チェイシングの紹介:2018年アメリカ映画。娘のサミー乗せて車で走っていたレアは、車に追突され、焼き殺されそうになります。ショックで記憶を失ったレアは娘がいたことを思い出し、記憶をたどりはじめます。レア殺しを依頼したのは夫のディーンで、サミーも仲間が拉致していました。やがて少しずつ記憶が蘇ってきたレアは、娘はすでに死んでいるという死亡証明書を見せられ…という内容のサスペンス作品です。
監督:ブライアン・スキーバ 出演者:チェルシー・ホッブス(レア)、マーク・ファミリエッティ(リック)、 ウィリアム・マクナマラ(ディーン)、ジェレミー・ケント・ジャクソン(ジャスティン)、アシュリー・シルバーマン(サミー)ほか
映画「チェイシング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チェイシング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「チェイシング」解説
この解説記事には映画「チェイシング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チェイシングのネタバレあらすじ:起
娘のサミーを連れ海で遊んだレアは、レトロ車のチャージャーに乗り走りだします。レアは誰かに追われている気配を感じ、自分の父や、夫のディーンに電話します。山道に差し掛かった時、突然1台の車がぶつかって来ました。
車からマスクをかぶった男女が降りてきて、レアを引きずり出し暴行を振るうと、レアを縛り上げて車の中に押し込みます。そして車にガソリンをかけ火を放とうとしました。その時、女が「子供が乗っている」と言います。やがてレアの乗った車は炎上しました。
街道を走っていたバレット警官が、まい上がる煙を見つけ急行します。炎上する車の中にレアを見つけ救出し、病院へ運びます。モーテルへマスクをした男女が飛び込んできます。男はジャスティンで女は恋人関係のダニエルでした。そして車にいたサミーもいました。
部屋を出たジャスティンに、レアの夫のディーンが結果を聞きます。ジャスティンが、「子供に見られてかくまっている」と言うと、ディーンは血相を変えて部屋に向います。レア殺しを依頼したのは夫のディーンでした。
チェイシングのネタバレあらすじ:承
娘を拉致されたと知ったディーンが、ジャスティンに銃を向け「サミーを返せ」と言いますが、逆に銃を取り上げられ「娘を殺されたくなたっら20万ドル48時間以内に用意しろ」と脅されます。
ディーンはジャスティンらにレトロな名車を盗ませ、売りさばいていました。今回はジャスティンらに妻のレアを殺され、保険金をせしめ、さらにレトロ車のチャージャーを売って金儲けをしようという魂胆でした。
病院で目覚めたレアは記憶がありませんでした。医師の診察で、頭部強打により海馬に異常をきたし記憶喪失になっていると言います。レアの指紋や車、持ち物を調べた結果、チャージャーが盗難車であることがわかり、バレット警官はレアを拘留します。レアには国選弁護士のリックがつきました。
リックとバレット警官に連れられ、事故現場に行ったレアは、女の子のソックスと人形を見つけ、自分に娘がいることを思い出します。身元が判明し、警察から夫のディーンに連絡が入ります。ディーンは仲間であるアミーアのクリーニング店からスーツを借りて、引き取り行きました。色々話をし、「私には娘がいる」というレアに、「娘は死んだんだ。あの事故で」とディーンが死亡証明書を見せます。
チェイシングのネタバレあらすじ:転
レアは少し前、車で事故を起こし娘を死なせていました。この事故から夫婦仲は終わっていました。レアは発信機を付けられディーンと共に自宅に戻ります。ただ、広い家の中には何もありませんでした。
夜、ディーンはジャスティンに電話をし「レアが生きている、しくじったな、穴埋めしろ」と言います。ジャスティンは「こっちにはサミーがいるんだ」と言い返します。ディーンは「レアが死なないと保険金がおりないから金も払えない」と言いくるめます。
リックが「車の中にクリーニング店のレシートが落ちていたから、調べに行こう。バレット警官には許可をもらっている」と誘います。レアが出て行くとディーンはジャスティンに「レアが今、出て行った。やってくれ」と電話しました。
レアが訪れたクリーニング店はアミーアの店でした。アミーアに娘の話を聞くと「死んだよ」と言います。その時ジャスティンがマスクをかぶって銃撃してきました。逃げるリックとレア。一方アミーアは銃で応戦します。ジャスティンの襲撃は失敗に終わり、モーテルで暴れます。
家に帰ったレアは「クリーニング店で殺されそうになった」と言い、ディーンに疑念を抱きます。そしてディーンのパソコンを調べると、アミーアも仲間だと知りリックに電話します。外出していたディーンが戻って来ました。二人がもめていると、ジャスティンが入って来て、ディーンをバットで殴り、レアは拉致されます。
チェイシングの結末
ジャスティンは断崖の上で遺書を書かせ、レアを車に乗せると車を発進させて崖から落とそうとします。そこへリックがかけつけレアを助けると、バレット警官がやって来て「娘のアナは本当に死んでいる」とレアに話します。探していたサミーではなく、死んでいたのはアナでした。
レアは思いだしました。レアの娘は双子のアナとサミーでした。車の事故で死なせたのはアナの方でした。そこでバレット警官はサミーを公開捜査にします。リックはレアの住んでいたアパートに連れて行きます。
そしてレアのパソコンをチェックすると、FBIからのメールがたくさんありました。夫ディーンの脱税やマネーロンダリングの証言についてでした。期日までに100万ドル払わないと留置場に入れられることになっていました。
ディーンは結婚当初は商取引の仕事をしていましたが、一旦事業に失敗すると、仲間を集め高級車を盗んで売りさばく闇取引に手を染めていました。このようなディーンの証拠を裁判で証言する予定だったのがレアでした。
サミーの公開捜査を見たジャスティンがサミーを連れて出て行きます。ダニエルは「サミーを絶対殺すな!」と言って、ダニエルと待ち合わせをし、通報します。ジャスティンはディーンに会い、金と引き換えにサミーを返していました。
ジェスティンがサミーの待ち合わせ場所に行くと、警察に包囲され逮捕されました。レアにディーンから「サミーを助けたければ一人で来い」と電話します。レアがディーンの元へ行くと、「サミーを殺されたくなかったら、遺書を書いて崖から車で落ちろ」と言います。レアは遺書を書くふりをしながら、ディーンを突き飛ばし銃を奪うとディーンを射殺しました。すべてが終わり、リックはレアとサミーを、レアの父の家に送って行くのでした。
以上、映画「チェイシング」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する