ザ・ウォード/監禁病棟の紹介:2010年アメリカ映画。放火によって捕まったクリステンは精神病院の隔離区域に連れていかれ、そこで亡霊を見るも誰にも信じてもらえない。入院している少女達が亡霊の手にかかり次々と姿を消していく中、クリステンは亡霊から逃れる為に脱走を試みるが・・・。ジョニー・デップとの結婚、離婚で話題となったアンバー・ハード主演のホラーサスペンス作品。
監督:ジョン・カーペンター 出演:アンバー・ハード(クリステン)、メイミー・ガマー(エミリー)、ダニエル・パナベイカー(サラ)、ローラ=リー(ゾーイ)、リンジー・フォンセカ(アイリス)、ミカ・ブーレム(アリス)、ジャレッド・ハリス(ストリンガー)、ダン・アンダーソン(ロイ)ほか
映画「ザ・ウォード/監禁病棟」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・ウォード/監禁病棟」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・ウォード/監禁病棟の予告編 動画
映画「ザ・ウォード/監禁病棟」解説
この解説記事には映画「ザ・ウォード/監禁病棟」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・ウォード/監禁病棟のネタバレあらすじ:起
少女がマッチをすり、家を燃やします。その少女には捜索願がでており、かけつけた警察官に取り押さえられノースベンド精神病院の制限区域に連れていかれます。看護婦は少女のカルテを見て「今度はクリステンね」と言い、“タミー”と書かれた名前を消して“クリステン”と部屋の前に書きました。また、その病院にはクリステンの他にエミリー、アイリス、サラ、ゾーイの4人の少女が入院していました。クリステンはストリンガー医師と面会します。そこで放火した家の住所がクリステンの手に書かれていたと教えられますが、クリステンには覚えがありません。ある日、クリステンがシャワーを浴びていると、その背後に干からびた亡霊のような女性が現れクリステンを襲います。クリステンの悲鳴を聞いて看護婦がかけつけますが、亡霊の話は信じてもらえず鎮静剤を打たれます。そしてそのままストレッチャーに乗せ連れていかれた先で、電気ショック療法を受け意識を失うのでした。
ザ・ウォード/監禁病棟のネタバレあらすじ:承
クリステンが談話室でエミリーに以前に部屋を使っていたタミーのことを聞くと、タミーは最後に退院した子で消えてしまったのだといいます。そこに絵を描くことが好きなアイリスが、退院が決まったと喜んで入ってきます。他の子達は本当に出られるのか疑いますが、アイリスは医師との面接を受けに行きます。しかし、医師との面接を終えたアイリスは忽然と姿を消してしまうのでした。姿を消したアイリスは処置室で拘束されており、そして鋭利な器具を握った亡霊の手が無残にもアイリスの目を貫くのでした。アイリスがいなくなったことに少女達は気づきますが、病院の関係者は誰もアイリスのことを教えてくれません。手がかりを探すクリステンはアイリスが残したスケッチブックを見つけます。そこには、アリスという名の少女と、“アリス・ハドソン”と書かれたシャワー室で襲ってきた亡霊の絵が載っていました。
ザ・ウォード/監禁病棟のネタバレあらすじ:転
クリステンは医師にアリス、アイリス、タミーのことを尋ねますが、自分で見つけるように返されます。同じように皆にもアリスのことを聞きますが、知らないと言われます。その夜クリステンは脱走することを決意し、エミリーと共に病院から抜け出そうとします。脱走がばれたクリステンとエミリーは遺体安置所に逃げ込みますが、そこで再び“亡霊のアリス”が現れクリステンは意識を失います。そして目覚めたクリステンは、もう一度逃げる計画を立てるのでした。その頃、サラは“亡霊のアリス”に捕まり、電気で焼かれて既に命を落としていました。そうしてサラもいなくなり、クリステンは怯えるゾーイにアリスのことを再び尋ねます。
ゾーイは遂に「アリスがあまりにも暴力的な為、タミー、サラ、アイリス、エイミーでアリスを殺した」と自分たちがしたことを話します。脱走前にアリスへの恐怖で混乱したエミリーがナイフでリストカットをしようとしますが、“亡霊のアリス”によって喉を掻き切られてしまいます。
ザ・ウォード/監禁病棟の結末
クリステンは見回りの看護婦を閉じ込めゾーイを連れて病院を逃げ出します。しかし、ゾーイも途中で血痕を残して消え、その先でクリステンは“亡霊のアリス”と対峙します。“亡霊のアリス”の圧倒的な力に振り回されるクリステンでしたが、非常用の斧でついに“亡霊のアリス”をしとめます。医師の部屋へと進んだクリステンは机の上にあるカルテを読みます。そこには「催眠療法・電気ショック・人格6クリステン」の文字があり、クリステンは医師から「君の名はアリス・リー・ハドソン」だと言われ、真実を教えられるのでした。11歳の時に自宅から誘拐されたアリスは、最初に放火した家の地下で二か月幽閉されていました。その時に負った心的外傷により人格がタミー、アイリス、サラ、ゾーイ、エミリー、クリステンに分裂し、分裂した人格がアリスを乗っ取ったというのです。「今こそ別れを告げろ」と医師が言うと再び“亡霊のアリス”が現れ、クリステンと共に窓から落ちていきました。ベッドで目覚めた少女は本来のアリスの姿をしており、両親に向かって「ママ、パパ」と呼びかけ穏やかな顔をしています。しかし、退院を待つアリスが収納ドアを開けた瞬間、“クリステン”がアリスに飛びかかってきたのでした。
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