デンジャー・ゾーンの紹介:2021年アメリカ映画。2036年、近未来の東欧で戦争が勃発。その戦争に米軍は関わり、そこでハープ中尉はドローン操縦士として活動しています。しかし、上層部の命令にはむいたことにより左遷させられ、リオ大尉と働くことに。リオ大尉は悪の組織コバルに核兵器は渡らせることを阻止するために尽力し、ハープ中尉もその危険な任務に挑みます。
監督:ミカエル・ハフストローム 出演:アンソニー・マッキー(リオ)、ダムソン・イドリス(ハープ)、エミリー・ビーチャム(ソフィア)、ピルウ・アスベック(コバル)、ほか
映画「デンジャー・ゾーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デンジャー・ゾーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デンジャー・ゾーンの予告編 動画
映画「デンジャー・ゾーン」解説
この解説記事には映画「デンジャー・ゾーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デンジャーゾーンのネタバレあらすじ:起
2036年、東欧で激しい内戦が勃発。米軍はガンプ隊というロボットの兵隊を導入して参戦しているため、戦争は激しさを増すばかり。ハープ中尉は海兵隊でドローン操縦士として働いています。
海兵隊が突撃中に敵の車が戦場に現れます。上空から見る限り、その車には爆撃機が積まれていると判断したハープ。空爆を検討するべきと判断しましたが、まだ仲間が2名その車の周辺にいます。
上層部からは攻撃を待つように指示されますが、このままでは他の仲間が全員亡くなってしまいます。ハープは自己判断で空爆を行い、大規模な爆撃は逃れられましたが、2名の仲間が亡くなってしまいます。
上の指示に従わなかったことにより、ハープはリオ大尉の元で再訓練を命じられます。自分が空爆をしなかったら、多くの命を救えなかったと主張するハープでしたが、上からの命令は絶対。クビにならなかっただけマシだと、再訓練に応じます。
デンジャーゾーンのネタバレあらすじ:承
紛争地帯のナサニエル駐屯地にハープは送られます。そこでも仲間を殺したとの噂が広まり、ハープは周りから疎まれています。駐屯地の奥まったところでリオは働いていました。
その部署は明らかに窓際部署。ハープはこの部署に嫌悪感を抱いています。表向きの仕事は市民にワクチンを運ぶこと。本当の目的は、武装組織が有する高性能な兵器を排除することが任務でした。近々、テロリストのコバルに核兵器が渡る可能性があるとのこと。リオはなんとしてでもそれを食い止めたいと尽力しています。
任務に出動するためにリオが着替えていると、リオの体が透けて光っています。リオは人間ではなく、第4世代のバイオテクノロジーを使って米軍によって作られたAI兵士でした。ハープはAI兵士の存在を始めて知って驚きを隠せません。実際AI兵士の存在を知っているのはハープとロックハート大佐だけです。
リオとともにハープはワクチンを抱えて市民の元へ。そこでコバルの武装兵から攻撃を受けてしまいます。ハープは初めての地上戦だったのでパニックになります。命からがらワクチンを市民に届け、ハープが使命を果たしている最中、再びコバルの武装兵から襲撃にあいます。リオは人間の形をした戦闘兵で、人間ではありません。人間離れした攻撃で敵を始末します。
この街のどこかに核兵器のコードが隠されています。コバルもリオもコードがどこに隠されているか知りません。この件は以前、海兵隊で捜査対象になっていましたが、今は中止されています。このままこの捜査をすることは違法行為。違法行為をしたくなかったハープでしたが、リオに「このままコバルを見逃していいのか?」と聞かれて、捜査を続行することを選びます。
デンジャーゾーンのネタバレあらすじ:転
コバルがいると聞きつけたリオたちはドニプロ銀行に乗り込みます。リオは極秘で遂行したいと言っていましたが、2人では到底無理だと思ったハープは、隠れて海兵隊に応援要請をします。しかし海兵隊は応援を派遣せず、民間人もいるのにドローン攻撃を遂行させようとします。
ハープは民間人を救おうと尽力しましたが、力及ばず、ドローン攻撃を避けることはできませんでした。それをハープは心の底から悔しがります。その間リオはコードを手に入れます。リオの行動に対してハープはリオを疑い始めます。それを追求すると、ハープはリオに気絶をさせられ、道に捨てられます。
そんなハープを女性でレジスタンスのソフィアが拘束をします。ハープは、リオが核兵器を使って何かをしようとしていると忠告をしますが、ソフィアは耳を貸しません。民間人のために核兵器を米国に落とす作戦がリオによって遂行されているとソフィアは話します。
米軍はこの戦争を正当化し、紛争を拡大しロシアを弱体化させ、ロシア領土を奪還したいだけ。その目的を阻止すれば1億人の命が救えるのだとソフィアは説明をします。その発言にハープは耳を疑います。
リオはコバルに会います。いかにも親しそうな間柄。しかし、リオは攻撃をしかけ、コバルを殺します。ハープはソフィアから解放され、米軍基地へと戻ります。すぐに、上層部に核兵器が米国に落とされる可能性があることを報告します。
デンジャーゾーンの結末
ロシアの国境付近に向かうリオ。ハープは米軍を代表して、リオの元へと向かいます。施設に入るとたくさんの負傷者が。その負傷者を辿っていくとリオはコードを入力して核兵器を起動させる準備をしていました。
リオは100万人の命の犠牲はやむを得ない。これを実行すれば1億人の命が救われる方を優先したいと言います。そして、自分と同じメカ兵のプログラムを終了させたい、自分のようなメカがいる限り戦争は終わらないとハープを説得します。
ハープはリオの発言に心が揺れるも、海兵隊に攻撃要請をだし、ギリギリのところで核兵器発射を防ぎ、無事に帰還するのでした。
以上、映画「デンジャー・ゾーン」のあらすじと結末でした。
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