アラスカ魂の紹介:1960年アメリカ映画。ラズロ・フォーダー作の舞台劇をヘンリー・ハサウェイ監督、ジョン・ウェイン主演のコンビで映画化したコメディタッチのアクション・アドベンチャー作品です。1900年のアラスカを舞台に、金脈を掘り当てて億万長者となった男が、仲間の婚約者の代わりに連れて帰った女性にてこずりながらも詐欺師に金鉱を狙われる騒動を描きます。
監督:ヘンリー・ハサウェイ 出演者:ジョン・ウェイン(サム・マッコード)、スチュワート・グレンジャー(ジョージ・プラット)、キャプシーヌ(ミシェル・ボネ)、アーニー・コヴァックス(フランキー・キャノン)、フェビアン(ビリー・プラット)、ミッキー・ショーネシー(ピーター・ボッグス)、カール・スエンソン(ラーズ・ノードクイスト)、キャサリーン・フリーマン(リナ・ノードクイスト)、リリアン・ショーヴァン(ジェニー・レモン)ほか
映画「アラスカ魂」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アラスカ魂」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アラスカ魂の予告編 動画
映画「アラスカ魂」解説
この解説記事には映画「アラスカ魂」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アラスカ魂のネタバレあらすじ:起
1900年、ゴールドラッシュに沸くアラスカ州ノーム。シアトル出身のサム・マッコード(ジョン・ウェイン)と相棒のジョージ・プラット(スチュワート・グレンジャー)、ジョージの弟ビリー(フェビアン)は金脈を堀り当てて億万長者となりました。
ジョージは手に入れた金でテキサスにいる恋人ジェニー・レモン(リリアン・ショーヴァン)を呼び寄せようと考え、サムは掘削機材の購入ついでに仕方なくジェニーを連れて行くことを引き受けました。その際、詐欺師フランキー・キャノン(アーニー・コヴァックス)が虎視眈々とサムの金を奪おうと画策しましたが、ことごとく失敗に終わりました。
それでも懲りないフランキーは、サムがシアトル行きの船に乗り込んだことを確認すると、サムの友人を装ってジョージに近づきました。
アラスカ魂のネタバレあらすじ:承
シアトルに到着したサムは早速ジェニーに会いに行きましたが、ジェニーは既に他の男と結婚していました。そこでサムは、酒場で知り合った美女ミシェル・ボネ(キャプシーヌ)を代わりに連れ帰ることにしました。
その後、サムはかつて木こりだった頃のボス、ラーズ・ノードクイスト(カール・スエンソン)とその妻リナ(キャサリーン・フリーマン)の誘いで野外パーティーに参加、ミシェルは次第に豪放磊落なサムに惹かれていきました。
サムはミシェルを連れてアラスカ行きの船に乗りましたが、ミシェルはサムの本来の目的に気付いてしまい、深く傷ついて部屋に閉じこもってしまいました。サムはミシェルを傷つけてしまったことを後悔し、彼女をシアトルに帰すことにしました。
ところが、アラスカに着いたサムは自分の鉱山がフランキーに乗っ取られそうになっていることを知り、とりあえずミシェルをホテルに連れていきましたが、既に町のホテルもフランキーの手に落ちていました。
サムはミシェルをホテルに残して鉱山に向かいましたが、フランキーはかつて関係のあったミシェルとの再会を喜びました。しかし、ミシェルは再び手を組もうと持ち掛けてきたフランキーの話を断り、サムの鉱山に向かっていきました。
ミシェルの目的が金鉱だと思い込んだフランキーは、かつてサムの鉱山に住んでいた酒飲みのピーター・ボッグス(ミッキー・ショーネシー)を抱き込むことを企みました。
アラスカ魂のネタバレあらすじ:転
サムとミシェルは鉱山に辿り着きましたが、サムは友人の手助けに行ったジョージのところに言っている間にビリーはミシェルに一目惚れしてしまいました。一方のジョージはサムがジェニーを連れてこなかったことに憤慨しましたが、サムから事情を聞いてひとまず冷静を取り戻しました。
鉱山に戻ったサムとジョージは、ジョージがジェニーのために建てた小屋で酒に酔ったミシェルが寝ているのを見て焦り、ジョージはミシェルの身勝手さに激怒しましたが、ミシェルがジェニーと同じフランス人であることを知ると一転して謝罪、ミシェルがサムに想いを寄せていることを知ると彼女の願いを叶えてあげようと考えました。しかし、素直になれないサムは激怒してジョージと喧嘩になり、鉱山を去る決意をしました。
その翌日、アラスカの金鉱は争奪が相次いでいることから軍隊が管理することになり、サムも土地と所持品を差し押さえられてしまい町に向かいました。サムはそこで、ボッグスが政府の管理官に土地の所有権を主張していることを知り、ボッグスの行方を捜しました。
一方のミシェルはシアトル行きの船に乗ることを考えていたところ、追いかけてきたビリーから求婚されましたがこれを断りました。その後ミシェルは再びフランキーから手を組もうと持ちかけられ、それを断りました。その際、ミシェルはフランキーが何かを企んでいることに気が付きました。
アラスカ魂の結末
ミシェルの元にサムとビリーが現れました。サムはミシェルに悪態をつきましたが、ミシェルは鉱山が軍に没収されることをフランキーが知っていたことを伝えました。頑固なサムはミシェルの話を受け入れられずにいましたが、そこにジョージが現れました。
サムはようやく見つけたボッグスから、彼がフランキーに無理やり何かの書類にサインをさせられたことを知りました。サムとジョージはボッグスを管理官の元に連れて行く途中でフランキーと出くわし、町の通りで大乱闘となりました。
そしてサムはフランキーを叩きのめし、ボッグスと共に管理官の元に連れて行き、悪事を暴露して一連の事件は解決しました。
サムはシアトルに帰ろうとしたミシェルを引き止め、互いに愛を確認し合いました。そしてサムはジョージがフランキーから奪った指輪を受け取り、それをミシェルに贈りました。
以上、映画「アラスカ魂」のあらすじと結末でした。
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