間奏曲はパリでの紹介:2013年アメリカ映画。フランスの田舎町で畜産を生業にしている夫婦。平凡な毎日を送っていた妻がふとしたきっかけでつかの間パリで自由な時を過ごしたことで、夫婦は絆を見つめ直す。
監督:マルク・フィトゥシ 出演:イザベル・ユペール(ブリジット)、ジャン=ピエール・ダルッサン(グザヴィエ)、ミカエル・ニクヴィスト(ジェスパー)、ピオ・マルマイ(スタン)、アナイス・ドゥムースティエ(マリオン)、ほか
映画「間奏曲はパリで」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「間奏曲はパリで」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
間奏曲はパリでの予告編 動画
映画「間奏曲はパリで」解説
この解説記事には映画「間奏曲はパリで」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
間奏曲はパリでのネタバレあらすじ:起・何かを探して
フランス、ノルマンディー地方の田舎町で畜産を営むグザヴィエとブリジット夫婦。日々家畜の世話に追われながらも平和な毎日を過ごしていたが、一人息子も手を離れ、ブリジットは一抹の寂しさと退屈を感じていた。そんな中、近所の家でパーティが開かれ、誘われたブリジットはグザヴィエが寝た後にこっそり抜け出してパーティに行く。そこで知り合った若者スタンと意気投合したブリジットは久しぶりに心が浮き立つような楽しい時間を過ごす。数日後、スタンとの出会いに触発されたブリジットは、以前から悩まされていた湿疹を診てもらいに友人から紹介された病院に行くとグザヴィエに偽って、パリへ2泊の予定で出かける。
間奏曲はパリでのネタバレあらすじ:承・恋の街、パリ
パリに着いたブリジットはスタンの働く店を探しだし、偶然を装ってスタンと再会する。しかし魅力的な若者だと思っていたスタンはパリに来てみれば仕事にルーズでマリファナも吸うただの若造にすぎなかった。幻滅したブリジットは彼を残し1人ホテルへ戻る。ホテルのプールでブリジットはデンマーク人歯科医のジェスパーと知り合い、彼と街を散策することにする。スタンと違い紳士的でウィットに富んだジェスパーにブリジットも惹かれ、その夜2人はベッドを共にする。胸の湿疹を気にするブリジットに、ジェスパーは「死海の泥が効くらしい」と言って湿疹のところに優しくキスをする。
間奏曲はパリでのネタバレあらすじ:転・愛するがゆえ
一方、1人家に残されたグザヴィエは友人との食事の場で偶然ブリジットの病院の話がウソだったことを知り、留守を従業員のレジスに任せてパリへ車を走らせる。ホテルに着いたグザヴィエはブリジットが男と連れ立ってホテルから出てくるのを目の当たりにして後をつけるが、2人の楽しそうな様子をそれ以上見ていることができず、尾行をやめて家に戻る。家に帰ったグザヴィエはレジスに妻が男と会っていたことを話すと、レジスから以前グザヴィエが浮気をしていた時、ブリジットも1人泣いていたことを聞かされる。翌日、ブリジットはパリを後にして家に戻る。駅に迎えに来たグザヴィエは、医者から「死海の泥が効く」と言われたという話しを黙って聞いていた。グザヴィエは悲しませた償いにブリジットを喜ばせようとする反面、裏切られたことに苛立ちもあらわにする。様子のおかしいグザヴィエをいぶかしむブリジットだったが、離れていた不安を口にする彼にブリジットは「大丈夫」と言って2人は抱きしめあう。
間奏曲はパリでの結末:夫婦の時間
2人にいつもと同じ毎日が戻ったが、グザヴィエはブリジットのためにイスラエル旅行を申し込む。大喜びで旅行の仕度をしていたブリジットは偶然美術館の絵葉書を見つける。レシートからグザヴィエがパリでの出来事を知っていることに気づいたブリジットは夫の優しさに涙ぐむ。そうしてイスラエルにやってきた2人は牧場を見学し、死海を訪れて泥を塗り合い、仲良く海に浮かんでのんびりとした時間を過ごしていた。
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