僕と彼女とオーソン・ウェルズの紹介:2008年イギリス映画。1930年代後半のニューヨーク。俳優志望の高校生リチャードはひょんなことから天才演出家オーソン・ウェルズの主催する劇団に俳優として採用されます。リチャードは女優の卵ソニアに恋をしますが、彼女がオーソン・ウェルズの愛人の一人だと知り…。監督は「6才のボクが、大人になるまで」のリチャード・リンクレイター。鬼才オーソン・ウェルズを演じたクリスチャン・マッケイの迫真の演技が話題を呼びました。
監督:リチャード・リンクレイター 出演者:ザック・エフロン(リチャード・サミュエルズ)、クリスチャン・マッケイ(オーソン・ウェルズ)、クレア・デインズ(ソニア・ジョーンズ)、 ジェームズ・タッパー(ジョゼフ・コットン)、 ベン・チャップリン(ジョージ・クールリス)、ゾーイ・カザン(グレタ・アドラー)、ケリー・ライリー(ミュリエル・ブラスラー)、ほか
映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
僕と彼女とオーソン・ウェルズの予告編 動画
映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」解説
この解説記事には映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
僕と彼女とオーソン・ウェルズのネタバレあらすじ:起
1930年代後半のニューヨーク。高校生のリチャード(ザック・エフロン)は俳優志望の演劇青年です。ある日楽器店で劇作家志望の女性グレタと出会い親しくなります。その後41番街を歩いていたチャールズは演出家オーソン・ウェルズ(クリスチャン・マッケイ)の主催するマーキュリー劇場の俳優達と出会い、楽器が弾けたことから劇団員に採用されることになりました。
劇団には映画女優を目指す美女ソニア(クレア・デインズ)が制作助手として働いており、右も左も分からぬリチャードを何かと気遣ってあげます。オーソン・ウェルズは天才的な演出家であり俳優でしたが、他の者の意見になど耳を傾けない支配的な性格のため、スタッフ達との諍いも絶えませんでした。さらに身重の妻がいるにも関わらず何人もの女優を愛人にしていました。
僕と彼女とオーソン・ウェルズのネタバレあらすじ:承
演技経験のないリチャードは声が小さいなどとウェルズから日々ダメ出しを受けます。一方でウェルズはリチャードを坊やと呼んで可愛がります。ウェルズは出演するラジオドラマの収録にリチャードを同行させます。ウェルズは即興で台本にないセリフを言い始め、他の俳優達を困惑させますが、リチャードはウェルズの才能を目の当たりにして深い感銘を受けます。
ソニアに恋心を抱き始めたリチャードは彼女をデートに誘うことに成功します。そしてウェルズの隠れ家で愛を交わしました。やがてマーキュリー劇場による実験的舞台「ジュリアス・シーザー」の公演初日が翌日に迫ります。
僕と彼女とオーソン・ウェルズのネタバレあらすじ:転
リチャードはソニアをデートに誘いますが、ウェルズから誘われているため行けないと告げます。映画出演の足掛かりを掴みたいソニアはウェルズと愛人関係にあったのでした。ショックを受けたリチャードはウェルズに詰め寄り、彼女は渡さないと凄みます。さらに身重の奥さんがいるのにと漏らしたことがウェルズの逆鱗に触れてしまいました。
リチャードは劇団をクビになります。助け舟を出したのが俳優であり、ウェルズのよき理解者であるジョゼフ・コットンでした。ジョゼフに説得されたウェルズはリチャードに会いに行き、初日の舞台に立って欲しいと告げます。ウェルズはリチャードの才能を認め、君が必要なのだと説得します。リチャードは舞台に立つ決心をします。
僕と彼女とオーソン・ウェルズの結末
舞台初日がやってきました。アントニー役のジョージは緊張のあまり控室に籠ってしまいますが、君は天性の役者だとウェルズに説得され、正気を取り戻します。ウェルズをはじめすべての役者達が本領を発揮し、舞台は大成功をおさめます。カーテンコールでは熱狂する観客達が総立ちとなり、リチャードはあらためて演劇の面白さを知るのでした。
しかし終演後のパーティーでリチャードはジョゼフからクビを言い渡されます。ウェルズは本心ではリチャードを許してなどいませんでした。リチャードはウェルズに直談判しようとしますが、すでに劇場を去ったあとでした。リチャードは映画のテストを受けることになったというソニアを激励し、劇場を去ります。その後リチャードはグレタと再会します。グレタは短編作品が雑誌に掲載されることになったと嬉しそうに報告します。リチャードは私達の未来は明るいと語るグレタに元気づけられるのでした。
以上、映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」のあらすじと結末でした。
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