キリングミーソフトリーの紹介:2001年アメリカ映画。運命に引き寄せられるように激しい愛で結ばれたアリスとアダム。しかし謎多きアダムにアリスは次第に不信感を募らせ、彼の秘密を暴こうと動き始める。「さらば、わが愛/覇王別姫」のチェン・カイコー監督による官能的なサスペンス映画です。
監督:チェン・カイコー 出演:ヘザー・グレアム(アリス)、ジョセフ・ファインズ(アダム)、ナターシャ・マケルホーン(デボラ)、イアン・ハート(ダニエル)、ジェイソン・ヒューズ(ジェイク)、ヤスミン・バナーマン(ジョアンナ・ノーブル)ほか
映画「キリング・ミー・ソフトリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キリング・ミー・ソフトリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キリングミーソフトリーの予告編 動画
映画「キリング・ミー・ソフトリー」解説
この解説記事には映画「キリング・ミー・ソフトリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キリング・ミー・ソフトリーのネタバレあらすじ:起
舞台はロンドン。WEB制作会社で働くアメリカ人女性アリスは、ある朝、会社に向かう交差点である男性と信号機を押す手が触れ合い、一目惚れをします。優しい恋人ダニエルがいるにも関わらず、アリスは男性に強く惹かれ、会社を抜け出し彼の後を追います。そして本屋で男性と再会すると、名前も知らないまま彼の自宅で関係を持ってしまいます。アリスは一夜限りの過ちと自分に言い聞かせようとしますが、どうしようもなく男性に惹かれていきます。
本屋で男性の写真が掲載された書籍を見たアリスは、彼が有名な登山家のアダムだと知ります。再びアダムの家を訪ねたアリスは彼との刺激的な性行為に溺れ、互いに強く惹かれ合っていることを確認します。アダムは登山中の滑落事故により愛する恋人を失ったことをアリスに告白します。アリスは同棲するダニエルと別れ、家を出る決意をします。
追いすがるダニエルを置いてアダムの家へ押しかけるアリスですが、彼は不在で部屋にはアダムの姉デボラがいました。アリスを気に入ったデボラは弟はとても一途な性格なのであなたを一生大切にするだろうと太鼓判を押します。アリスはアダムとともに暮らし始めます。
キリング・ミー・ソフトリーのネタバレあらすじ:承
ある日、友人とショッピングしていたアリスは街で暴漢に襲われ、財布を奪われてしまいます。顔を傷つけられ呆然と座り込むアリスの前に現れたアダムはあっという間に暴漢を取り押さえ、殴り倒します。アダムはアリスを抱きしめプロポーズします。
この頃から無言電話やアダムを中傷する謎の怪文書が届き始めます。不安に駆られたアリスはアダムに相談しますが、アダムはくだらない嫌がらせだと一蹴します。アダムを深く愛するアリスは彼を信じてついていくことにするのでした。アダムとアリスは小さな教会で結婚式を挙げます。庭園にある天使の像の前で裸になりアダムに写真を撮られるアリス、幸福な新婚生活の始まりに思われました。
アリスはアダムに委ねるまま刺激的な性行為に溺れていきます。ある晩、アダムはアリスを連れて登山家連盟のパーティーに出席します。二人は皆から祝福され、アリスはデボラから結婚祝いに美しいペンダントをプレゼントされます。
キリング・ミー・ソフトリーのネタバレあらすじ:転
ある日、アリスはアダムを取材していた記者ジョアンナからアダムから性的暴行を受けたと訴える投書が来たことを知らされます。アリスは新聞記者になりすまし投書をした女性に会いに行きます。女性は当時まだ若くアダムに抵抗できなかったこと、その現場には姉のデボラもいたことを語り始めます。アダムへの疑念を膨らませるアリスは、アダムが決して開けようとしない鍵のかかったクローゼットを開けてしまいます。そこにはアデルという人妻とアダムの不倫を匂わせる手紙の数々が隠されていました。
アリスはアデルの暮らす家を訪ねますが、部屋に招き入れてくれたのはアデルの母でした。アデルは8か月前から行方不明になっていると言います。裸のアデルが天使の像の前で佇んでいる写真を見たアリスは、アダムと式を挙げた教会で撮影されたに違いないと確信します。アダムがアデルの失踪に関わっているのではないかという疑惑を深めたアリスは、アデルとの手紙を見てしまったことを彼に打ち明けます。アダムは自分を信じようとしないアリスに苛立ち、彼女を拘束しますが、一瞬の隙をつきアリスは部屋から抜け出すことに成功します。
キリング・ミー・ソフトリーの結末
警察に助けを求めますが、アダムが英国を代表する有名な登山家であることやアデルを殺害したという証拠が一つもないことから、アリスの話は信じてもらえません。しびれを切らしたアリスは今度はデボラに助けを求めに行きます。そしてアダムが殺人者であるかもしれないと訴えると、デボラは前の恋人の死亡事故もアダムが故意に起こしたものだったかもしれないと語り始めます。
アリスは教会にアデルの死体が埋まっているに違いないとデボラに訴え、二人は教会へと車を走らせます。デボラは怪文書を送り続けたのが自分であることを打ち明けます。アダムの本性に気づいてほしかったからだという言葉にアリスはすっかりデボラを信じ込んでいきます。天使の像の下を掘り起こすと白骨化した女性の遺体が見つかります。さらに土の中にはアリスがデボラからプレゼントされた物とまったく同じペンダントも埋まっていました。アリスがデボラを問い詰めると、デボラはアダムと別れようとしないアデルが憎く殺害したと自白します。
デボラはアダムに歪んだ恋愛感情を抱き続けてきました。本性をあらわしたデボラは弟は自分のものだと主張し、アリスの首を絞め始めます。さらにスコップを振り上げアリスに襲い掛かろうとしますが、そこに駆け付けたアダムがデボラを殴り、デボラはその場にうずくまります。アリスを探し始めるアダムをデボラが背後から襲おうと迫りますが、アリスが銃で彼女の胸を撃ちぬくのでした。アリスとアダムの関係は終わりを告げました。
2年後、アリスは空港で偶然アダムとすれ違いますが、言葉を交わすことはありませんでした。アリスは身を焦がすような恋は長くは続かないものだと実感するのでした。
以上、映画「キリング・ミー・ソフトリー」のあらすじと結末でした。
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