フランス、幸せのメソッドの紹介:2011年フランス映画。3人の子供を抱え、仕事を失ったシングルマザーが自由気ままな暮らしを送るバツイチの凄腕金融トレーダーの家政婦となったことから巻き起こる騒動を描いたハートフル・コメディです。
監督:セドリック・クラピッシュ 出演者:カリン・ヴィアール(フランス)、ジル・ルルーシュ(ステファン(スティーブ))、オドレイ・ラミー(ジョジィ)、ジャン=ピエール・マルタンス(JP)、ケヴィン・ビショップ(ニック)ほか
映画「フランス、幸せのメソッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フランス、幸せのメソッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フランス、幸せのメソッドの予告編 動画
映画「フランス、幸せのメソッド」解説
この解説記事には映画「フランス、幸せのメソッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フランス、幸せのメソッドのネタバレあらすじ:起
フランス・ダンケルクで3人の娘と暮らすシングルマザーのフランス(カリン・ヴィアール)は、20年間勤めていた工場が突如閉鎖されて職を失い、そのショックから突発的に自殺を図りました。辛うじて一命を取り留めたフランスは、娘たちを妹ジョジィ(オドレイ・ラミー)とその夫JP(ジャン=ピエール・マルタンス)に預け、パリへ出稼ぎに行くことにしました。フランスは自由気ままで身勝手な腕利きの金融トレーダーのスティーブ(ジル・ルルーシュ)に家政婦として雇われることになりました。スティーブの性格に呆れるフランスでしたが、ある日、スティーブの元妻メロディ(ラファエル・ゴダン)が彼の家を訪れ、彼の息子アルバンを押し付けてタイへ旅立ってしまいました。
フランス、幸せのメソッドのネタバレあらすじ:承
フランスは、子供の扱いに慣れないスティーブに代わってアルバンの面倒を見ることになり、たまの休みの日には娘たちとも再会を果たしていました。スティーブは株の空売りなどにも手を出しており、家事をやるよりも株取引の方が性に合っていました。やがてフランスはアルバンとも心を通わせ合うとともに、今の成功に虚しさすら感じ出していたスティーブとも距離を縮めていきました。ある日、スティーブはフランスやアルバンを伴ってロンドンへ旅行に出かけ、今まで味わったことのない豪華な暮らしに心をときめかせたフランスは遂にスティーブと結ばれます。
フランス、幸せのメソッドのネタバレあらすじ:転
しかし、そんな幸せも束の間、フランスはスティーブらトレーダーが空売りを仕掛けたことが、以前フランスが勤めていた工場の閉鎖の理由になったことを知ります。しかもスティーブは悪びれる様子は微塵もないどころか、友人に家政婦と寝たことを軽々しく話してしまいました。アルバンを連れて公園へ行ったフランスは長女からの電話で思わず涙を流し、辛い思いを打ち明けました。しかし、電話の最中にアルバンはフランスとはぐれてしまい、幸いすぐにアルバンを発見しましたが、その時フランスは密かにスティーブへの復讐を思いついていました。フランスはアルバンを連れ去って車でダンケルクに向かい、スティーブにアルバンを返す条件として警察に「見つかった」と連絡を入れること、そしてダンケルクに来ることを突きつけました。
フランス、幸せのメソッドの結末
スティーブの元にやってきたメロディはフランスの要求を拒否する構えでしたが、スティーブはこれを受け入れてダンケルクへ向かいました。ダンケルクに着いたフランスは待ち構えていた警察に誘拐の罪で逮捕され、アルバンは駆け付けたスティーブに引き渡されました。フランスが護送車に乗せられてその場を離れようとしたその時、フランスのかつての同僚らが大挙して護送車の進路を妨げ、フランスの娘はスティーブこそが工場を潰した張本人だと人々に訴えました。スティーブがフランスの元同僚らに袋叩きにされるなか、護送車の中のフランスは思わず笑みを浮かべていました。
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