ミリオンズの紹介:2004年イギリス,アメリカ映画。母を亡くし、兄アンソニーと父とともに家を引き払った純真無垢で少し変わり者の少年ダミアン。ある日、ダミアンの秘密の庵に近所を走る列車から大金が入った袋が投げ込まれた。ダミアンはこれを神様からの贈り物だと思い、思うままに善に使おうとするが…。
監督:ダニー・ボイル 出演:アレックス・エテル(ダミアン)、ルイス・マクギボン(アンソニー)、ジェームズ・ネスビット(ロニー)、デイジー・ドノヴァン(ドロシー)、クリストファー・フルフォード(貧しい男)、ほか
映画「ミリオンズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミリオンズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミリオンズの予告編 動画
映画「ミリオンズ」解説
この解説記事には映画「ミリオンズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミリオンズのネタバレあらすじ:起
ポンドからユーロへと変更される少し前。少年ダミアンとその兄アンソニー、そして父の3人は母の死をきっかけにイギリスの高級住宅街へと引っ越すことにしました。ある日、ダミアンは神様やキリスト教の聖人のことを考えながらダンボールで作った庵の中で付近の電車が通るのを待っていました。突然、電車からスポーツバッグが案に投げ込まれました。ダミアンが確認すると、中には大金が入っていました。
ミリオンズのネタバレあらすじ:承
すぐさまアンソニーに見せ、なんと同級生を買収。アンソニーは金に物を言わせ、学校でもブイブイ言わせるようになってしまいました。一方純粋無垢なダミアンは、22万ポンドの大金を神様からの贈り物だと思い、寄付に充てることに。近所のモルモン教の男性たちに匿名で寄付するや、倹約な生活が一変彼らは必要な電化製品をしこたま買ったのでした。
ミリオンズのネタバレあらすじ:転
ある日、ダミアンは学校にやってきた寄付金募集の女性に1000ポンドを募金、当然父ロニーが学校に呼びつけられます。その後、寄付金募集の女性ドロシーはこれをきっかけにロニーと中を深め始めます。アンソニーによると、大金はユーロ移行に伴い廃棄処分されるはずの紙幣で、強盗が盗んで投げ捨てたものだと言います。父に大金の存在がばれ、警察に持っていくと言われ、アンソニーはがっかり。ところが金を回収しようとしていた強盗団の男に勘付かれ、クリスマスの夜ダミアンの家に泥棒が入りました。父は怒りのあまり大金をユーロに換え、失われた家財道具などを補てんしようと言い始めました。
ミリオンズの結末
ドロシーとも協力し、4人は手分けして銀行を回りました。無事すべてを換金し終え、みなでクリスマスパーティーをしました。しかし彼らに強盗の魔の手が忍び寄っていました。まだ大金をあきらめていなかった男は、ダミアンに自分を家の中に入れるように脅します。ダミアンは大金を持って鉄道まで逃げます。どうにか家に侵入した男でしたが、警戒中の警察に捕まってしまいました。ダミアンは紙幣に火を付けました。本来ここにあるべきでないもの、手に入れてしまったせいで家族がバラバラになってしまった…そう悔んでいると列車がやってきて、紙幣は灰とともに風に舞い上がりました。そこには亡き母がたたずんでいました。ダミアンの純粋な瞳には彼女が見えていました。母はダミアンのおかげで聖人になったのだと言います。翌日、4人それぞれが少しずつ持っていたお金が集まりました。ダミアンお手製の庵に4人は乗り込み夢想しました。ある黒人の聖人いわく、アフリカには井戸がないのだと言います。ダミアンはお金を元手にアフリカの小さな村に井戸を作ったのです。
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