おとなの事情、こどもの事情の紹介:2016年アメリカ映画。写真家としてニューヨークで活動していたジーナは仕事に限界を感じ、安定を求めて大学教授の道へ進むことを決意します。そして小さい町であるアメリカのローマへ家族3人で引っ越すことに。ニューヨークとは全く違う町で生活することに困惑しながらも家族の絆、息子クラークの心の成長に向き合うファミリーコメディー映画です。
監督:ロブ・マイヤー 出演:メラニー・リンスキー(ジーナ)、ネルサン・エリス(マック)、アルマーニ・ジャクソン(クラーク)、ウーナ・ローレンス(アンブロジア)、ミランダ・マッキーオン(ジュリー)、ほか
映画「おとなの事情、こどもの事情」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「おとなの事情、こどもの事情」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
おとなの事情、こどもの事情の予告編 動画
映画「おとなの事情、こどもの事情」解説
この解説記事には映画「おとなの事情、こどもの事情」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
おとなの事情、こどもの事情のネタバレあらすじ:起
ジーナはニューヨークで写真家をしており、旦那のマックは料理専門の執筆家です。2人の間には真面目で大人しい息子のクラークがいます。ジーナはニューヨークで若手と競争していくことに限界を感じ、安定を求めて大学教授の仕事を見つけることを決意します。
そしてアメリカのローマへ引越しすることに。しかし引越しの荷物が届かず、急遽マーケットへ行って即席のベッドや使い捨ての食器などを買って過ごすことになります。この街には白人ばかりで、マックのような黒人は珍しい存在です。
ローマは小さい町なので、ジーナたちが引っ越してきた噂はすぐに広まりました。近所にはお金持ちでおませな女の子アンブロジアが住んでいます。彼女は黒人であるクラークに興味をもち、ジュリーと3人でよく遊ぶようになります。
おとなの事情、こどもの事情のネタバレあらすじ:承
アンブロジアとジュリーは、セクシーなダンスをクラークの前で披露します。今まで親の理想通りに真面目に育っていたクラークでしたが、その2人に少しずつ影響され始めます。
マックは料理をすることが趣味ですが、荷物が届かないので料理をすることができません。自宅で執筆を取り組もうとしますが、家がカビ臭いことが気になって集中できません。ふと家の壁紙を剥がしてみると、その下はカビまみれでした。
ジーナは大学教授をお堅い仕事であると想像していましたが、昼間から酒を飲むのんべえたちの集まり。それでもこの町に溶けこもうと自分も飲みます。べろべろになって帰ってきたジーナは、家の壁紙が剥がされていることに気付きます。地下で物音が聞こえたので向かってみると、マックが板壁までも剥がしていました。怒ったジーナでしたが、マックは「お前はいつも家にいないから、カビまみれの中で暮らしていることにも気付かない!」とジーナに怒ります。
その騒動を聞きつけたクラークは心配になって様子を見に来ます。ジーナは心配させたことを謝ろうとクラークの部屋に入ると、壁にセクシーなダンサーの写真が貼ってあることに気づきます。それはとても卑猥であるとクラークに注意しますが、クラークは聞く耳を持ちません。
おとなの事情、こどもの事情のネタバレあらすじ:転
翌朝、マックの誕生日でしたが3人は気まずい朝食を迎えます。いつも誰かの誕生日には友人を招いてパーティーをしていますが、マックはしたくないと言います。そんな状況の中、クラークはいつものようにアンブロジアの家へと向かいます。
水着姿でアンブロジアは踊りクラークを誘惑します。ドキドキのクラークはアンブロジアと一緒にイチャイチャし始めます。そのタイミングでアンブロジアの母親が帰ってきて怒られます。それを聞きつけたジーナは、クラークに明日行われるパーティーへ行くことを禁じます。
それでもクラークはパーティーへと向かいます。しかしすぐにジーナにばれていまい連れ戻されそうになります。アンブロジアはそのときに始めてクラークの母親が白人であることを知ります。アンブロジアにとってクラークの価値はこの町では珍しい“黒人”であることだけでした。
これをきっかけにアンブロジアにクラークは嫌われてしまい、クラークはいじけます。その夜、クラークはアンブロジアの家へと忍び寄り、窓ガラスを割って逃げてしまいます。
おとなの事情、こどもの事情の結末
翌朝、アンブロジアの母親がやってきて窓ガラスを割ったのはクラークだと疑いますが、クラークは否定をします。それでもあきらめないアンブロジアの母親に対して、マットは黒人差別だとケンカになります。ジーナはマットに冷静になってとなだめますが、「お前は自分の体裁を気にしているだけだ!」とマットに怒鳴られてしまいます。
すると急にジーナは荷物をまとめ、家族を車に乗せてニューヨークへ向かおうとします。ジーナはこの町に来たことは失敗で、家族がこのような状況になってしまったのは自分のせいだと軽くパニック状態になってしまいます。
そんな緊迫した雰囲気に負けて、クラークは自分が窓ガラスを割ったと正直に話します。それによって落ち着きを取り戻したジーナは家へと引き返します。家に戻るとやっと引越しの荷物が届いていました。クラークは窓ガラスを弁償することを自ら発言し、夏の間アンブロジアの庭の芝刈りに励みます。
クラークが登校初日を迎えます。マットは学校に着くと、ジーナに送るためにクラークの写真を撮ります。その写真を講義中に見たジーナは「なんて素敵な息子なの!」と言わんばかりの表情を見せます。3人の新たな生活が素敵なものになるであろうことを予感させて、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「おとなの事情、こどもの事情」のあらすじと結末でした。
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