エリザベスはついにウィルスの入った袋を発見する。そしてラングドンもまたシエナの姿を見つける。なんとか説得するも彼女の意思は強固だった。そして起爆装置である携帯のスイッチを押してしまった。しかし何も反応がない、ラングドン達がここに入る前にこの周辺の電波は切られていた。それに気づいたシエナは足元に広がる池に飛び込んだ。そして直接爆薬を手で作動させた。激しい爆発音と共に爆風が会場を駆け巡った。そして二つ目の爆薬も爆発を起こす。ウィルスはぎりぎりの所で専用の容器に移されたため無事だった。何人かの犠牲者は出たが世界の大量殺人は免れた。その後ラングドンはフィレンツェのある宮殿へと足を運んでいた。そこでラングドンは先日盗まれて空になったデスマスクの容器にこっそりとデスマスクを戻した。
以上、映画インフェルノのネタバレあらすじと結末でした。
ダ・ヴィンチ・コードシリーズのあらすじ一覧
ダ・ヴィンチ・コードのネタバレあらすじ(2006年)
天使と悪魔のネタバレあらすじ(2009年)
インフェルノのネタバレあらすじ(2016年)
続いて、より詳細なネタバレあらすじを解説します。
ダヴィンチコード三部作続けて観ました
どれもどんでん返しや裏切り善人が悪で怪しいと思ったら味方だったり結構おもしろかった
ダヴィンチと悪魔は宗教がらみだったが
インフェルノは世界の人口問題とウイルス
どれもヨーロッパの歴史的建造物や絵画彫刻が素晴らしい 男性の裸体彫刻のイチジクの葉のエピソードやガリレオガリレイ ダンテにベアトリーチェなどの逸話も勉強になりました