パティ・ケイク$の紹介:2017年アメリカ映画。パティはニューヨークの隣のニュージャージー州で暮らす23歳の白人女性、元歌手の母と病気の祖母との3人暮らし、彼女の夢は黒人歌手が多いラップミュージックのスターになることです。彼女は太った体型を笑われ、祖母の病気、経済的困難、周囲からの好奇の目にさらされるなどの困難をへながらも、黒人とインド系とバンドを結成しスターへの道を目指します。『パティ・ケイク$』は人種的、文化的な共存と目指す現代アメリカの若者を描き、スター不在ながらも批評家からは好意的に評価されたストリー、勇気や希望を与えてくれるような映画です。
監督:ジェレミー・ジャスパー 出演:ダニエル・マクドナルド(パトリシア・ドンブロウスキー / パティ・ケイク$)、シッダルト・ダナンジェイ(ジェリ)、ブリジット・エヴァレット(バーブ)、マムドゥ・アチー(バスタード)、キャシー・モリアーティ(ナナ)、ほか
映画「パティ・ケイク$」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パティ・ケイク$」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パティ・ケイク$の予告編 動画
映画「パティ・ケイク$」解説
この解説記事には映画「パティ・ケイク$」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パティ・ケイク$のネタバレあらすじ:起・ラップ歌手を目指すパティと家族と仲間達
パティ(ダニエル・マクドナルド)は夢の中でキラーPという芸名でラップのスターO-Zから紹介され、ステージで熱唱しますが、夢からさめます。パティは祖母ナナ(キャシー・モリアティ)の医療費の支払いを催促され、道を歩くとその体型からダンボ(ディズニーの象のキャラクター)とバカにされるのが現実です。パティは祖母ナナの薬をとりに薬局へ行きますが、そこでは親友で同じくラップ歌手を目指すジェリ(シダルダ・ダナンジェイ)が働いています。パティはジェリからラップの女王などとふざけて紹介されます。パティはジェリとピザを食べに行きますが、そこでレストランのコックのダニーからラップショーの情報を聞きます。パティは仕事場のバーへいきますが、母のバーブ(ブリジット・エヴァレット)がいました。元歌手のバーブはアル中で酒を飲み、カラオケで美声を披露しますが嘔吐してしまいます。パティはバーのオーナーに昇給を頼みますが断られてしまいます。パティはオーナーから紹介されたケータリング業者(パ=ティなどで食事を提供するビジネス)の面接を受けに行きます。
パティ・ケイク$のネタバレあらすじ:承・PBNJの結成とCDの営業
パティとジェリはラップショーに行きます。そこでバスタード(ママドゥ・アティエ)という黒人歌手のパーフォーマンスを見ます。バスタードは観客からブーイングを受けますが、パティは彼の音楽に興味を持ちます。パティはショーの後ガソリンスタンドで酒を飲みながらラップを歌うダニーと仲間たちを目撃します。ダニーはパティをバカにしながらラップを歌えと挑発します。パティは歌いますが、ダニーから暴行されます。パティはジェリとレコーディングスタジオに向かいます。パティは緊張と麻薬を吸ったため上手く歌えません。パティはナナと祖父の墓参りに行きますが、そこでバスタードに会います。パティとナナはバスタードの家に行くことにし、パティはジェリに電話し来るように頼みます。パティとシェリはバスタードに頼み、曲とCDを作ることになります。黒人のバスタードに嫌悪感を見せるナナもCD製作に加わります。パティ(P)、バスタード(B)、ナナ(N)、ジェリ(J)、の名前からPBNJと言うバンドが作られます。パティはケータリング会社の仕事を得て働きながら、CDの営業を始めます。パティはCDを売りながら、ラジオのDJにもCDを渡します。パティとPBNJはストリップ劇場で歌うことになりますが、バスタードは賛成しません。バスタードはパティの元を去ります。その後、パティはナナが発作を起こしたことを知ります。
パティ・ケイク$のネタバレあらすじ:転・やる気をなくしたパティ
パティはケータリング会社であこがれのO-Zの自宅のパーティで働くチャンスがやって来ます。パティはO-Zにカクテルを作る機会が与えられ、ラップソングを歌いながらカクテルを持ちO-Zに会います。パティはO-ZにPBNJのCDを差し出しますが、O-Zはパティが気に入らずCDにタバコを押し付け侮辱します。パティはO-Zを不快にさせたため仕事を失い、落ち込みます。ストリップ劇場で歌うパティにはやる気がありません。ジェリはやる気のないパティに怒り、喧嘩別れをしてしまいます。パテイはバーで働きますが、パティの曲をからかう客をトラブルを起こし仕事を失います。パティは仕事を失い、音楽も駄目、ナナの医療費の支払いで、絶望的になります。パティはバスタードの元を訪れ去らないでと懇願し、セックスをします。翌日病院にいくとナナが死んだことを母から知らされます。パティはナナの葬式後、自宅のO-Zのポスターを破りラップとの決別します。絶望のパティは突然と電話を受けます。それは以前CD営業中に知り合ったラジオ曲のDJでした。DJはパテイとPBNJの曲を気に入りラップ新人歌手のコンテストに参加しろといいます。パティはジェリを訪れコンテスト参加を頼み、ジェリは同意します。ナナの墓の前で作詞をするパティはバスタードに会います。パティは母にコンテストのため髪型を変えてほしいと頼みます。パティは母にコンテストに来てほしいとも頼みますが母は関心がなくパティはがっかりします。
パティ・ケイク$の結末:ラップコンテストでの熱唱
パティ、ジェリ、バスタードの3人はコンテスト会場につきます。黒人が大半を占める会場にはO-Zの姿もありました。パティが登場すると、会場は太った白人女性を笑います。物が投げられる中、パティは歌い始めます。それは、彼女の人生、仕事、体型、母や祖母について叫んだ歌でした。そこへ、パティの母も登場し娘と歌を歌います。会場は盛り上がり、PBNJコールが起こります。コンテスト結果は他の歌手の勝利に終わりましたが、パティは満足そうな表情です。パティ、ジェリ、バスタードは帰りの車のラジオから、DJの声を聞きます。それはPBNJの曲を紹介するものでした。満足そうに抱き合う3人には希望がありました。
以上『パティ・ケイク$』のあらすじと結末でした
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