コロラドの紹介:1948年アメリカ映画。ボーデン・チェイスの原作を映画化した西部劇です。南北戦争末期を舞台に、かつて親友同士だった帰還軍人二人と一人の女性を巡る三角関係、そして脱走兵も絡んだ対決を描いた作品です。
監督:ヘンリー・レヴィン 出演者:グレン・フォード(オーウェン・デヴァロウ)、ウィリアム・ホールデン(デル・スチュワート)、エレン・ドリュー(キャロリン・エメット)、ジェイムス・ミリカン(ジェリコ・ハワード)、レイ・コリンズ(ビッグ・エド・カーター)ほか
映画「コロラド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コロラド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「コロラド」解説
この解説記事には映画「コロラド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コロラドのネタバレあらすじ:起
アメリカを二分した南北戦争も終盤に差し掛かった1865年。オーウェン・デヴァロウ大佐(グレン・フォード)は南軍の兵士多数を包囲して虐殺する指示を出します。やがて戦争は終わり、オーウェンとその親友デル・スチュワート大尉(ウィリアム・ホールデン)は故郷コロラドに凱旋、郷土の英雄として讃えられます。オーウェンは州判事に、デルは保安官に任ぜられます。オーウェンはデルの恋人だったキャロリン・エメット(エレン・ドリュー)をうまく口説き、略奪同然に結婚します。
コロラドのネタバレあらすじ:承
帰還兵たちの生活の糧は地元の金鉱採掘でしたが、資産家のカーター(レイ・コリンズ)が金鉱を私物化してしまい収入は減少、不満を持つ炭鉱夫らはカーターを訴えますが、こともあろうかオーウェンはカーター寄りの判決を下し、人々の不満は募る一方でした。その時、勤務中に酒を飲んだことで営倉に入れられていたジェリコ・ハワード(ジェイムス・ミリカン)が脱走、炭鉱夫と手を組んでカーターの会社の金庫を襲撃し、会社の守衛を殺害しました。炭鉱夫らは口を割らず、オーウェンは見せしめとしてジェリコの弟ジョニー(ジェローム・コートランド)を逮捕、デルの忠告を無視して絞首刑に処します。
コロラドのネタバレあらすじ:転
デルはジェリコが犯人であるという証言を得て、オーウェンのやり方に異を唱えて保安官のバッジを返上します。デルがジェリコらと手を組んだことを知ったオーウェンは、キャロリンが危険に晒されているとの偽の情報を流してデルをおびき寄せ、身柄を拘束して牢獄に幽閉します。しかしデルはドク(エドガー・ブキャナン)の助けを得て脱獄に成功、オーウェンの心変わりを知って彼の元を離れたキャロリンやジェリコと共に炭鉱夫の町に姿を隠します。
コロラドの結末
オーウェンはデルらをあぶり出すために町を焼き払うよう指示、辺りは炎に包まれていきました。逃げ惑う人々の中、財産を失ったカーターはオーウェンを非難します。そしてオーウェンはデルやジェリコと闘い、キャロリンの悲鳴が響き渡るなかオーウェンは崩れ落ちた建物の下敷きになって死亡、ジェリコも命を落とします。その後、デルは再び保安官の座に戻り、職を失った炭鉱夫の救済のため、キャロリンや町の人々に送られてワシントンへと旅立っていきました。
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