映画「ラブ・ハード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラブ・ハードの紹介：2021年アメリカ映画。マッチングアプリで失敗ばかりのナタリー。その失敗談をネタにコラムを書くことによって会社での評判は上々。ナタリーは複雑な心境です。そんな時に、マッチングアプリでジョシュと出会い、意気投合。今回の出会いは本物だと確信したナタリーは、クリスマスシーズンに思い切ってジョシュが住む街へと飛び立つことに。そこにはナタリーが予想だにしない出来事が待ち受けていました。
監督： エルナン・ヒメネス 出演：ニーナ・ドブレフ（ナタリー）、ジミー・O・ヤン（ジョシュ）、ダレン・バーネット（タグ）、ハリー・シャム・ジュニア（オーウェン）、ほか
この解説記事には映画「ラブ・ハード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロサンゼルスでライターとして働くナタリーは、マッチングアプリで出会いを探すも失敗ばかり。しかし、その経験を活かした恋愛失敗談のコラムは好評で、仕事は順調に進みます。ナタリーは本気で恋人を探したい半面、ネタづくりとしてマッチングアプリを継続中です。
ある日、好みのタイプの男性ジョシュとマッチングし、意気投合。ナタリーと好みが同じで、今回は本物の恋だと確信します。「クリスマスを一緒に過ごしたい」とジョシュから提案され、ナタリーはサプライズでジョシュのいるレークプラシッドへと向かうことを決意します。しかし、上司のリーはどうせまた失敗するだろうと、鼻で笑ってきます。
ナタリーはニューヨーク州のレークプラシッド空港に到着。そこはロサンゼルスとは違い、田舎で空港もさびれています。気を取り直して、ナタリーはジョシュの住む家に行くと、クリスマスイルミネーションをしている素敵な家でした。
緊張しつつも心を躍らせてベルを鳴らすと、ジョシュの家族が出迎えます。ナタリーがジョシュの彼女であると分かると、家族は大喜びの大歓迎です。母親がジョシュを呼びに行き、そこに現れたのは写真とはまったく違う別人のオタクの風貌をした中国系アメリカ人でした。
やっぱり今回も騙されたとショックを受けたナタリーは家を飛び出しバーでやけ酒をします。すると、そこにはジョシュが使っていた写真と同じ男性がいました。その男性に振り向いてもらおうと、思い切ってカラオケを歌い誘惑のダンスを踊るナタリーでしたが、お酒に入っていたキウイからアレルギー反応を起こし、顔がパンパンに腫れあがります。
それを隅で見ていたジョシュが助け、なんとか症状は戻ります。ジョシュがマッチングアプリで使用していた写真の男性の本当の名前はタグ。ジョシュとタグは幼馴染で、タグのことをよく知っています。タグとの仲を取り持つ代わりに、一週間恋人のフリをしてほしいと、ナタリーはジョシュから頼まれます。
ジョシュはずっと恋人がおらず、家族を心配させたくないとのこと。ジョシュに対してまだ怒りの感情がありましたが、タグをものにするため、その取引に応じます。
改めてナタリーはジョシュにタグを紹介してもらいます。事前にジョシュからタグの情報を教えてもらいましたが、ロッククライミングだったり、ナタリーが嫌いな小説が好きだったり、まるで趣味があいません。ナタリーはインドア派でしたが、タグに合わせてアウトドアが好きなふりをして、ウォールクライミングをする約束をします。
クリスマス休暇のため、ジョシュの兄オーウェンが帰ってきます。オーウェンは目立ちたがり屋で、地味なジョシュを小ばかにしています。それが癇に障ったナタリーは、オーウェンに静かに対抗し、オーウェンはナタリーに目をつけます。そしてジョシュに、次オーウェンがジョシュを差し置いて目立とうとしたら、それに対抗するべきだとナタリーはアドバイスをします。
ウォールクライミング当日。ナタリーはやったころがなかったのでパニック状態でしたが、ジョシュが優しく教えて支えてくれ、無事ウォールクライミングに成功します。そしてタグからデートに誘われます。
