マイ・ライフの紹介:1993年アメリカ映画。ガンを宣告されて余命がわずかだと知った男は産まれてくる自分の子供のため、自分の姿を映像として残そうとする。ビデオを遺言として撮影することを通して、妻や家族との絆を取り戻していく様子を描く感動ドラマ。
監督:ブルース・ジョエル・ルービン 出演:マイケル・キートン(ボブ・ジョーンズ)、ニコール・キッドマン(ゲイル・ジョーンズ)、ホー(ハイン・S・ニョール)、マイケル・コンスタンティン (ビル・イワノヴィッチ)、レベッカ・シャール (ローズ・イワノヴィッチ)ほか
映画「マイ・ライフ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイ・ライフ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マイ・ライフ」解説
この解説記事には映画「マイ・ライフ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイ・ライフのネタバレあらすじ:起
30代にしてPR会社を経営するビジネスマンのボブは妻、ゲイルと幸せな日々を過ごしていました。ですがある日、医師から末期ガンと宣告され余命いくばくもないと知ります。腫瘍はどうすることもできない大きさ、治療法は残されていないことも判り絶望します。ですがゲイルのお腹には彼らの第一子となる息子がすでに宿っていたのです。
マイ・ライフのネタバレあらすじ:承
ボブは生まれてくる子供のために、自分や家族の事、少年時代の思い出から髭の剃り方など様々な事をビデオに向かって語り撮影し始めます。ですが時が過ぎると共に体調も精神的に不安定になる彼をゲイルは友人から勧められた中国人のヒーラー(精神治療師)であるホーの元へ連れて行きます。ホーはボブの腫瘍が腎臓から肺に転移し、二つあると言い当てます。驚くボブに体に恐怖や怒りを溜め込んでいる、最後の時こそが大事で大切にすべきだというホーを振り切り治療院を後にしてしまいます。
マイ・ライフのネタバレあらすじ:転
病魔のせいで彼は悪夢を見るようになり死にたくない、もっと生きたいと願うようになります。そして再びホーの治療院へ通い始めます。弟のポールの結婚式に出席するためにゲイルと故郷へ行ったボブは自分の少年時代の思い出をたどり様々な場所を歩き回ります。彼は少年時代、忙しい両親から愛を感じたことがなかったこと、そしてサーカス事件を思い出すのです。幼い頃父がサーカスに連れて行ってくれないため自宅庭にサーカスが来ると学校の友達に嘘をつき家族に迷惑をかけたのでした。弟の結婚式の後にも昔のことで口論になってしまいます。
マイ・ライフの結末
彼は死の恐怖を克服するため少年時代から恐怖の元だったジェットコースターに挑戦し見事克服、その日は余命宣告されていた四ヶ月目だったのです。そしてホーの治療を受けて心の平静を保ち続けます。そしていよいよ出産の日、無事男の子の出産を見届けた彼は幸せな時間を過ごす。が病気が進行し死期を迎えるボブ。家族に囲まれて愛情を一身に感じたボブは家の庭に本物のサーカスが来ているのに気づきます。子供の頃の夢を叶えてくれた両親、そして静かに目を閉じる彼はジェットコースターに乗る夢を見ながら光の中へ吸い込まれていくのでした。ボブが撮ったビデオを見るゲイルと可愛い息子、父親の愛を感じるラストです。
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