マスカレード /甘い罠の紹介:1987年アメリカ映画。莫大な遺産を相続した女性がヨットマンと恋に落ちるが、そこには彼女を取り巻く男たちが幾重にも張り巡らせた罠があった。金をめぐるあさましい計画は身を滅ぼすが、最後には真実の愛だけが残される。
監督:ボブ・スウェイム 出演:ロブ・ロウ(ティム)、メグ・ティリー(オリヴィア)、キム・キャトラル(ブルック)、ジョン・グローヴァー(トニー)、ダグ・サヴァント(マイク)、ダナ・デラニー(アン)、ほか
映画「マスカレード /甘い罠」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マスカレード /甘い罠」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マスカレード /甘い罠」解説
この解説記事には映画「マスカレード /甘い罠」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マスカレード /甘い罠のネタバレあらすじ:練られた計画
アメリカ、ハンプトン。母親の遺産を相続した富豪の娘オリヴィアは、ある晩、パーティーでヨットマンのティムに出会う。自分と同じくヨットを愛するティムに惹かれ始めたオリヴィアだったが、金目当てで身持ちの悪い継父トニーは、ティムが雇い主モリソンの妻ブルックと関係を持っていることを暴露し、彼もまた金目当てだと中傷する。それでもオリヴィアはティムを信じ、デートを重ねる。
ある日、トニーは密かにカフェでティムと落ち合う。トニーはティムにオリヴィアを誘惑させ、結婚後オリヴィアを殺して遺産を山分けすることを目論んでいた。そして彼女のティムへの気持ちを確実なものにするため、銃で脅すトニーをティムが追い払うという芝居を計画していた。
オリヴィアがティムと体を重ねた夜、計画は実行されたが、トニーともみ合った末、ティムは彼を撃ち殺す。計画殺人と思われることを恐れたオリヴィアは、レイプされそうになり自分が撃ったことにして、ティムを去らせる。そしてモリソン夫人のベッドに戻ったティムは、時計を1時間遅らせてアリバイ工作を計る。
マスカレード /甘い罠のネタバレあらすじ:邪魔な目撃者
正当防衛で収めようとする警察にトニーの愛人アンが、オリヴィアの恋人ティムが怪しいと告発するが、ティムにはアリバイがあった。事件は正当防衛として捜査終了となり、オリヴィアとティムは結婚する。
諦めきれないアンはマイクに、ティムとトニーがカフェで口論していたところを見た者がいると告げ、捜査を再開しなければ目撃者の名前は明かさずマスコミに渡す、と言い放つ。しかし数日後、アンは死体となって発見され、状況から自殺と断定される。
マスカレード /甘い罠のネタバレあらすじ:もう1人の共犯者
ティムはモリソンに誘われ、夫婦そろってフロリダに行くことにするが、予想外にオリヴィアの妊娠が判明。その夜、ティムはマイクの元を訪れる。実は2人はヨット仲間で、マイクもオリヴィア殺害により財産を奪う計画を立てていたのだった。
相続人が産まれた子に移る前にオリヴィアを殺害しようと計画を急ぐマイクにティムは抵抗するが、裏切ればトニーとアンを殺した犯人として告発する、と脅す。ティムは何とかマイクの罠から逃れようとフロリダへの出発を早めるが、予定変更を知ったマイクは、すぐさまヨットがガス漏れするよう細工する。
マスカレード /甘い罠のネタバレあらすじ:残ったものは本当の愛
マイクに知られたことに気づいたティムはヨットへ急ぎ、船外に残っていたオリヴィアの姿に気づかないままガスが充満する船内に飛び込むと、直後ヨットは大爆発を起こす。目の前の惨事に呆然とするオリヴィアだったが、マイクとティムが一緒に写った写真を目にして、2人が友人同士だったことを知る。
その時入ってきたマイクを見て全てを悟ったオリヴィアは、襲いかかるマイクに抵抗した末に彼を窓から突き落とす。
ティムの葬儀のあと、弁護士からティムが相続放棄の手続きを取っていたことを聞き、オリヴィアはティムが心から自分を愛してくれていたことを知る。
以上、映画「マスカレード /甘い罠」のあらすじと結末でした。
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