映画「ロンドン・フィールズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロンドン・フィールズの紹介：2018年アメリカ,イギリス映画。誰もが惹きつけられる魅惑的な女性に翻弄される男たちと、その顛末をミステリアスに描いたサスペンス。撮影当時主演のA・ハードの夫ジョニー・デップがノークレジットで出演、内容そのものより夫妻の離婚騒動で話題となった映画。
監督：マシュー・カレン 出演：アンバー・ハード（ニコラ・シックス）、ビリー・ボブ・ソーントン（サムソン・ヤング）、ジム・スタージェス（キース・タレント）、テオ・ジェームズ（ガイ・クリンチ）、ジェイソン・アイザックス（マーク・アスプレイ）、ジェイミー・アレクサンダー（ホープ・クリンチ）、カーラ・デルヴィーニュ（カース・タレント）、オビ・アビリー（セロニアス）、ジョニー・デップ（娼婦を買う男）、ほか
この解説記事には映画「ロンドン・フィールズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨークの売れない作家サムソン（ビリー・ボブ・ソーントン）は有名作家マーク（ジェイソン・アイザックス）の家交換に応募、治安が悪化したロンドンに移り住むことになった。
サムソンはパブでキース（ジム・スタージェス）とガイ（テオ・ジェームズ）という男に出会うが、そこへ１人の美しい女ニコラ（アンバー・ハード）が現れ、たちまち男たちの注目を集める。パブを出た彼女を追った３人の男たちは、ニコラの住まいがサムソンの部屋の上の階であることを知る。
翌日、外出したニコラの後をつけたサムソンは、彼女が公園のごみ箱に捨てた大量の資料を拾い上げて中を見ると、そこには彼女が人の死が予知できること、自分の死をも予見していることが書かれていた。
サムソンはニコラを訪ね、彼女の殺害事件に立ち会ってそれを小説にしたいので記録用に録音させてほしいと申し出ると、ニコラは了承し、サムソンは彼女の部屋にマイクを設置する。
ニコラが殺されるのは30歳の誕生日、車の中で工具を使って。結末は見えていたが殺人者はパブにいた誰かだと言い、彼女はキースとガイにあたりをつけて、あえて誘いをかけ、サムソンも２人の内情を調べ始める。
資産家のガイは健康で容姿端麗、妻と息子がいるが子は精神的に不安定な状態だった。ダーツが得意なキースにも妻と娘がいたが、彼は大金を借りているダーツのチャンピオン・チックに脅されていた。
ニコラはガイにはミャンマー人親子の救出という慈善行為をネタに、キースには借金の肩代わりと自身の体をネタに誘惑し続けると、ガイから巻き上げた６万ドルをキースに与える。
サムソンは自信満々で途中まで書き上げた小説を出版社に送付するが、返事は出版できないというものだった。ニコラに会いに行ったサムソンは傍観者のつもりが、彼女の誘惑に落ちて体を重ねてしまう。
そして焦らしていた2人の男とも関係をもち、その様子を聞いていたサムソンは手元にあったマークの著書に挟まれたマークとニコラのSMプレイ写真を発見し、マークまでもが関係者の１人であることを知る。
ニコラの30歳の誕生日となり、その日行われたチックとキースのダーツ選手権決勝戦の場にニコラとサムソンも来合せていた。
そこへニコラに騙されていたと知ったガイが現れて彼女を連れ出そうとするが、彼女がキースとも関係を持っていたことを知り、怒りをあらわにしながら去って行く。しかしニコラはキースを拒絶してチックとの仲を見せつける。
その晩、マンションの前に車を停めてニコラを待ち構えていたガイは、自分も騙されていたと知ってニコラを殺そうとやってきたキースを殴り倒す。
その様子を部屋から見ていたサムソンは、キースをタクシーに乗せて送り帰すと、ガイも去らせ、運転席に座ってニコラを待つ。
やがて現れたニコラは車のドアを開け「あなたよ」とつぶやき車に乗り込むと、すべてを悟ったサムスンは彼女の頭に工具を振り下ろすのだった。
死んだニコラを部屋に運び込んだサムソンは、書き上げた小説”ロンドン・フィールズ”を印刷し、マークへのメモとともに彼女の体の上に置くと、自らも薬を飲んでニコラの隣に横たわり、静かに目を閉じるのだった。
その後テレビで、マークの新作”ロンドン・フィールズ”が取り上げられ、そのらしくない作風に対する批評に答えるマークを、キース一家がうんざりとした様子で観ていた。
以上、映画「ロンドン・フィールズ」のあらすじと結末でした。
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