映画「グッドボタン 暴走する若者たち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
グッドボタン 暴走する若者たちの紹介：2020年アメリカ映画。SNSで人気者になりスクールカーストを賭けた戦いをする若者たちは、人気上位の同級生を蹴落とし始める。数多くのグッドボタン欲しさに若者たちの行動はどんどんエスカレートしていき、不注意で同級生を転落死させてしまうのだった…。
監督：ニック・エヴァーハート 出演者：ニッキー・ウェラン（グウェン）、マッケンジー・ヴェガ（ケリー）、ローラ・ウィッジンズ（マディ）、ケイティ・チャング（エヴァ）、ウィル・ペルツ（カート）、カーラ・ロイスター（サーシャ）、ほか
この解説記事には映画「グッドボタン 暴走する若者たち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
転入生のケリーは、いくつもの里親を転々としていた。そんな彼女を気にかけるケリーと友達のエヴァ。里子のため愛情に飢えていたケリーは、欲しいものは何でも手に入りＳＮＳ上でも人気がある同級生のサーシャに強い嫌悪感を抱き、ＳＮＳ上でサーシャを挑発し始める。
新しい義父のダニーに性的な目で見られていることに嫌気がさしたケリーは、ダニーの酒に薬を混ぜた。ただ懲らしめるつもりだったのだが、薬の量を誤りダニーは亡くなってしまう。
酒の大量摂取による自殺として片付けられたのだが、ケリーはダニーの死をもＳＮＳで利用した。
サーシャへのいじめも次第にエスカレートしていく中で、親友のためとマディも加担し始める。校長の連絡でマディの母グウェンは、マディがいじめに加担していることを知り失望し携帯を没収し、外出禁止にした。
自室にこもったマディだったが、窓の外からケリーに呼び出され部屋を抜けだした。ケリーたちが向かった先は崖の上だった。フォロワーを増やしたいケリーはエヴァに、崖の上で目をつぶって歩くよう指示する。しかし途中、足を滑らしたエヴァは崖から転落してしまう。助けを呼ぼうとしたマディだったが、ケリーに止められ何事もなかったように家へと引き返した。
次の日、川沿いでエヴァの車と死体が見つかった。サーシャのロッカーから川付近の泥のついた靴が見つかり、サーシャは警察へと連行された。ケリーの仕業と悟ったエヴァは恐怖を感じる。
一方、マディの母グウェンは会社の上司であるサーシャの父ジャックに解雇を命じられる。
その晩、マディの携帯にメールを入れたケリーは、マディのふりをしてグウェンがメールの返信をしていることに気づき、あたかもマディが教師と親密な関係になっているように思わせ、教師の机の中に、ケリーの下着に手紙を添えて入れた。
翌日、校長が教師とマディを問いただし、教師は停職処分となった。その姿を笑いながら見ていたケリーに頭にきたマディは、つかみ合いの喧嘩をする。マディを引き離したグウェンは、腑に落ちない点があり、マディを送った後、ケリーを乗せてケリーの自宅へと向かい、崖の上の映像を見せられる。
真相を知られたくないケリーはグウェンの頭を殴打し、クローゼットに隠した。その頃、マディはカートにお願いして、崖の上の事故の一部始終を映した映像を見つけてもらい、復元することに成功した。
警察から戻ってきたサーシャとマディは手を組み動画をSNSにアップし、事故現場に来るようケリーを呼び出したのだった。
事故現場で待つ二人の前にやってきたケリーにマディは、エヴァの事は事故であり真実を話そうと説得する。しかしケリーは、養父を殺してしまったこと、グウェンを殴打したことなどを自供し、もう戻れないと泣き出した。
エヴァの死も、掴んでいた手を離し、落ちても一命を取り留めると思っていた。と話すマディは隠れていたカートへと合図を送った。カートは話の一部始終を録画していて、その映像はSNSにてライブ配信されていた。
裏切られたと思ったケリーはマディへと襲い掛かった。そこへグウェンが現れ、「過ちを犯しても人生はまたやり直せる。」とケリーを説得したのだった。ケリーは警察へと連行された。
あれから月日は経ち、マディは、カートと共に卒業式のダンスパーティーへと向かうのだった。
以上、映画「グッドボタン 暴走する若者たち」のあらすじと結末でした。
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