マイ・ブラック・ミニドレスの紹介:2011年韓国映画。有名大学の演劇部を卒業した仲良し女子4人組でしたが、現実は厳しく4人の理想は崩れていました。卒業後も定期的に集まって遊ぶ4人ですが、ヘジが芸能プロからスカウトされ、スター街道を登りはじめます。やがて人気女優になったヘジに、スジンが嫉妬心もあらわに暴言を吐いてしまいます。このことから仲良し4人組の関係は崩れ始め…という内容の韓国発のドラマです。主役のユミンを中心に、4人のそれぞれの生き方をわかりやすく描いています。
監督:ホ・インム 出演者:ユン・ウネ(ユミン)、パク・ハンビョル(へジ)、チャ・イェリョン(スジン)、ユ・インナ(ミニ)ほか
映画「マイ・ブラック・ミニドレス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイ・ブラック・ミニドレス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マイ・ブラック・ミニドレスの予告編 動画
映画「マイ・ブラック・ミニドレス」解説
この解説記事には映画「マイ・ブラック・ミニドレス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイ・ブラック・ミニドレスのネタバレあらすじ:起
有名大学の演劇科を卒業したユミン、ヘジ、スジン、ミニの4人でしたが、堅苦しい卒業式にヘジは参加せず、クラブで男遊びをしています。そしてヘジは3人をクラブに呼び、学生最後の日を楽しみます。
10カ月後、4人は理想の生活には程遠い状態でした。ユミンは3年付き合った彼氏のスファンに別れを告げます。いつものように遊び自分を磨くヘジに呼ばれレストランに来たユミンは、金持ちの御曹司のソグォンを紹介されます。ソグォンはユミンを写真で見て以来、一目ぼれしていました。ソグォンは積極的にユミンに接します。
そのユミンは、女優になる夢を捨てて脚本家をめざし、ある脚本家のアシスタントの職に就きます。現実は脚本は書かせてもらえず、脚本家の双子の息子と犬の世話をさせられていました。
プライドが高く弱音を吐かないスジンは、女優オーデションに何度受けても受からず、自分を偽って家庭教師をしながら生活していました。
金持ちの令嬢のミニは、両親の離婚訴訟の問題から居場所がなくなり、アメリカ留学の為に高校生の通う英語スクールに通い始めます。その教室で、生意気だが好感のもてる高校生のスンウォンと言い争いをしながらも、楽しそうに学んでいました。
マイ・ブラック・ミニドレスのネタバレあらすじ:承
ユミン、スジン、ミニが待ち合わせ場所に来てヘジを待っていると、近くのモニターにリーバイスのCMが流れ、ヘジが踊っています。3人が唖然として見ているとヘジがやってきます。ヘジは「クラブでスカウトされ、有名男優の所属する事務所にいる」と言いました。知らぬ間にスター街道を走っていたヘジを見て3人は落ち込みます。
そして4人で行った酒場では、酔っぱらったスジンが「努力もしていないのに何故あんたがスターになれる」とばかりにヘジに悪口を言います。言いたいことをいつも言うスジンに対して、ヘジは適当に返事をし、もめることはありませんでした。
ヘジの出世を見た母になじられたユミンは、御曹司のソグォンに体を許します。スジンはオーデションでダメ出しの連続をくらいます。一方ヘジは、映画の撮影中に監督から「演技がヘタだ」と恫喝されます。そして、ミニの両親の離婚が決まりました。ミニは落ち込みますが、3人の前では明るく振る舞います。
そのころ、ヘジの自殺をにおわす画像が、ミニからユミンのスマホに送られてきます。慌てた3人はヘジの部屋にかけつけ、チャイムを押し続けます。しばらくするとヘジが出てきました。何事もなかったようにビールを出し、3人に「これも演技の一つ」と言い始めます。
マイ・ブラック・ミニドレスのネタバレあらすじ:転
話を聞いたスジンが激怒し、嫉妬心も絡みヘジに対し、これ以上に無い暴言を吐きます。するとヘジは今までためていたものを爆発させ、スジンがオーデションに落ち続けていることや、偽って家庭教師をやっていることなどを暴露します。そしてビール瓶を窓に投げつけました。スジンもビール瓶を投げつけると、ヘジは怒って部屋を出ます。
その後ブランド買取ショップで買い取りをしてもらっている、スジンとミニが会います。二人は焼肉店に行き、初めて本音で自分の置かれている現状を話します。ソグォンとのSEX以来、生理の来ないユミンはソグォンとレストランにいました。妊娠の心配をソグォンは打消しますが、ソグォンがトイレに行っている間に、ソグォンのスマホにメールが入ります。
ユミンが覗き見すると、女性からの愛のメールでした。騙されてると感じたユミンが「帰る」と言うと、ソグォンはブランド品のプレゼントを沢山くれました。ユミンは「お礼をするわ、生理が来た」と言って別れます。
自宅で妊娠検査薬を使っていると、同級生で脚本家の外注の仕事を受けて代筆をやっているヨンミから電話があります。ヨンミは「ここまで頑張って来たのに、後輩の脚本が採用になった」と落ち込んでいました。それどころではないユミンは「忙しいから」と電話を切ります。妊娠検査薬には赤い線が入っていました(妊娠していた)。
マイ・ブラック・ミニドレスの結末
翌朝、ヨンミの自殺の一報がありました。ヨンミの死と裏腹に、ユミンは脚本家として認められます。そして脚本家の先生から「荷物が来ている」と渡されると、ヨンミから『文章作成法』の本が送られていました。この本はユミンが高校時代に使っていたもので、この本のおかげで入選していました。いくら頑張っても入選できないヨンミに「私はこれを見ながら書いているの」と言って渡したものでした。
ヨンミのお通夜に来るように、ユミンはツイッターで同級生に呼びかけます。撮影中のヘジも衣装のままやって来ます。この場でスジンとヘジは仲直りました。お通夜が終わるとユミンはメールでソグォンに別れを告げます。英語検定に合格したミニは、高校生のスンウォンに告白されました。ヘジは演技が上達し、監督に認められました。
やがてミニがニューヨークへ飛び立つ日、ユミン、スジンが見送りに来ます。待っても来ないヘジを置いてミニは旅立ちました。遅れてやってきたヘジが「ミニの誕生日ケーキよ」と言うと、ユミンとスジンは「忘れてた!」と苦笑いします。
10カ月後、4人はいつも連絡をとりながら、それぞれの道を頑張っていました。独立したユミンは脚本が「採用にならない」と言いながら前に進んでいました。
以上、映画「マイ・ブラック・ミニドレス」のあらすじと結末でした。
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