映画「アイリッシュ・ウィッシュ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイリッシュ・ウィッシュの紹介：2024年アメリカ映画。人気作家ポールのゴーストライターである、出版社のマディはポールからの告白をいつも待っています。しかしポールはマディの同僚のエマと結婚することになります。二人の結婚式に呼ばれアイルランドへ行ったマディは、緑の服を着た女性に会い願いの叶う椅子でポールと結婚したいと言います。するとエマとポーエウの結婚式が、マディとポールの結婚式に変わっていたのです。夢をかなえることができる魔法にかかった女性が真実の愛を見つけるファンタジーラブコメディです。
監督：ジャニーン・ダミアン 出演：リンジー・ローハン（マディー・ケリー）、エド・スペリーアス（ジェームズ・トーマス）、アレクサンダー・ヴラホス（ポール・ケネディ）、アイシャ・カリー（ヘザー）、ジェーン・シーモア（ローズマリー・ケリー）、エリザベス・タン（エマ・テイラー）、ジャシンタ・マルケイ（オリビア・ケネディ）ほか
この解説記事には映画「アイリッシュ・ウィッシュ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人気作家ポール・ケネディの新作発表会が開かれています。出版社のマディが会場にやってくると、同僚のヘザーとエマが「あの本、あなたが書いたんでしょう。私なら暴露するけどね」と言います。マディは「それでいいのよ」と答えます。マディはポールのゴーストライターですが、彼の事が好きでずっと告白されるのを待っているのです。
ポールはマディを見つけると「大事な話があるんだ、バーで待っている」と言います。マディは高校の校長をしている母のローズマリーに「ポールに告白されそう」と電話してしまいます。完全に告白されると思ったマディは期待に胸を膨らませてバーに行きます。ポールの口から出たのは「次の作品も手伝ってほしい」という言葉でした。
期待しすぎたマディはがっくりしたままパーティーに出ます。するとポールはエマの事が好きなようで、エマとずっと話しながら飲んでいます。エマもポールの事が好きで、マディに「ポールのことどう思う？」と聞いてきます。マディは「あの人は誰にでも優しいから注意した方がいい」と忠告しますが、少ししてポールとエマから結婚式の招待状が届きます。場所はポールの実家のアイルランドのモハーの断崖近くのお城のような家です。
空港に着くと荷物がありません。皆に先に行ってもらい荷物を探していると、ジェームスという青年の荷物を間違って持っていこうとしてトラブルになります。結局荷物は見つからないまま、マディはバスに乗ります。すると隣の席にジェームスが乗って来ました。マディは持っていたポールの本を落としてしまいます。それを見たジェームスは「ファンなの？」と聞きます。「そうじゃない」と答えるマディに、ジェームスは「前作を読んで懲りた」と言います。マディは「この本の出版社の人間よ」と言ってバスを降りました。
ポールの実家に着いても、ポールとエマのラブラブぶりを見せられるだけで全く面白くないマディは、綺麗な桜の咲いた場所を見つけて小川を渡ります。桜の木の下には石で作られたベンチがあります。マディはベンチに座ると母に電話をして「ポールと結婚したかったわ」と本音を言います。そこへ緑の服を着た中年女性が現れます。「ここに座りなさい。これは願いがかなう椅子よ。さあ願いを言ってごらん」と言います。マディは言われるがまま「ポールと結婚したい」と言います。すると女性は嵐を起こしてマディを眠らせます。
マディが目覚めるとポールの家の中の寝室でした。バスルームへ行くとポールが全裸で立っています。驚いたマディが部屋から出るとヘザーとエマがやって来ます。二人と話をして、自分はポールと結婚式をするために来たことを知ります。願いが叶ったのです。リビングにいくと、ポールの母のオリビアが結婚式の段取りを口うるさく言ってきます。
ジェームスは世界中を旅しながら撮影するカメラマンで、本屋で来店者記念に当たりポールの新作をプレゼントされます。店を出ると、今から行く予定の羊祭りが中止になっているポスターを見つけます。近くには、あの緑の服の女性がいました。町でオリビアらと衣装合わせをしていたマディが緑の踏むの女性を見つけて、走って追いかけます。
道路に飛び出したマディは、赤いオープンカーにぶつかってはずみで乗ってしまいます。その車にはジェームスが乗っていました。マディは「また貴方なの？」と言いますが、過去も変わっていてジェームスは「初めて会ったんだけど」と答えます。そこへオリビアがやってくると、カメラを持ったジェームスを見て「結婚式のカメラマンをやってほしい、ギャラは3倍出すわ」と言って、ジェームスは引き受けます。その夜、ベッドの中でポールがマディに迫ります。憧れているだけのポールの行為にびっくりしたマディは、ポールの顔を殴って股間を思いっきり蹴ってしまいます。
