復讐のセクレタリーの紹介:2015年フランス, ベルギー, ルクセンブルク映画。交通事故で息子を失った母親が復讐のため加害者の一家に近づき、やがて常軌を逸した彼女は加害者の息子を我が子と混同し、息子を取り戻すため一家を排除しようとする。
監督:クリストフ・アリ 出演者:ナタリー・バイ(マリー)、マリック・ジディ(トマ)、ヨハン・レイゼン(エリック)、サブリナ・セヴク(オドレイ)、ジーン・スタン・デュ・パック(レオ)ほか
映画「復讐のセクレタリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「復讐のセクレタリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
復讐のセクレタリーの予告編 動画
映画「復讐のセクレタリー」解説
この解説記事には映画「復讐のセクレタリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
復讐のセクレタリーのネタバレあらすじ:起
雨の夜、トマ(マリック・ジディ)は出産が近づいた妻オドレイ(サブリナ・セヴク)を車に乗せて病院に向かっていたが、視界が悪い中、一人の青年を撥ねてしまう。その場で通報するが、その青年セバスチャンは亡くなってしまう。
母マリー(ナタリー・バイ)は亡骸となった息子を前に我を失う。一方のトマは妻の出産の無事と、生まれたばかりの息子レオ(ジーン・スタン・デュ・パック)を見届けると警察に出頭する。
9年後、マリーは会社勤めをしていたトマのもとに臨時の秘書として雇われる。彼女はトマの家が見える部屋に住み、復讐の機会を狙っていたのだ。
復讐のセクレタリーのネタバレあらすじ:承
最初は出すぎるまでの彼女の行動に困惑していたトマだったが、助手のミスを見つけたり、別居中の妻に代わってレオの面倒を見るなどして、徐々にマリーを信頼するようになる。
人当たりの良いマリーに、トマの父エリック(ヨハン・レイゼン)も好印象を抱くが、オドレイは何か不審なものを感じトマに忠告する。
一方マリーはエリックを誘惑、早くに妻を亡くし、独り身が長いエリックは易々とマリーの手に落ち、関係を持つ。そしてトマの秘書としての契約が切れたころ、マリーはエリックと結婚し、一家に入り込むことになる。
復讐のセクレタリーのネタバレあらすじ:転
家族となったマリーはレオに執着していくが、そんなマリーに不審を抱くオドレイは、マリーからレオを遠ざける。自分からレオを取り上げようとするオドレイを苦々しく思うマリーは、邪魔者を排除するためこっそり家を抜け出し、オドレイを刺殺する。
警察から妻の死を知らされ、ショックを受けるトマに変わり、マリーはレオを預かることに成功する。セバスチャンのペンダントをレオに着けさせ、レオに我が子の姿を重ねる。しかしレオは母を亡くしたことでマリーに対して心を閉ざす。
オドレイの葬儀が終わり、トマはレオを連れて帰ってしまうとマリーは激怒、レオへの異常なまでの執着に驚いたエリックは、トマに話があると電話する。それを知ったマリーはエリックを撲殺する。
復讐のセクレタリーの結末
電話を受けて、レオを連れてエリックの家を訪れたトマは、父の姿がないことを不審に思う。そしてセバスチャンのペンダントを見つけたトマは、全てを悟った。マリーに対峙し、セバスチャンの母親で復讐のために現れたこと、オドレイを殺し、今また父をも殺したことを問い詰めると、マリーは持っていた包丁でトマを刺す。
必死の抵抗でトマも反撃し、マリーを刺すが、マリーは傷を負ったままレオを連れて車で逃亡を図る。気が遠くなりながら運転を続けていたマリーだったが、長くは持たず、途中車を止め意識を失う。
車から降りてエリック宅へ戻ったレオは、そこで一命を取りとめた父トマと再会する。
誰もいなくなったエリックの家には、マリーとエリックの結婚式で撮られた、偽りの家族写真が残されていた。
以上、映画「復讐のセクレタリー」のあらすじと結末でした。
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