マッケンナの黄金の紹介:1969年アメリカ映画。ヘック・アレンが“ウィル・ヘンリー”名義で書いた小説を原作とした西部劇作品です。インディアンの聖地に眠る黄金を巡り、連邦保安官や黄金を狙う無法者、黄金を守ろうとする原住民が抗争を繰り広げます。
監督:J・リー・トンプソン 出演者:グレゴリー・ペック(サム・マッケンナ)、オマル・シャリーフ(ジョン・コロラド)、カミラ・スパーヴ(インガ・バーグマン)、ジュリー・ニューマー(ヘシュケ)、テリー・サバラス(ティッブス)ほか
映画「マッケンナの黄金」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マッケンナの黄金」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マッケンナの黄金」解説
この解説記事には映画「マッケンナの黄金」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マッケンナの黄金のネタバレあらすじ:起
1872年、アメリカ南西部。メキシコ人のならず者ジョン・コロラド(オマー・シャリフ)は手下らを引き連れて共にアパッチ族の聖地に隠されてあるという黄金を狙っていました。コロラドは先住民から黄金の眠る谷への道を知った連邦保安官サム・マッケンナ(グレゴリー・ペック)を捕え、道案内をさせようとアジトへ連行しました。アジトでマッケンナは同じく捕らえられていた判事の娘インガ・バーグマン(カミラ・スパーヴ)と知り合い、マッケンナに想いを寄せる先住民のヘシュケ(ジュリー・ニューマー)は嫉妬心を抱きました。時を同じくして、コロラド一味を追うティッブス隊長(テリー・サバラス)率いる騎兵隊、そして黄金を守ろうとするアパッチ族の集団も迫りつつありました。
マッケンナの黄金のネタバレあらすじ:承
翌日、コロラドと旧知の仲にしてマッケンナのポーカー仲間でもあるベン・ベイカー(イーライ・ウォーラック)らも黄金の話を聞き付け、一行への同行を要求してきました。その後も老いたイギリス人(アンソニー・クエイル)、雑貨店主(バージェス・メレディス)、新聞の編集者サム・フラー(リー・J・コッブ)、宣教師(レイモンド・マッセイ)、黄金を狙ってアパッチに目を焼かれた老人アダムス(エドワード・G・ロビンソン)などもまた黄金を狙って一行に加わりました。一行は後を追ってきた騎兵隊をかわしながら谷へ向かいましたが、騎兵隊やアパッチ族の襲撃により一行は次々と殺されていきました。その間にもインガとヘシュケはマッケンナを巡って火花を散らしました。
マッケンナの黄金のネタバレあらすじ:転
コロラドはインガを騎兵隊に引き渡して逃げ切ろうとしましたが、黄金の話を聞き付けたティッブスも無理やり一行に加わりました。一行はアパッチ族の襲撃をかわしながら谷の入り口近くの“揺れる岩”まで到着しました。マッケンナはティッブスから手を組もうという誘いを断り、コロラドにインガと共に自分を解放するよう要求しましたが、コロラドは目的を果たすまでは解放しまいと告げました。翌朝、日の出とともに一行は出発、遂に目的の黄金の谷に辿り着きました。ヘシュケはインガを崖から突き落とそうとしましたが誤って自分が転落してしまい死亡しました。ようやく黄金の岸壁に着いたコロラドやティッブスらは金塊を持てるだけ馬に積み込もうとしましたが、この谷は古くからの言い伝えでアパッチの呪いがかけられているとされ、黄金を持ち出そうとしたものには災いが降りかかるとされていました。
マッケンナの黄金の結末
何やら嫌な予感がしたマッケンナはインガを連れて谷から脱出しようとしましたが、言い伝えを頑なに信じる一行の原住民ハチタ(テッド・キャシディ)がティッブスを殺害、ハチタを殺害したコロラドはマッケンナの後を追いかけ、二人は一騎打ちに挑もうとしたその時、アパッチ族の集団の襲撃とともに谷一帯に大きな地震が発生、谷は轟音を立てて崩壊を始めました。命からがら谷を脱出したマッケンナらでしたが、谷の黄金は土砂と岩の中に完全に埋もれてしまいました。マッケンナはコロラドを撃たず、これからも追い続けることを伝えて見逃し、コロラドはその場を立ち去りました。しばらくしてマッケンナは金塊を積んだ馬が生き残っていることを確認、インガと共にその場を立ち去っていきました。
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