翌日はポールとマディの撮影をモハーの断崖でやる予定でしたが、ポールが動けずマディが一人でジェームスと行きます。断崖を歩きながら色々な話をします。夕方になって車で帰りますが、嵐になってしまいます。道の途中が倒木で通れません。ジェームスは「パブへ行こう」とマディを誘って入ります。そこはジェームスが過去に何度も行った店で顔なじみばかりです。
陽気な雰囲気の中、二人は酒を飲んで身の上話をします。ダンスの時間になり、二人は時を忘れて踊ります。やがてお互い魅かれあっていることに気づきますが、マディの理性が働きそれ以上の進展はさせません。結婚式に呼ばれていたローズマリーは寝すぎてしまって飛行機に乗り遅れます。何とかしようと空港で教え子だった女性に頼みこみます。
翌朝、車のエンジンがかからず、ジェームスとマディは泥まみれになりながら車を押してエンジンをかけます。ポールの家では結婚式のリハーサルが、マディの代わりにエマで行われています。やっと帰ってきたマディは泥まみれです。エマと交代してポールとキスするシーンで、マディはステンドグラスに描かれた女性が緑の服の女性だと知ります。神父に聞くと「聖ブリジットだ」と言います。
リハーサルが終わるとパーティーです。しかしマディはジェームスの事が気になって落ち着きません。途中で抜け出したマディはジェームスに会いに行きます。ジェームスはマディが結婚を後悔していることに気づきます。ジェームスは色々話した後で「結婚式の撮影が終わったらボリビアに行く」と言います。マディはジェームスを引き留めますが、ジェームスは「君は結婚するんだろう」と言っていなくなります。
その夜、ポールは「明日は結婚式だ。今日は別々の部屋で寝よう」と言います。ジェームスはゲストルームで、撮影したマディをずっと見ています。マディはポールに頼まれた誓いの言葉を考えますが、思い浮かばず外を見ます。するとポールとエマが何か話しています。「今日は楽しかったよ」と言うポールの言葉に、エマが泣いていました。空港でローズマリーが誰かの足につまづいて骨折して、結婚式に行けなくなります。つまづかせたのは聖ブリジットでした。
翌朝、マディはジェームスに会いに行きます。ジェームスはマディに「君は心から喜んでいない」と確信をつきます。マディは「そんなことはないわ、私の夢はポールとの結婚よ」と答えます。その様子を散歩していたポールが見てしまいます。
来賓者たちが高級車で続々やってきます。ウエディングドレスを着たマディは神父に「私間違えたかもしれない、聖ブリジットに頼んだの」と言います。神父は「聖ブリジットは遊び心が多く、間違ったものをくれる」と言います。マディはエマを呼ぶと「ポールと愛し合っているでしょう？」と聞きます。エマは「生まれ変わったら一緒になりたい」と言ったのです。
結婚式が始まると、マディはウエディングドレスを脱いで入って来ます。「私はポールを愛していない。結婚すべきはエマよ。二人は愛し合っているわ」と言います。ポールはジェームスを見て「エマは関係ない！お前だな！僕の花嫁を盗んだのは」と言います。するとジェームスは「君はマディの本を盗んだだろう」と言い返します。「あれば僕が書いたんだ！」とポールが言うと、マディが「私が書いたものよ」と言って修羅場になってしまいます。
ジェームスが結婚式場を出て行きます。追いかけたマディはジェームスにプロポーズしてキスします。それでもジェームスは車に乗って帰ってしまったのです。マディは車を走らせて桜の木の下へ行きます。そして聖ブリジットを見つけると「元に戻してよ」と言います。ブリジットは「願いが叶ったでしょう」と言って消えます。マディは石に座って「願いを取り消して」と言います。
するとマディはポールのエマの結婚式当日に戻ります。華々しい結婚式の中、ジェームスを探しますがいません。ポールは「次の作品も書いてくれ」と頼みます。マディは「書かないわ。自分で書いて！私は自分の本を書くから」と言って出て行きます。マディはジェームスと二人で行った町を探します。
マディはジェームスを見つけて「ボリビアに一緒に付いて行く」と言います。するとジェームスは「君と出会ってボリビアに行くのをやめた」と答えます。マディはジェームスに「モハーの断崖へ行こう」と誘います。「私はあなたのことを何でも知ってるわ」と言って断崖を歩きながらジェームスから聞いた話をしました。
以上、映画「アイリッシュ・ウィッシュ」のあらすじと結末でした。
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