君を忘れない FLY BOYS,FLY!の紹介:1995年日本映画。第二次世界大戦、特別飛行隊に召集された若いパイロットたちの物語。戦争を題材にしている中では言葉遣いが現代風で、厳しい時代の日本とは違ったライトな作品。
監督:渡邊孝好 出演:木村拓哉(上田淳一郎)、唐沢寿明(望月晋平)、松村邦洋(高松岩男)、袴田吉彦(早川乙彦)、反町隆史(三浦草太)、池内万作(佐伯正義)、高嶋政宏(小沢啓二)、ほか
映画「君を忘れない」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「君を忘れない」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「君を忘れない」解説
この解説記事には映画「君を忘れない」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
君を忘れない FLY BOYS,FLY!のネタバレあらすじ:起
海軍史上最年少で総司令部入りをしたという望月晋平大尉(唐沢寿明)は特別飛行隊の隊長として日本の南端に位置する蓑屋航空基地に着任する。集められた部下は、整備兵あがりの森誠(堀真樹)、パイロットとは思えない巨体の高松岩男(松村邦洋)、東京帝国大学卒の早川乙彦(袴田吉彦)、無口で変わった雰囲気の佐伯正義(池内万作)、輝かしい戦歴をもつ三浦草太(反町隆史)、望月とは兵学校の2期後輩の上田淳一郎(木村拓哉)、いずれも風変わりな面々である。
君を忘れない FLY BOYS,FLY!のネタバレあらすじ:承
出撃命令を待つなか、訓練の合間に思い思いの日々を過ごす隊員達。束の間の青春、反発しながらも隊員の仲は深まっていく。望月は特攻を考案した父に反発し、総司令部からの帰還命令を無視し基地にとどまる。戦況は刻一刻と悪化していき、ほかの特攻隊は次々と出撃していく。出撃を望む三浦は、何度も仲間を見送ってきた辛い経験を吐露するも、望月は出撃を許さない。
連日の訓練で飛行スキルもあがり、ある日隊員たちは3日の休暇を与えられる。隊員たちは出撃を予期する。三浦は祖母に会い、早乙女は恋仲になった遊女と過ごす。駅で三日間待ち続けた佐伯は最後の日にやっと妻と幼い息子に会えた。望月は何も言わず別れた婚約者を想うも、会うことはなかった。
君を忘れない FLY BOYS,FLY!のネタバレあらすじ:転
望月隊についに出撃命令が下される。早乙女は夜に抜け出して、遊女へ会いに行ってしまった。朝になって脱走兵として戻ってくるも、望月がかばい大事にはならなかった。だが、そのやり取りで、上田が海兵学校首席で卒業したことが明かされる。上田は首席でありながらも特攻出撃から2度も戻っていたのだ。望月は出撃前に父である上官より、戦果確認機として望月に出撃後に帰還するよう命令されるが、反発し別の者をあてると言い放ち出ていく。
君を忘れない FLY BOYS,FLY!の結末
最後の夜、望月は、隊員らに自分たちは何のために死んでいくのかと問われる。俺たちは間違っていない、守らなきゃいけないもののために命を懸けるという点で敗北ではない、と答える。隊員たちは納得し、笑い酒を飲み交わし最後の時間を過ごす。
出撃直前に戦果確認機をつけることを隊員たちに告げる。隊員たちは、誰も戻ることはできないと反発するも、望月は佐伯を任命する。佐伯は望月につかみかかり、望月は銃でけがを負わせる。けがを負ったことで、佐伯にわざと特攻を中止させたのだ。望月は佐伯に代わりに生きてくれと訴える。息子に、次の世代に自分たちのことを伝えてくれと。6人は空へ飛び立っていった。
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