ナイトミュージアム エジプト王の秘密の紹介:2014年アメリカ作品。夜中になると展示物が勝手に動き出す不思議な博物館で巻き起こる騒動を描く。ベン・スティラー主演の人気アドベンチャー「ナイトミュージアム」シリーズ最終章になる第3弾。
監督:ショーン・レヴィ 出演者:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、ダン・スティーブンス、ベン・キングズレーほか
映画「ナイトミュージアム エジプト王の秘密」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ナイトミュージアム エジプト王の秘密」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密の予告編 動画
映画「ナイトミュージアム エジプト王の秘密」解説
この解説記事には映画「ナイトミュージアム エジプト王の秘密」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密のネタバレあらすじ:はじまりはエジプト
1930年代エジプトの発掘現場、後に自然史博物館で働く事になる子供時代のセシルがうっかり穴に落ちた事で新しい王墓が発見される。アクメンラーとその両親、魔法の石版が発見される。運び出そうとすると、現地民が「墓を荒らすと死が訪れる」と不吉な事を言うが、発掘隊は運び出しを決行、アクメンラーと石版は自然史博物館へ、両親は大英博物館へ納められる。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密のネタバレあらすじ:ミュージアムの面々に異変が!
自然史博物館では魔法の石版の吹き込む命で展示されている面々が、今夜も賑やかに踊っている。しかし今夜はプラネタリウムを新設したパーティーが行われる、夜の警備員ラリーは「特殊効果担当」として、パーティーに花を添える予定だったが、テディが予想外の暴走、星座たちも暴走、博物館の仲間たちも会場に乱入、パーティーは滅茶苦茶になってしまう。頭を抱えるラリーにアクメンラーが魔法の石版が謎の腐食を始めていることを伝える。どうすればいいのか訪ねるが、石版は彼の父王が作ったもので、詳しい事はわからない、しかもアクメンラーの両親は大英博物館に納められている。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密のネタバレあらすじ:大英博物館に乗り込む一行
ラリーは館長に原因究明のためアクメンラーと石版をなんとか大英博物館へ持っていく許可をもらう。大学には進学しないでDJをするという息子ニッキーも連れてロンドンへ。大英博物館の警備員をごまかし、アクメンラーを搬入し、彼の手引きで大英博物館の中へ入れてもらう。成功したかと思いきや、テディ、ミニチュアコンビ、アッティラなどおなじみのメンバーに加えて新しく展示にくわえられたネアンデルタール人のラーまで搬入用の箱に紛れ込んでいた。ラーは館長の悪戯心でラリーに顔を似せて作ってあり、自分と似た顔のラリーを父親だと思い込んでいるので、一緒についてきたニッキーがなんとなく気に食わない模様。仕方なくラリーはラーに見張りとして残るように申し渡す。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密のネタバレあらすじ:命を吹き込まれる大英博物館
石版によって命を吹き込まれる大英博物館で、エジプト展示室までの道中が始まる。途中トリケラトプスに襲われそうになるところを、飾られていた甲冑から現れた伝説の人、ランスロット卿によって助けられる。ほっとした所でダクトに吸い込まれてしまうミニチュアコンビ、ラリーに空調を止めてもらったはいいが迷い込んだのはポンペイのジオラマの中、サルのデクスターが救出に向かう。次は中国の化け蛇(日本のヤマタノオロチ状の蛇)に襲われ、ラリーのAEDで気絶させるという機転で難を逃れる。なおポンペイのジオラマで溶岩に飲まれそうになったミニチュアコンビは小便小僧デクスターに救われる。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密のネタバレあらすじ:魔法の石版を巡って1
やっとの思いでたどり着いたエジプト展示室でアクメンラーは両親と再会。父王に聞くと、この石版は、アクメンラーが生まれた時に鋳造し、神官たちが月の光りの下で祈りを込めたものだと言う、腐食や魔法の異変も石版が展示室で月の光りに長い期間当たらなかったからだと。そこで、ラリーは天窓から差し込む月の光りに石版を当てると変色していた石版が見る見る輝きを取り戻していく万事うまくいくと思ったところで、さっき助けてくれたはずのランスロット卿が石版を奪ってしまう。石版の腐食がふたたび進行、テディの手が蝋に戻ってしまう。ラリーは石版を取り戻そうと彼を追いかけエッシャーの騙し絵の中へ。さすが騙し絵、重力の所在がめちゃくちゃゆえに石版はあっちへこっちへ。先に石版を手にしたランスロット卿が絵を飛び出し現代ロンドンの街中へ石版のせいでトラファルガー広場のライオンも暴れだす始末。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密のネタバレあらすじ:魔法の石版を巡って2
ラリーとラーが警備員に閉じ込められてしまう一幕もあったが、ラーがドアのガラスを頭で割るという方法で脱出。ランスロット卿を見失って途方にくれてしまうが「キャメロット」と演劇の広告の書かれたバスを発見、劇場へ向かう。ランスロット卿は舞台上のアーサー王とグィネヴィアの間に割って入る。アーサー王の俳優ヒュー・ジャックマンは場を収拾するべくウルヴァリンネタを披露するがまったく通じない。そこへラリーと仲間達も到着。ランスロット卿はふたたび石版と奪った蝋燭を手に屋上へ逃走。追い詰めるラリー達だが石版の腐食のせいでテディの両手が蝋に、アクメンラーの肌も干からび、やがて彼らの魔法は解けてしまう。一方、ランスロット卿も、蝋人形だったのか自分の手にした蝋燭で鼻が崩れてしまう。そこで自分が作られた展示物だと理解し魔法の石版はラリーの元へ、月の光りを当てると輝きだし、ふたたび魔法の力によって仲間たちが息を吹き返す。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密の結末:博物館にさよなら?
アクメンラーと石版は両親と大英博物館に残るべきだと、自然史博物の仲間から提案される、それはつまり彼らが今までのように夜に動き出す事がなくなることを意味するのだが、テディは展示されている自分を見て学んでくれる人がいればいいのだとラリーを諭す。そして、自然史博物館の仲間たちは自分達の持ち場へ戻っていく。デクスターはラリーにキスを贈る。日が昇り、博物館は静かになる。
ニッキーは進学を考えると母親の元へ戻り。ラリーは博物館を辞め、学位を取得し教員の道へ。
そして三年後、大英博物館との共同展示のため、石版が帰ってくる。ふたたび賑やかになる夜の博物館をラリーは外から静かに見守る。
以上、映画ナイトミュージアム エジプト王の秘密のあらすじと結末でした。
ナイトミュージアム エジプト王の秘密のレビュー・感想:博物館という場所
ナイトミュージアムを見ていると、昔、NHKの歌にあった「メトロポリタンミュージアム」を思い出す。あの歌も、この映画ナイトミュージアムもそうだが博物館と言う場所をとても魅力的に描いていると思う。おもしろいと思うのは、展示品である彼らがそれぞれに個性を持っている事や、蝋人形や剥製として生物としての時間を止められていながらも、「今」という時間を生きている所。夜、彼らに魔法がかけられるのは、昼間、彼らが来館者に自らを通して魔法をかけているからだと私は思う。
人形達を使ったパーティー開催中に石板の効力が弱まったことにより蝋人形達の行動に異変が起こり、台無しにしてしまう。アクメンラーに石板の秘密を聞くと「詳しくは分からない父が謎を知っている」ということを教えてもらい、老人3人衆の一人からアクメンラーの両親は大英博物館に収められたこと聞く。館長にお願いし、イギリスに向かうがそこでも面白い展開が待っていた!前作出演陣と新たに出演している俳優達が上手くマッチして楽しめる。