映画「私はおかしくなんかない!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
私はおかしくなんかない!の紹介：2018年チリ映画。子供の出来ない体に気づかないカロリーナは、夫が自分の親友と浮気をし妊娠させたうえ別れを告げられました。やけ酒を飲み自殺未遂をし、目覚めたベッドは精神病院でした。自分はおかしくないと思っているカロリーナの精神病院での生活が始まりました・・・というチリ発の人間ドラマです。
監督：ニコラス・ロペス 出演者：パス・バスクニャン（カロリーナ）、マルシアル・タグレ（フェルナンド）、アントニア・セヘルス（シルビア）、カロリーナ・ポールセン（ステファニア）、ガブリエラ・エルナンデス（マイテ）ほか
この解説記事には映画「私はおかしくなんかない!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フェルナンドは寝ている妻のカロリーナを起こし、誕生日プレゼントを渡しました。ホンダの車とギリシャ旅行でした。ギリシャ旅行は自分以外の誰かと行くようにと言いました。その夜、カロリーナの38歳の誕生日パーティーが開かれました。母から、孫が見たいと言われ、フェルナンドにまで子作りをしているかと聞きました。母と言い争うカロリーナですが、酒を飲みすぎ酔っぱらってプールに飛び込んで悪ふざけをはじめました。フェルナンドがパーティーをお開きにし、カロリーナを寝かしつけました。翌朝、フェルナンドはカロリーナを夕食に誘いました。
カロリーナがレストランに着くとフェルナンドと親友のマイテがいました。フェルナンドはマイテと恋に落ちてしまい、マイテは妊娠していると言いました。カロリーナはこのレストランはフェルナンドがプロポーズした場所なのに、ここで別れを告げるの？と言い返しました。二人はヒートアップし、フェルナンドはついにカロリーナが不妊症であることをバラしました。その言葉にキレたカロリーナは一人自宅で酒を飲み干しました。やがて泣きだし、バルコニーから飛び降り自殺をはかりました。目覚めたカロリーナは病院のベッドにいました。歩けるようになった状態で看護師のステファニアに館内と部屋を案内されました。入院患者の様子がおかしいと思ったらここはエデン精神病院でした。
私はおかしくない！と暴れ出て行こうとするカロリーナは職員たちに取り押さえられ、観念したカロリーナは病院のルールに従うようになりました。彼女の周りにはおかしな人ばかりいました。日にちが経ち、隙を見て木に登り、塀を越えて脱走をしようとしましたが失敗しました。少しずつ溶け込んでいったカロリーナにシルビアが話しかけてきました。そして女を作った男に対する復讐は幸せになることが一番だ、という言葉に何故か感銘を受けてしまいました。そんなシルビアは離れて暮らす娘の写真をフェイスブックで見るのが楽しみでした。そんなフェイスブックにフェルナンドとマイテらが自宅のプールで楽しむ姿がアップされました。怒りを覚えたカロリーナの元へ、フェルナンドとマイテが見舞いに来ました。しかし見舞いどころかケンカになって追い返しました。
ある日、シルビアがフェイスブックをブロックされたとわめきだしました。なだめるカロリーナでしたが、その夜シルビアは首を吊って自殺しました。病院の医師は、シルビアの娘はシルビアの車の事故で6年前に死んでいると言いました。この出来事以来、カロリーナが入院患者の中心的な存在となり、敵対心のあったロレンツェとも仲良しになりました。3か月が経ち、新人の患者が入院しました。私はおかしくない！と暴れ脱走しようとする姿は自分と同じでした。そんな彼女をなだめ見守るうちに、カロリーナの退院の日がきました。ロレンツェにプレゼントをもらい、母の迎えの車に乗りました。プレゼントの中にはロレンツェのイラストとずっと親友という言葉が書かれていました。カロリーナは今後自分の為に生きることを心に決めました。
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