ジョシュとナタリーはクリスマスソングをみんなの前で歌って注目を浴びます。それが気に食わなかったオーウェンは、ジョシュの注目を遮るかのように妻が妊娠したことを発表。ジョシュの注目を奪い取ります。
ナタリーのアドバイスを真に受けたジョシュは、オーウェンに対抗してナタリーに公開プロポーズをします。多くの人から注目を浴びる中、断れない雰囲気。ナタリーはしぶしぶオーケーをします。影でナタリーはジョシュに怒りをぶつけますが、クリスマスが終わった後別れたことにするからとなだめられます。
タグとのデートの日。ウキウキのナタリーでしたが、連れていかれたのはボブスレー。薬の力を借りてなんとかやり過ごします。
ジョシュは現在、実家の店の手伝いをしており、いつかはその仕事を継ぐとされています。しかし、ジョシュはキャンドルづくりに興味があり、いつかはこれを仕事にいたいと思っていました。趣味の範囲で作っていた一つの中に、亡くなった祖父の匂いがするキャンドルを作ったジョシュ。そのときに、家族を大切にする素敵な人だと、ナタリーは感心します。
ある日、ナタリーとジョシュの結婚発表の記事が地元の新聞に掲載されることに。これはまずいと2人で新聞が配達される前に回収。ナタリーとジョシュはこんなトラブルを笑いあいます。そして話題はマッチングアプリのプロフィール写真へ。
なぜ自分以外の人の写真を使ったのかとナタリーに聞かれ、自分の顔だと全然マッチングしないからとのこと。その写真を見せてと言われジョシュは見せると、顔以前に女子受けしないシチュエーションの写真が多く掲載されていました。問題は顔ではないことを伝え、ナタリーはジョシュをいい男であると褒めます。
タグの親が経営しているステーキハウスでタグとディナーデートへ行くこととなったナタリーでしたが、ナタリーはベジタリアンです。ナタリーはタグのために少しは肉を食べるかも、と発言。
それに対してジョシュは、信念を曲げてまで付き合うのはどうかと意見をし、ナタリーはけむたそうな態度を取ります。なんとかステーキハウスディナーを切り抜けたナタリーは、帰り際にタグにキスをされます。しかし、ナタリーは心がさほど踊りませんでした。
ジョシュの祖母に、老人ホームでマッチングアプリの講師をしてほしいと頼まれるナタリーとジョシュ。そのときジョシュは自分の経験を踏まえて、嘘をつくことはだめだと強くアピールをします。嘘をつくことによって、相手は存在しない人物に恋をしてしまうから、そしてその人は失望で終わることになり、自分も失恋で終わってしまうと。
その後ジョシュとナタリーのサプライズの婚約パーティーがタグの親が経営するステーキハウスで行われます。会場にはタグもおり、ジョシュの奥さんがどんな人であるか興味深々です。ばれるのは時間の問題。そして、なぜか会場にはナタリーの上司リーが。
オーウェンは謎めいたナタリーの真相を暴くべく、根掘り葉掘りリーから聞き出し、ナタリーがマッチングアプリ失敗談のコラムを書いていることを知ります。それをジョシュに伝え、初耳のジョシュは困惑します。もう逃げられないと思ったナタリーは、みんなのいる前で全てを正直に話します。タグは怒ってその場を立ち去り、ナタリーはそのまま空港へ。
意気消沈したジョシュでしたが、キャンドル職人になりたいと父親に告白。すると、父親は快く受け入れてくれました。
ジョシュは改めてマッチングアプリで嘘がない正直なプロフィールを投稿します。それを見たナタリーは空港からジョシュに会いにいくことに。そしてナタリーはジョシュに謝罪をし、好きになってもいいか聞き、答えはイエス。ナタリーは正式にジョシュの恋人としてジョシュの家族とクリスマスを過ごし、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「ラブ・ハード」のあらすじと結末でした。
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