モナリザ・スマイルの紹介:2003年アメリカ映画。アメリカの名門大学を舞台に、古い体制の大学に立ち向かう美術史の教師と女子生徒達の心の交流を描いた感動のヒューマンドラマ。進歩的な女性教師を演じた名女優ジュリア・ロバーツと若手実力派女優キルスティン・ダンストやマギー・ギレンホールの共演が話題となりました。
監督:マイク・ニューウェル 出演者:ジュリア・ロバーツ(キャサリン・ワトソン)、キルスティン・ダンスト(エリザベス・ベティ・ウォーレン)、ドミニク・ウェスト(ビル・ダンバー)、マギー・ギレンホール(ジゼル・レヴィ)、ジョン・スラッテリー(ポール・ムーア)
映画「モナリザ・スマイル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モナリザ・スマイル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「モナリザ・スマイル」解説
この解説記事には映画「モナリザ・スマイル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モナリザスマイルのネタバレあらすじ:起
美術史の教師であるキャサリン・ワトソンは、アメリカで最も保守的と言われる名門の女子大へやってきます。彼女の目的は大学の生徒達に変化をもたらすこと。緊張しながら教壇に立ったキャサリンでしたが、反抗的な女子生徒達からは講義をボイコットされてしまうのでした。経験の乏しいキャサリンに対して大学側の対応も冷ややか、彼女は早くも意気消沈してしまいます。キャサリンは同じ下宿先の同僚教師達に励まされるのでした。結婚を控えているベティは、クラスではリーダー的な存在で、キャサリンを最も敵対視している女生徒です。保守的な母親に毒されているベティは、ある時教師のアマンダが生徒に避妊具を渡していることを知り、彼女を告発します。そしてまもなくアマンダは大学を解雇されてしまうのでした。
モナリザスマイルのネタバレあらすじ:承
自由が許されず、良妻賢母になることばかりを押し付ける大学の教育方針にキャサリンは疑問を感じるようになります。そして成績優秀な生徒ジョーンには進学を勧めるようになります。キャサリンは若い男性教師ダンバーに親しくなっていきますが、彼は生徒のジゼルとも関係を持っていたのでした。キャサリンは型に捉われない画期的な講義を行い、自分で考え、行動することの大切さを生徒達に説いていきます。しかし伝統を重んじる大学で彼女の講義は到底受け入れられることはありません。ジョーンはロースクールに合格しますが、家庭に入ることが一番の幸せだと考えるベティは、彼女の選択を間違っていると非難します。クリスマスになり、キャサリンは遠距離恋愛している恋人のポールから求婚されますが、結婚を考えられない彼女は別れを選択するのでした。
モナリザスマイルのネタバレあらすじ:転
新婚となったベティは家事を理由に講義を欠席するようになり、キャサリンは彼女の態度を厳しく叱責します。反発するベティはキャサリンの指導が生まれながらの女性の役割を放棄させていると大学側に告発するのでした。学長から警告を受けたキャサリンは、女性の自立を拒む大学側や古い考えにとらわれる生徒達への不満を爆発させます。落ち込むキャサリンをダンバーが慰め、やがて二人は恋に落ちていきます。そんな中キャサリンはジョーンが進学を辞めて、婚約者と結婚したことを知ります。キャサリンはジョーンになおも進学を勧めますが、彼女は家庭を築く幸福を選択したのでした。一方ベティは友人コニーの恋を妨害しようとしたことが発覚し、ジョーンやジゼルから責められます。ベティは泣き崩れ、夫との結婚生活がすでに破綻していることを打ち明けるでした。
モナリザスマイルの結末
キャサリンの情熱溢れる授業は生徒達の考え方を変えていきます。キャサリンの教えが正しかったことを認めたベティは、母の反対を押し切り離婚を決意します。自立した女性を目指して一歩を踏み出したベティをキャサリンも激励するのでした。生徒から高く支持されるようになったキャサリンは、厳しい条件付きで大学との再契約を提示されます。ダンバーの裏切りを知ったキャサリンは彼に別れを告げ、信念を追い続けるため大学を去ることを決意します。ベティを始めキャサリンを慕う大勢の女生徒たちに見送られながら、彼女は新しい地へと旅立っていくのでした。
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