パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間の紹介:2013年アメリカ映画。アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディの暗殺の裏側を描く群像ドラマ。長年ジャーナリストとして活躍したピーター・ランデズマンの初監督作品であり、ドキュメンタリー性の強い映画となっている。ケネディ暗殺に思いもよらぬかたちで関わってしまった人物達の苦悩と葛藤の4日間を生々しく描き出す。
監督:ピーター・ランデズマン 出演者:ジェームズ・バッジ・デール(ロバート・オズワルド)、ザック・エフロン(チャールズ・“ジム”・カリコ医師)、ロン・リヴィングストン(ジェームズ・ホスティ)、ビリー・ボブ・ソーントン(フォレスト・ソレルズ)、ポール・ジアマッティ(エイブラハム・ザプルーダー)ほか
映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間の予告編 動画
映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」解説
この解説記事には映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のネタバレあらすじ:大統領暗殺
舞台は1963年11月22日、テキサス州ダラス。第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディは、妻ジャクリーンと共に市内でパレードを行いました。多くの市民が大統領夫妻をひと目見ようと集まっています。カメラ愛好家のエイブラハム・ザプルーダーは、いそいそと外へ出てカメラを回し始めました。しかし彼のカメラはとんでもない瞬間をとらえることになります。それはケネディが銃撃された瞬間でした。ケネディは瀕死の状態でパークランド・メモリアル病院へ搬送されます。ちょうど居合わせた研修医のチャールズ・“ジム”・カリコが処置を行う間、院内の医師が集められます。病院スタッフは懸命に救命処置にあたりましたが、結局ケネディは死亡。大統領の訃報にアメリカ国民は驚愕し嘆き悲しみます。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のネタバレあらすじ:容疑者逮捕
そんな中、ダラス市警は容疑者の可能性が高いとして1人の男を逮捕します。名はリー・ハーヴェイ・オズワルド。その一報に、兄のロバート・オズワルドは心底驚きます。FBIダラス支局の捜査官ジェームズ・ホスティは、支局長ゴードン・シャンクリンにリーの資料を見せました。ホスティはマルクス主義や革命家を気取るリーを、念のため1年半前から追っていたのです。一方、シークレットサービスダラス支局長のフォレスト・ソレルズはザプルーダーと接触。ザプルーダーが撮影した大統領暗殺の瞬間をチェックするためです。ザプルーダーのフィルムには暗殺の一部始終が残されていました。動揺が収まらないザプルーダーは、シークレットサービス、FBI、そして自分用にフィルムをコピーして欲しいと依頼します。パークランド・メモリアル病院ではケネディが棺に納められ、移動の時を待っていました。まず副大統領であり、新大統領となるリンドン・ジョンソンが厳重な警備の中エアフォースワンへ移動。ジャクリーンはケネディの柩と共に車で空港に向かいます。そして数人がかりでやっと柩を機内に運び込みした。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のネタバレあらすじ:リー・ハーヴェイ・オズワルド
ロバートは事情を聞くためダラス市警を訪れました。兄弟の母は、リーは政府に雇われた秘密工作員なのだと言って聞きません。頭を抱えるロバートはやっとリーと面会しましたが、弟は多くを語りませんでした。お前のせいで家族は滅茶苦茶だと責めるロバートに、リーは「関わるな」と警告します。その頃、テレビでリーを見たシャンクリンは、その顔に見覚えがあると気付きます。リーはつい10日前、FBIダラス支局まで足を運び、ホスティに脅迫状を突きつけていたのです。ホスティは脅迫などよくあることだと言いますが、シャンクリンは10日前にリーを逮捕していれば大統領暗殺などという事態は起こらなかったと激高します。そしてこれはFBI最大の汚点となるだろうと叫びました。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のネタバレあらすじ:ふたつの死
翌日、ザプルーダーはLIFE誌の記者と会い契約を交わします。多くのマスコミがザプルーダーのフィルムを欲し、彼と契約したがっていました。もう平穏な生活には戻れないだろうと落ち込むザプルーダー。彼は記者に、フィルムを提供する代わりに家族と自分の保護を要求しました。ところが大統領暗殺から2日後、思わぬ事件が発生します。リーが移送されている最中に銃撃されたのです。奇しくもリーはパークランド・メモリアル病院に運び込まれました。そしてケネディが死亡した病院で、リーもまた息を引取ったのでした。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間の結末:葬儀
1963年11月25日。テレビはこぞってケネディの葬儀の様子を伝えています。同日、リーも埋葬されることになり、家族はひっそりと墓地へ向かいます。大統領暗殺の犯人ということでどこの教会からも拒絶され、伝手を使って何とか埋葬だけさせて貰えるという状態でした。多くの謎を残したまま死亡したリー。ホスティはシャンクリンの命令で、リーに関する資料を処分します。その後の関係者の人生を簡単に伝え、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のあらすじと結末でした。
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