マッチポイントの紹介:2005年イギリス,アメリカ,ルクセンブルク映画。ウディ・アレンがイギリスを舞台に、上流階級の一員になろうとする元テニスプレイヤーの野心を描く。アレン自身の「重罪と軽罪 」を思わせる意外なラストとなっている。
監督:ウディ・アレン・出演:ジョナサン・リス・マイヤーズ(クリス・ウィルトン)、スカーレット・ヨハンソン(ノラ・ライス)、エミリー・モーティマー(クロエ・ヒューイット・ウィルトン)、マシュー・グード(トム・ヒューイット)、ブライアン・コックス(アレックス・ヒューイット)、ほか
映画「マッチポイント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マッチポイント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マッチポイント」解説
この解説記事には映画「マッチポイント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マッチポイントのネタバレあらすじ:1
クリスはプロテニスプレイヤーでしたが、今は高級テニスクラブでインストラクターをしています。金持ちの生徒であるトムと音楽の話題で親しくなったクリスは、一緒にオペラハウスへゆき、そこでトムの姉であるクロエと知り合います。独身のクロエはクリスに一目惚れし、二人は付き合う仲に。トムの邸宅に招かれたクリスは、そこでトムの婚約者であるノラと出会います。女優志望の彼女はクリスに妖艶な態度を見せ、トムは彼女に心惹かれるものを感じます。トムはノラにぞっこんでしたが、家族は彼女がアメリカ人ということもあって、婚約そのものにもいい顔を見せていません。クロエは父親のアレックに頼んで、彼が経営する会社にクリスを雇い入れてもらうことにします。クリスには家族も好意を見せ、結婚の話も出るようになります。
マッチポイントのネタバレあらすじ:2
ある嵐の日、クロエと口論になったノラは戸外に出ます。それを追うクリス。好きだという事をノラに告白するとノラもそれを受け入れ、二人は情熱的に抱き合います。冷静な気分に戻ったノラは「この事は忘れましょう」といいますが、クリスは引き続いての関係を求めます。やがて、クリスはクロエと結婚。しかし、トムとノラの婚約は解消されてしまい、クリスがノラに会う機会もなくなります。
マッチポイントのネタバレあらすじ:3
幸せに結婚生活を送るクリスたちですが、クロエの悩みは子供が出来ない事。一方でクリスはノラと連絡をとろうとして中々果たせません。しかし、テート・モダンで偶然再会。クリスの誘いに今度はノラも応じ、二人は密会を始めることになります。関係を続けるうち、ノラはクリスに妊娠を告げます。クリスは中絶を求めますが、ノラは拒否。これによってノラへの気持ちが冷めはじめたクリスは彼女と会う回数も減りますが、ノラは自分以外の愛人がいるのでは、と疑います。ノラはクリスに離婚を求めるようになり、ついには職場にも現れて彼を責めます。幸い、彼女の姿を他の社員に見られることはありませんでした。
マッチポイントの結末
義父のショットガンを手に入れたクリスはノラのアパートへゆき、隣人のイーストビー夫人をまず殺して部屋から宝石を盗みます。そしてさらにノラを撃ち殺しました。強盗による犯罪と見せかけるためです。クリスは何食わぬ顔でショットガンを義父の戸棚に戻します。クロエも不妊治療が功を奏してついに妊娠した事が分かります。無事に済むのかと思いきや、警察の捜査でノラの日記が見つかり、クリスとの関係が知られてしまいます。コッソリと取り調べに応じるものの、自分の無実を主張するクリス。しかし、クリスが棄てたイースビー夫人の宝石を拾って身につけた麻薬の売人が偶然死体で見つかり、真犯人とされます。クリスは罪に問われることなく、クロエと仲睦まじく暮らし続けるでしょう。
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