マックス・ペインの紹介:2008年アメリカ映画。強盗3人組に妻と幼い子供を殺された刑事マックス。資料室に配置転換させられた今も逃げた残る一人の妻殺しの犯人を追っていました。バーで知り合ったナターシャが殺され、腕に妻と同じ刺青があったことから。妻殺しは何か仕組まれたものだと思い始めました…という内容の、人気ゲームの実写映画化作品です。
監督:ジョン・ムーア 出演者:マーク・ウォールバーグ(マックス・ペイン)、ミラ・クニス(モナ・サックス)、ボー・ブリッジス(B.B.ヘンズリー)、オルガ・キュリレンコ(ナターシャ)、クリス・リュダクリス・ブリッジス(ジム・ブラヴーラ)、アマウリー・ノラスコ(ジャック・ルピノ)、クリス・オドネル(ジェイソン・コルヴィン)、ドナル・ローグ(アレックス)ほか
映画「マックス・ペイン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マックス・ペイン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マックス・ペインの予告編 動画
映画「マックス・ペイン」解説
この解説記事には映画「マックス・ペイン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マックスペインのネタバレあらすじ:起
水中に沈み死を覚悟したマックス・ペイン(マーク・ウォールバーグ)…。1週間前に遡ります。警察署の資料室に移動させられたマックスはタレコミ屋トレバーのバーにいました。マックスは殺された妻と子供の犯人を二人射殺しましたが、逃げた一人をいまだ個人的に探していました。
店内は新ドラッグを飲む若者であふれていました。店で知り合ったナターシャ(オルガ・キュリレンコ)と話していると、ナターシャの姉のモナ(ミラ・クニス)が近寄って来ました。マックスが警察の人間だと知ると立ち去りました。ナターシャの刺青を見て、妻のミシェルの手がかりが何か掴めると思ったマックスは、ナターシャを部屋に呼びました。しかしナターシャはマックスを誘惑するだけで、何も話しませんでした。マックスはナターシャを追い出しました。
夜の街を一人歩くナターシャをビルの屋上から、顔にも刺青をしたルピーノが見ていました。やがてナターシャは何者かに襲われました。翌朝、警察署に出勤する前に元相棒の刑事アレックス(ドナル・ローグ)に呼び止められました。アレックスは妻のミシャル殺しの担当をしていましたが、事件の解決が出来ず、二人は疎遠になっていました。マックスはナターシャが殺されたことを話し、ナターシャがマックスの財布を持っていたことを知らせました。マックスは盗まれたものだと言いますが、ナターシャ殺しの容疑者にされると忠告しました。
マックスペインのネタバレあらすじ:承
アレックスは一人、部屋でナターシャの殺害現場資料とミシェル殺し現場の資料を突き合わせていました。そこに一つの共通点を見つけ、マックスに電話しますが留守電でした。マックスが帰宅後に留守電を聞くと、アレックスが、ナターシャとミシェルが繋がったと言い、今からそっちに行くという伝言がありました。
時間を見たマックスは、今だにアレックスが来ていない事に不安に思い、アレックスの自宅に行きました。アレックスは殺されていました。そしてマックスも何者かに襲われますが、とっさにマックスは銃を6発発砲しました。
目覚めたマックスの側には元刑事で現在製薬会社エーシェル役員のヘンズリー(ボー・ブリッジス)がいました。ヘンズリーはマックスに「相談に何でも乗るから安心しろ」と言いました。アレックスの葬儀後、警察署のアレックスの部屋に入ったマックスは、ナターシャが最後に電話した男のオーエン・グリーンという名を見つけました。
オーエン・グリーンを探していると、ナターシャの姉のモナに襲われ、銃を突き付けられました。マックスの話を聞き、一緒に協力することになりました。オーエンの部屋に着くと、オーエンはトランス状態になっていて、窓から翼の生えた男に引っ張られるように飛び降りました。
マックスペインのネタバレあらすじ:転
マックスは資料室でミシェル殺しの資料を見直しましたが、何もかもなくなっていました。しかしエーシャル社が関係があると見たマックスは、ヘンズリーにミシェルの上司だった男の名を聞きだし、上司のジェイソンの部屋に行きました。
ジェイソンに銃を突きつけ、真実を話せと言うと「証拠はこの袋にある」と言い受け取ると、機動隊が突入し、ジェイソンを射殺しました。マックスはとっさに機動隊員らを射殺し、署から逃げ出しました。中身はエーシャル社のビデオでした。無敵の兵士を作るための薬を開発し、それを飲んだルピーノが語っていました。
薬の名は『ヴァルキリー』でした。犯人がルピーノだと分かり、アジトに向かいました。しかしルピーノは強く、危機一髪のところでヘンズリーが入って来て、ルピーノを射殺しました。ヘンズリーはジャックにマックスを拘束させました。ヘンズリーが話し始めました。エーシャル社は軍の仕事として『ヴァルキリー』を開発し、兵士に飲ませるも、ルピーノ以外は全て失敗に終わりました。
そして飲んだ人は、翼の生えた男が見えるようになる幻覚が起こり、殺人でも何でもやるようになったのでした。そして薬の開発に携わり、秘密を知っている人達は全て殺されていました。ミシャルもその一人でした。そしてヘンズリーはこの薬で金儲けするために、新ドラッグとして若者に流していたのでした。更にミシェル殺しの残る犯人の一人がヘンズリーだと分かりました。
マックスペインの結末
ヘンズリーはマックスをドラッグ中毒に見せる為、ポケットに『ヴァルキリー』を入れて撃ち殺そうとしましたが、マックスはとっさに氷の張った海に飛び込みました。沈んでは浮き上がりを繰り返し、何度も死の淵をさまよいながら陸に上がったマックスは『ヴァルキリー』を飲みました。
覚醒したマックスはエーシャル社に銃を乱射しながら突撃しました。撃たれながらもヘンズリーを追いました。ヘンズリーは屋上へ上がり、社長に電話し、ヘリの要請をしますが、社長は無視しました。その頃、警部補のブラヴーラがFBIに協力要請をしました。マックスは乱射を続け、ヘンズリーを追い詰める寸前まで行った時、『ヴァルキリー』の幻覚が見えはじめました。
目の前の上空を飛び回る翼の生えた男たちです。しかしこの状況を救ったのはモナでした。そしてマックスは屋上のヘリポートにヘンズリーを追い込んで射殺しました。妻ミシャルの復讐を終えたマックスは、達成感と幻覚が入り乱れていました。そこにFBIが乗り込み、マックスは身柄を確保されるのでした。
以上、映画「マックスペイン」のあらすじと結末でした。
奥深い難解な内容ですが陰謀の渦巻く身内の復讐と殺害された真実を探るサスペンスは見応えありました。ドタバタ劇になかなか集中出来ない部分もありましたが新しい形のサスペンスを感じました。