マッド・ハイジの紹介:2022年スイス映画。独裁政権下のスイスで、アルプスに住むハイジの彼氏のペーターが違法にチーズを作って販売した罪で路上で殺されます。目の前でピーターを殺されたハイジも捕まり女囚へ入れられますが、復讐のため脱走し戦死になって戻って来ます。そしてハイジの政府軍に対する殺戮が始まったのです。世界的な童話”アルプスの少女ハイジ”を題材に、スプラッターバイオレンス映画に仕立てた問題作です。
監督:ヨハネス・ハートマン 出演:アリス・ルーシー(ハイジ)、マックス・ルドリンガー(クノール司令官)、アルマル・G・佐藤(クララ)、パスカル・ウリ(シュヴィッツゲーベル博士)、カーチャ・コルム(フロライン)、キャスパー・ヴァン・ディーン(マイリ)ほか
映画「マッド・ハイジ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マッド・ハイジ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マッド・ハイジ」解説
この解説記事には映画「マッド・ハイジ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マッド・ハイジのネタバレあらすじ:起
独裁政治が行われているスイスで、若い夫婦がクノール司令官に射殺されます。
20年後、アルプスの森のふもとに住むハイジが、山羊飼いのペーターとSEX中です。ペーターは山羊の乳でチーズを作って街で販売して金儲けをしています。ハイジの祖父・アルペヒは「ペーターと付き合うな」と注意しますがハイジは聞き入れません。
この時代のスイスでは、いまだに独裁国家が続いていて、マイリ大統領は国民に政府が作ったチーズを食べるようテレビCMまで流しています。国の政策に逆らうものは、スイスの名産品で拷問を受けて殺されます。そんな時、マイリの耳に「街で違法にチーズを売っている奴がいる」という情報が入ります。マイリはクノールに「見つけ出せ」と命令します。
やがてクノールはペーターを見つけて取り押さえると、見せしめとして路上で頭をボウガンで撃って破壊します。その場にいたハイジが叫びます。クノールは「その娘も捕まえろ!」と命令しますが、ハイジはクノールを蹴り飛ばして家に逃げ帰ります。追って来たクノールらを二階からアルペヒが銃で狙っています。クノールが「アルペヒか!」と叫ぶと銃撃戦になり、ガソリンに引火し家が爆発してしまいます。
マッド・ハイジのネタバレあらすじ:承
ハイジは軍の車に乗せられます。中にはクララという少女が乗せられていて、二人は収容所へ送られます。収容所にはフロラインという女性がいて、クノールは彼女の性の奴隷です。ハイジとクララが牢屋に入れられると、筋肉隆々のロージとフローラという女がいます。
翌日、闘技場でアルペンレスリングが行われ、クララとハイジはロージとフローラに叩きのめされます。マイリがやってくると、クノールはハイジを指さし「アルペヒの孫だ」と教えます。するとマイリは「シュヴィング祭りの主役にしろ」と命じます。
チーズばかりの食事にうんざりしたハイジが文句を言って暴れます。独房に入れられたハイジは、ここで死んだと思われる白骨死体を見つけます。女看守は何かにつけハイジをいじめます。
マイリがクノールに「祭りの準備はいいか?あの娘は上手くいっているか?」と聞きます。クノールは「ハイ」と答え、フロラインにこのことを伝えます。フロラインは看守にイジメをやめさせ、ハイジに話しかけます。ハイジは人骨でフロラインの首を刺して殺すと、鍵を奪いクララを誘います。しかしクララは洗脳されて動きません。こうして走って逃げたハイジでしたが、崖の上でクノールに追い詰められます。
マッド・ハイジのネタバレあらすじ:転
クノールは「20年前、お前の両親を殺したのはワシじゃ」と教えボウガンで狙います。ハイジは崖から川に飛び降ります。川の下流は高い滝で、クノールはマイリに「娘が自殺した」と報告します。
研究室のシュヴィッツゲーベル博士がウルトラスイスというチーズを開発します。「これを食べれば従順な人間になる」とマイリに教え男に食べさせます。「美味い」と言って食べた男はゾンビのようになり宣伝相の腹を引き裂いて殺します。クノールが男を射殺すると「これはいい、兵器になる」と言って喜びます。
生きていたハイジは森で女神ヘルヴェディアに会います。そしてシモベたちから戦いを教わります。やがて一人前の戦士になったハイジは、政府軍のパトロール隊を襲い、一人をのぞいて皆殺しにします。生き残った一人はクノールとマイリに「あの娘にやられた」と報告します。
一方、真っ黒になりながらも生きていたアルペヒは、殺されたペーターの父・アイザックに会いに行き「わしの孫はハイジだ、協力してくれ」と頼みます。アイザックはOKすると武装して仲間を集めます。やがて村人たちも集まり、全員で収容所へ向かいます。街で「祖国に死を」と先びながら兵士の殺戮を繰り返していたハイジでしたが、バッファローの面をかぶった戦士に捕まります。
マッド・ハイジの結末
闘技場でシュヴィングの祭りが始まります。チーズを輸出することが決まったフランスの要人も来ています。クララとハイジが呼ばれ、筋肉女ロージとフローラとの対戦です。クララがあっさりやられると、ハイジがフローラを殺します。そしてロージも倒しますが、とどめを刺すのをやめます。マイリが「殺せ」と命じますがハイジは応じません。
するとバッファロー男が現れます。長い斧でバッファロー男の股間をえぐりますが死にません。起き上がったロージが加勢し二人で闘います。隙をついたハイジはバッファロー男の首を飛ばし、首を持って観客に見せます。クノールがやってきてボウガンでハイジの胸を撃ちます。そこへアルペヒら大勢がやって来て銃撃を始めます。ハイジはクノールをスイス国旗で串刺しにします。
起き上がったクララが「マイリは通路を逃げたよ」と教えます。ハイジとアルペヒらはマイリを追います。マイリはフランスの要人と研究室へ逃げ込みます。そしてシュヴィッツゲーベル博士が作ったチーズをフランスの要人に食べさせたのです。ハイジらが入ってくるとゾンビになった要人らが襲いかかります。しかしあっさり殺され、逆にハイジらがマイリのケツにチーズのノズルを突っ込みスイッチを入れて爆破させます。
ゾンビに噛まれたアルペヒは「ここに残る」と言い、ハイジらを逃がします。そしてアルペヒは爆弾のスイッチを押し、研究所もろとも自爆したのです。一人生き残ったシュヴィッツゲーベル博士が車で逃げています。待ち伏せていたハイジとクララが、ガトリング銃でハチの巣にしました。
以上、映画「マッド・ハイジ」のあらすじと結末でした。
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