エイリアン・インセプションの紹介:2014年アメリカ映画。末期ガンのヴァレリーは医師から治療不可能と言われ、姉のメリッサの車で帰路につきます。夜の田舎道でエンジンが止り、眩しい光に見舞われ意識を失い目覚めると、メリッサが消えていました。それから4か月後、ガンが完治したヴァレリーは姉のメリッサを探し始めますが…という内容の、SFスリラー映画です。UFOに拉致される話がテーマになっています。
監督:クリスチャン・セスマ 出演者:ルーク・ゴス(カーター)、ロバート・ダヴィ(リード)、ロシェル・ヴァレス(ヴァレリー)、デレク・ミアーズ(エリオット)、リン・シェイ(謎のお婆さん)、イェンニ・ブロン(メリッサ)ほか
映画「エイリアン・インセプション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エイリアン・インセプション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エイリアン・インセプションの予告編 動画
映画「エイリアン・インセプション」解説
この解説記事には映画「エイリアン・インセプション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エイリアンインセプションのネタバレあらすじ:起
末期がんに侵されたヴァレリーは髪の毛が抜けてしまい、ベッドでの生活になっていました。姉のメリッサはヴァレリーの付き添い介護を献身的に続けています。そんな二人は医師に呼ばれ、ヴァレリーのがんが全身に転移し、治療不可能と言われます。
帰りの車の中で「後は死ぬだけ」とあきらめているヴァレリーに、メリッサは「何か治療法はあるはずだ」と勇気づけ「奇跡を起こそう」と言いますが、ヴァレリーは「もう付き添いしなくてもいい、家に帰って」と言います。
日も暮れ、田舎道にさしかかった時、突然車のエンジンが止ります。戸惑う二人でしたが、急に眩しい光が差し込み衝撃を受けた後、ヴァレリーの意識が戻るとメリッサの姿がありませんでした。メリッサのスマホに電話するヴァレリーでしたが、スマホはむなしく運転席で鳴っていました。
4か月後、ヴァレリーの髪の毛は急に生えて元に戻りました。更に医師からは「がん細胞が消滅し、完治した」と告げられます。喜ぶヴァレリーでしたが、突然消えたメリッサの事を思い出し泣きだします。そしてヴァレリーはメリッサを探すため、恋人で刑事のカーターや友人に頼み、さらにはメリッサの顔写真入りのポスターを作って街で配りはじめます。
エイリアンインセプションのネタバレあらすじ:承
ポスターを配っていたヴァレリーは、突然めまいが襲い、幻覚のようなものが見えます。そこには見知らぬお婆さんがいました。意識朦朧のまま裏路地に入ると強盗二人組に襲われます。ヴァレリーを救ったのはカーターでした。
カーターは「メリッサを探す捜査から外れることになった。メリッサは死んでいるかもしれないから、自分の道を進んだらどうか?」と言いますが、ヴァレリーは納得しませんでした。
自宅でヴァレリーはリード博士の書いた『失われた時』という本を知ります。色々調べると、宇宙人に拉致され解放されるまでの時間の事を書いていることがわかりました。そこでリード博士の出版記念握手会に出向きます。多数の傍聴者の中、リード博士の話を聞きます。
そしてリード博士は途中でヴァレリーを名指しして「ヴァレリーも宇宙人に拉致されて解放されたのだ』と言います。心配したカーターも2階の踊り場から聞いていました。握手会が終わり、リード博士に会ったヴァレリーは「姉を助ける答えを教えてください」と言いますが、リード博士は「君にはまだ早い、私の領域まで達しないと無理だ」と言います。
自宅に帰っても気になるヴァレリーは、リード博士の施設に向かいます。
エイリアンインセプションのネタバレあらすじ:転
施設に入るとメアリーが施設のルールを説明して個室へ連れていかれます。やがてミーティングルームに呼ばれると、リコ、ジリアン、ゲイル、エヴァの4人がいました。リード博士の話は数分で終わり「帰りたければ帰ってもいいが、二度とここには入れない」と言って出て行きます。
するとリコとゲイルが宇宙人に拉致された体験を話し始めます。興味深くヴァレリーが聞いていると、リコがゲイルの体に触ったことから、ゲイルが怒って抑え込み、それを見たエヴァが金切声をあげます。部屋に戻されたヴァレリーは、助手のエリオットに呼ばれ、リード博士に会うと「宇宙人にさらわれた姉の失踪の証拠が警察でもつかめない」と言います。リード博士は「すべては君の記憶の断片にある、恐怖を取り除き、記憶をたどる為にここに来たのだ」と言います。
ヴァレリー以外の4人がおかしくなりました。ゲイルは首を吊り、ジリアンは頭を壁に自分でぶつけ、リコはこめかみに棒を刺して自殺しました。
そのころヴァレリーを探していたカーターは施設に侵入しますが、エリオットに見つかって捕まり拘束されます。エリオットはヴァレリーをベッドに縛り付けます。エリオットは口の中からヌーボットという虫のようなものをとり出して見せます。リード博士がヴァレリーに「君の体にもヌーボットが入っていて、全て記録している」と言います。そして「ヌーボットは君のDNAを取り出す」と言って注射をします。
エイリアンインセプションの結末
カーターが拘束を解き、ヴァレリーを助けて逃げようとします。ヴァレリーが「エヴァを助ける」と言い、カーターがエヴァを抱えようとした時、エヴァがカーターを刺します。反動で拳銃を発砲しエヴァに当たりますが平気でした。エヴァは「逃げろ」と言い、ヴァレリーは拳銃を持って逃げます。
立ちふさがるリードとエリオットに発砲しますが、二人は不死身でした。そしてリード博士がヴァレリーの額に指を当てると、二人が拉致されメリッサが死んでヴァレリーが生かされた様子が見えました。リード博士はヴァレリーに「君の遺伝子が優れていたから」と言います。
その時、ヴァレリーに謎のお婆さんが見えます。お婆さんに連れられ、メリッサと一緒に遊んでいる子供時代の様子を見ました。お婆さんは「元の世界の戻ってリードを止めて」と言います。更にお婆さんは「異次元の世界は、この世界に並行して進んでいて、それぞれ別の結末がある」と言ってヴァレリーが死ぬ結末も見せます。
ヴァレリーが元の世界に戻ると、カーターと一緒に逃げるところでした。カーターがエヴァに殺されそうになるのを助けると、エヴァが「早く逃げて!」と叫びます。施設を逃げる二人は、どこに行っても待ち伏せに遭いました。カーターは「ここから出るには走り続けるしかない」と言います。暗闇にエイリアンが出てきてカーターが発砲しました。
カーターの警部昇進記念パーティーが始まっていました。皆にあいさつした後、部屋を出たヴァレリーの体にはヌーボットがいます。リード博士がやって来てヴァレリーに「ヌーボットとメリッサを交換しよう」と言うのでした。
以上、映画「エイリアン・インセプション」のあらすじと結末でした。
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