ウィークエンドはパリでの紹介:2013年イギリス映画。結婚30年目の夫婦が、かつての想いを取り戻そうと訪れた新婚旅行の地パリ。久々の旅行で互いが抱えた悩みや不満が爆発するが、熟年離婚の危機を乗り越えて改めて絆を深めていく様をコメディタッチで描く。
監督:ロジャー・ミッシェル 出演:ジム・ブロードベント(ニック・バロウズ)、リンゼイ・ダンカン(メグ・バロウズ)、ジェフ・ゴールドブラム(モーガン)、オリー・アレクサンデル(マイケル)、ほか
映画「ウィークエンドはパリで」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウィークエンドはパリで」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウィークエンドはパリでの予告編 動画
映画「ウィークエンドはパリで」解説
この解説記事には映画「ウィークエンドはパリで」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウィークエンドはパリでのネタバレあらすじ:週末のパリ旅行
結婚30年の記念日をパリで過ごそうとイギリスからやってきたニックとメグ夫婦だったが、夫が手配したホテルについてみると部屋は今イチ。がっかりしたメグはせっかくのパリで我慢はしたくないと部屋を出て、追ってきたニックとともにタクシーに乗り込み市内観光をしたあげく、一流ホテルで唯一の空室であるロイヤルスイートに泊まることにする。お金の心配をするニックをよそに、旅を楽しもうと気ままに過ごすメグ。あれこれ歩き回ってやっとメグが選んだ店でランチを取っていると、ニックが突然、大学を解雇されたことを告白する。メグはニックを責めることなく受け止めてくれたことでニックは気が楽になるが、それよりもメグはニックがいつまでも子離れできず、独立し家庭を持った息子を同居させようと考えていることや、自分にべったりなことを批判し、自分も教師を辞めて自由に過ごしたいと言い放つ。それを聞いたニックはメグに見切りを付けられたと意気消沈する。
ウィークエンドはパリでのネタバレあらすじ:後輩との再会
そんなニックにお構いないしにパリでの豪遊を楽しむメグ。高級レストランでニックを巻き込み無銭飲食を決行し逃走中、街中でニックの大学時代の後輩モーガンと再会する。作家として成功していたモーガンは、翌日パリの自宅で開くパーティにニックらを招待する。翌日、ドレスアップしたメグの姿を見て、モーガンはメグが目当てで招待したと思ったニックは、以前からメグの浮気を疑っていたと話し、それを聞いたメグは激怒。気まずい雰囲気のままモーガンの家へ向かう。パーティの場でモーガンの若い妻を見たニックは自分が勘違いしていたことに気づく。そしてモーガンが、ニックは自分以上の成功者で、尊敬していると話すと、自分たちを招待したのは、成功した自分を落ちぶれた先輩に見せ付けるためだと卑屈になっていたニックはすべてが誤解だったと思い知る。そこへメグが、パーティの参加者の男性から誘われたから今夜出かける、と告げる。行かないでくれというニックを冷たく突き放すメグ。
ウィークエンドはパリでの結末:夫婦の絆
その後パーティの食事の席でもモーガンはニックを称えるが、ニックは大学をクビになり、生涯で1人の愛する妻にも見捨てられる情けない男だと告白する。それを聞いていたメグは、かつてニックと電話で話すだけでも幸せな気分になっていた自分を思い出し、ニックへの愛を再確認する。お互いの愛を確かめ合った2人だったが、豪遊したツケは消えない。ホテル代を払えなくなっていたためパスポートを取り上げられてしまい、途方に暮れた2人は意を決してモーガンに助けを求める。最悪な結果となった旅だったが、それでも2人はカフェで踊り、アクシデントを笑い飛ばして人生を楽しんでいた。
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