刑事ニコ/法の死角の紹介:1988年アメリカ映画。『沈黙シリーズ』でおなじみスティーヴン・セガールの記念すべき映画初主演作です。麻薬事件を追う元CIA工作員の刑事が組織の腐敗を知り、法で裁けない巨悪に立ち向かいます。
監督:アンドリュー・デイヴィス 出演者:スティーヴン・セガール(ニコ・トスカーニ)、パム・グリア(ドロレス・ジャクソン)、シャロン・ストーン(サラ・トスカーニ)、チェルシー・ロス(ネルソン・フォックス)、ヘンリー・シルヴァ(カート・ゼーガン)ほか
映画「刑事ニコ/法の死角」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「刑事ニコ/法の死角」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「刑事ニコ/法の死角」解説
この解説記事には映画「刑事ニコ/法の死角」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
刑事ニコ/法の死角のネタバレあらすじ:起
1969年、日本で合気道の修行に励んでいた青年ニコ・トスカーニ(スティーヴン・セガール)は、その実力を買われてCIAエージェントのネルソン・フォックス(チェルシー・ロス)にスカウトされました。やがてベトナム戦争が始まり、ニコは特殊工作員としてベトナムに赴任しましたが、ニコが目にしたのは捕虜に対しての残虐で非人道的な拷問を楽しみながら繰り返す同僚カート・ゼーガン(ヘンリー・シルヴァ)の姿でした。ニコは拷問を止めさせようとしてゼーガンを殴り、すっかり嫌気がさしたニコはフォックスに退職を申し出てアメリカへ帰国しました。
刑事ニコ/法の死角のネタバレあらすじ:承
1988年.故郷・シカゴに戻ったニコはシカゴ市警の腕利き刑事となっており、妻のサラ(シャロン・ストーン)と家庭を築いていました。ある日、ニコは相棒の女刑事ドロレス・ジャクソン(パム・グリア)と共に行方不明になった親戚の娘を探しに怪しげなクラブに潜入し、不良から娘を助け出すと共に大掛かりな麻薬取引の情報を入手しました。取引現場に張り込んだニコは麻薬密売人サルヴァノ(ダニエル・フェラルド)らを激しい銃撃戦の末に逮捕しましたが、押収物の中身は麻薬ではなく軍用プラスチック爆弾であり、更には捕えられたはずのサルヴァノは証人保護プログラム適用者だとしてFBIにより釈放されました。どうしても納得のいかないニコはジャクソンと共に独自捜査に乗り出しました。
刑事ニコ/法の死角のネタバレあらすじ:転
世話になっているジェナロ神父(ジョー・グレコ)の教会に礼拝に出向いたニコは、どこか見覚えのある不審な女の姿を目撃します。その途端、女が置いて行った紙袋が爆発、ジェナロ神父は殺害されてしまいます。紙袋の中からは先日押収したものと同型のプラスチック爆弾があり、神父は中米からの数多くの移民を匿っており、ニコは神父が何か事情を知っていたのではとみて捜査を進め、その結果教会爆破事件の犠牲者の中には中米の麻薬密輸ルートを追求しているハリソン上院議員(ジョー・D・ローク)の秘書が含まれていたことを知りますが、捜査の過程でFBIからの圧力がかかり、ニコは不当捜査や命令違反をでっち上げられて停職処分になってしまいます。それでもニコは仲間たちの協力を得て単独捜査を続行、締め上げたFBI捜査官ニーリー(ニコラス・クセンコ)から、保管庫からプラスチック爆弾がかつてのCIA時代の同僚だったフォックスによって持ち出されていることを突き止めました。
刑事ニコ/法の死角の結末
CIAが中米での麻薬密売に関与していることを突き止めたハリソン議員が公聴会で証言することを知ったニコは家族を親戚に匿ってもらい、議員の暗殺を目論むゼーガンとサルヴァノ、そしてフォックスの後を追います。ゼーガンのアジトに張り込んだニコは現れたフォックス、そしてサルヴァンらと撃ち合いとなり、フォックスは負傷、サルヴァンは死亡しました。ニコはゼーガンとカーチェイスを繰り広げるも捕らえられてしまいます。ニコはゼーガンから自白剤を飲まされますが、薬が効いたフリをしてゼーガンを殺害、一味を壊滅させました。ハリソン議員は暗殺を阻止してくれたニコに感謝の意を述べ、ニコは判事に自らの経歴とCIAの腐敗した真実を打ち明けました。
この映画の感想を投稿する