ある殺し屋 KILLER FRANKの紹介:2015年アメリカ映画。冷酷で感情もないような殺し屋のフランクが、人違いで声をかけられたジャッキーが通う、文章を作る講義に参加します。自分のやっていることを小説のように書き、皆の前で発表し、ジャッキーと愛し合うことで、人間らしい生き方を見つけたフランクでしたが、話した内容がギャングのボスの耳に入りジャッキーが殺されてしまいます。復讐に燃えるフランクはギャング達を次々殺し始めました…という内容の、ある殺し屋の日常を描いた人間ドラマです。
監督:カマル・アフメド 出演者:ウィリアム・フォーサイス(フランク)、ビアンカ・ハンター(ジャッキー)、ヴィクター・コリッキオ(トニー)、ラリー・ロマーノ(ヴィニー) ほか
映画「ある殺し屋 KILLER FRANK」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ある殺し屋 KILLER FRANK」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ある殺し屋 KILLER FRANKの予告編 動画
映画「ある殺し屋 KILLER FRANK」解説
この解説記事には映画「ある殺し屋 KILLER FRANK」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ある殺し屋 KILLER FRANKのネタバレあらすじ:起
フランク(ウィリアム・フォーサイス)は、ギャングのボスのトニー(ヴィクター・コリッキオ)から仕事をもらう裏社会の男。金品を奪い、命令があれば相手も殺し、自分の雇った仕事仲間も場合によっては殺す男でした。
この日も家に押し入った時、自分の雇った男が女をレイプしようとしたことから射殺します。トニーに報酬をもらいに行くと、トニーの子分のヴィニー(ラリー・ロマーノ)に嫌味を言われますが、フランクは相手にせず部屋を出ます。
道路で車に乗っていると、一人の中年女性が「講義に遅れるよ!」と声を掛けてきます。人違いながら気になったトニーは、講義が行われる部屋を覗きます。そこでは自分の書いた小説風の話をメンバーの前で発表し、評価し合う内容でした。
声を掛けてきた女性はジャッキー(ビアンカ・ハンター)という名でした。フランクは講義の先生に会い、自分も参加したいと申し込みます。先生はフランクを受け入れ、注意点だけ説明すると、部屋に帰ったフランクは早速タイプライターを打ちはじめます。
ある殺し屋 KILLER FRANKのネタバレあらすじ:承
オスカーという偽名を使い、翌日から参加したフランクは、皆の前で自分の文章を発表します。それは自分が起こした強奪や殺しの内容でした。ギャング小説のように読み終わると、批判ばかりするアクリーが批判を始めますが、すぐ先生に止められます。次にジャッキーが発言し、良い内容だと褒めます。
講義が終わると、再び部屋でタイプライターを打ち続けます。途中で、ダイヤモンドを売人から奪う仕事が入り、グローブ兄弟を雇います。内容を話すと、報酬をもっとくれと言い出し、話は一旦流れかけますが、金の欲しいグローブ兄弟はその報酬で納得します。
翌日の講義で、ジャッキーが話しかけてきます。フランクの発表が始まると、内容はグローブ兄弟とやったダイヤモンド強盗でした。ダイヤモンドを持った売人を拉致すると、裏切ったグローブ兄弟を射殺したフランクは、手錠で繋がれたダイヤモンドを奪うために、売人の手首を切り落とします。自分のやったことを小説風に読み、先生からも評価を得ます。
ある殺し屋 KILLER FRANKのネタバレあらすじ:転
ジャッキーとコーヒーを飲んだフランクは、ジャッキーに「貴方の世界に飲みこまれる」と言います。ジャッキーを車で部屋まで送り、部屋に入るとミルクのグラスに描かれた馬を見て、フランクは自分の子供時代の話をします。聞いたジャッキーがバカにした態度をとった為、怒ったフランクは部屋を出ます。
報酬をもらいに行ったフランクは、ヴィニーだけでなくトニーにも嫌味を言われます。翌日の講義で、ジャッキーの発表を批判したアクリーを殴り、先生に講義から追い出されました。講義が終わりジャッキーがビルから出ると、フランクが待っていて、ジャッキーに自分の読んだ話は全て自分がやっていることで、登場人物は実在の人物だと言い、唇を奪います。
その後二人は愛し合い、フランクはジャッキーの事を聞きます。金持ちと結婚し娘の生まれたジャッキーは、夫に捨てられ娘にも会えないと言います。フランクは娘に会わせてやろうと手紙を打ち、待ち合わせします。
ある殺し屋 KILLER FRANKの結末
フランクはトニーに呼ばれ、自分達の事を皆の前でしゃべったことに怒り、ヴィニーにフランクを殺せと命じます。暴行を受けて車で運ばれる最中、ヴィニーがチンピラといざこざになり、射殺したことから警察がやって来て、フランクは入院して命拾います。
トニーの殺し屋から逃れ、病院を抜け出したフランクでしたが、ヴィニーらがジャッキーを殺します。ジャッキーの死を刑事に知らされたフランクは遺体安置所で確認した後、トニーの手下を次々殺し始めます。
伸びほうだいの髪の毛を短く切り、復讐を続け、ヴィニーをトイレで首を絞めて殺します。トニーは最強の殺し屋と呼ばれるルシファーを雇い、フランクを狙わせますが、ルシファーも殺されます。
そして車の中でフランクはトニーを追い詰め、脚を撃ち、「命は取らないでおく」と言います。フランクはジャッキーの娘のサラに会い、お母さんの話をして立ち去りました。松葉杖のトニーが自宅に帰ると、「気が変わった」とフランクが何発もの銃弾を浴びせるのでした。
以上、映画「ある殺し屋 KILLER FRANK」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する