ナチョ・リブレ 覆面の神様の紹介:2006年アメリカ映画。普段はメキシコの修道院で給仕係をしている修道士イグナシオ、そのもうひとつの顔はメキシコのプロレス“ルチャ・リブレ”で活躍する覆面レスラー“ナチョ”でした…。ジャック・ブラックが二つの顔を持つ男を演じる痛快プロレスコメディ映画です。
監督:ジャレッド・ヘス 出演者:ジャック・ブラック(イグナシオ/ナチョ)、エクトル・ヒメネス(スティーブンス/ヤセ)、アナ・デ・ラ・レゲラ(シスター・エンカルナシオン)、リチャード・モントーヤ(ギレルモ)、セサール・ゴンザレス(ラムセス)ほか
映画「ナチョ・リブレ 覆面の神様」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ナチョ・リブレ 覆面の神様」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ナチョ・リブレ 覆面の神様の予告編 動画
映画「ナチョ・リブレ 覆面の神様」解説
この解説記事には映画「ナチョ・リブレ 覆面の神様」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナチョ・リブレ 覆面の神様のネタバレあらすじ:起
メキシコ。早くに両親を失、修道院で育ったイグナシオ(ジャック・ブラック)は、修道院が運営する孤児院で調理係として働いていました。イグナシオは身寄りのない孤児たちにたっぷり愛情を注ぎ、美味しい料理を食べさせてあげたいと願うのですが、まともに予算を回してもらえないため満足な食事を提供してやれず、また神父や修道僧との折り合いも決して良好ではありませんでした。ある日、孤児院に美しいシスター・エンカルナシオン(アナ・デ・ラ・レゲラ)が孤児たちの教育係として派遣され、イグナシオは彼女に一目惚れするのですがどうすることもできず悩んでいました。そんなイグナシオは幼い頃からメキシコのプロレス“ルチャ・リブレ”のリングで活躍する覆面レスラー“ルチャドール”に憧れており、いつか自分もレスラーとして活躍して大金を稼ぎ、孤児たちにまともに食べさせてあげたいと思っているのですが、戒律の厳しい修道院ではプロレスは“罪”とされていました。
ナチョ・リブレ 覆面の神様のネタバレあらすじ:承
ある日、街で孤児たちのための寄付を募っていたイグナシオは、ひったくりの男スティーブンス(エクトル・ヒメネス)に金を盗まれてしまい、乱闘になります。そんなある時、街で新人レスラー募集の広告を見たイグナシオは、ホームレスとして暮らすスティーブンスを誘ってタッグを結成、覆面レスラーとして活動を始めます。修道院にバレないようイグナシオはリングネーム「ナチョ」、スティーブンスは「ヤセ」と名乗ります。最初は負けてばかりの二人でしたが、リングに上がる度に金が稼げるようになり、イグナシオはその金で孤児たちにご馳走を振舞い、スティーブンスもホームレス生活から抜け出すことに成功します。やがてイグナシオも金のためだけではなく、純粋に勝ちたいと次第に闘争本能を募らせていきます。
ナチョ・リブレ 覆面の神様のネタバレあらすじ:転
もっと強くなりたい一心のイグナシオは、憧れの人気プロレスラー・ラムセス(セサール・ゴンザレス)からアドバイスをもらおうとしますが、ラムセスはそんなイグナシオを冷たくあしらい、イグナシオらはラムセスのマネージャーであるラモン(エンリケ・ムニョス)からもバカにされてしまいます。そんなある日、教会でのミサの最中、誤ってイグナシオの修道服に火が付き、その下からプロレス用のタイツが姿をのぞかせてしまいます。自分がナチョであることを認めたイグナシオは修道院を出て行き、ラムセスへの挑戦権を得るためのトーナメントに出場しますが惜しくも2位に終わり夢敗れてしまいます。もはや居場所を失ったイグナシオは独り荒野に去っていきます。
ナチョ・リブレ 覆面の神様の結末
荒野で野宿をするイグナシオの元にスティーブンスが現れ、先日のトーナメントでラムセスへの挑戦権を得ていたシレンシオ(ドナルド・チェンバース)が怪我をしたので、2位のイグナシオが繰り上げで挑戦権を得たことを告げます。スティーブンスに励まされたイグナシオはエルカルナシオンや孤児たちのために戦う決意を固め、エルカルナシオンに手紙を書いてプロポーズします。そして迎えたラムセスとの一戦、イグナシオはラムセスに劣勢でしたが、試合会場にエルカルナシオンや孤児たちが駆け付けて声援を送るとイグナシオは大いに勇気をもらい、そしてラムセスに劇的な勝利を収めます。エルカルナシオンと結ばれたイグナシオは賞金でバスを買い、エルカルナシオンやスティーブンス、孤児たちとともに約束の遠足に出発していきました。
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