ペット 檻の中の乙女の紹介:2016年アメリカ,スペイン映画。ストーカーの男によって檻の中に監禁された一人の女性。しかし、女性には隠された驚愕の裏の顔があり、やがて男は女の仕掛けた罠に嵌っていきます…。衝撃の新感覚サイコスリラーです。
監督:カルロス・トレンス 出演者:ドミニク・モナハン(セス)、クセニア・ソロ(ホリー)、ジェネット・マーカーディ(クレア)、ネイサン・パーソンズ(エリック)、ダヴォン・マクドナルド(ネイト)ほか
映画「PET ペット 檻の中の乙女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「PET ペット 檻の中の乙女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ペット 檻の中の乙女の予告編 動画
映画「PET ペット 檻の中の乙女」解説
この解説記事には映画「PET ペット 檻の中の乙女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
PET ペット 檻の中の乙女のネタバレあらすじ:起
野良犬の保護施設で働く、真面目だが冴えない若者のセス(ドミニク・モナハン)は、通勤のバスの中で高校時代の同級生でクラス男子の憧れの的だったホリー(クセニア・ソロ)と偶然にも遭遇しました。しかし、ホリーはセスのことを全く覚えておらず、セスが接触を取ろうとしてもホリーは冷たく突き放して相手にすらしませんでした。ホリーを何としてでも振り向かせたいセスはネットやSNSを駆使してホリーの勤務先や好み、彼氏の有無などを調べ上げていくうち、いつしかホリーを尾行したり、ホリーの元彼氏の名を騙って花を贈ったり、家の中をこっそりと覗くなどストーカーじみた行為をするようになっていきました。
PET ペット 檻の中の乙女のネタバレあらすじ:承
ある日、ホリーのノートを手に入れたセスは、その中身を見るなり“ある決意”を固めました。セスは職場の地下室に大きめの檻を設置、ホリーの家に忍び込むと彼女に動物用の睡眠薬を注射して眠らせ、段ボール箱に入れて職場の地下室まで運び入れました。搬入の際、セスは段ボール箱を施設の管理人・ネイト(ダヴォン・マクドナルド)に怪しまれましたが、適当にごまかして何とか地下室に持ち込みました。目を覚ましたホリーは、下着姿で大きな檻の中に監禁されていることに気が付きました。ホリーはなぜ自分を監禁したのかセスに問うと、セスは「君を救いたい。自分のためじゃない。君のためなんだ」と答えるのみでした。
PET ペット 檻の中の乙女のネタバレあらすじ:転
実はホリーの正体は殺人鬼であり、セスはいくつかの現場を目撃していたのです。ホリーはまず自宅に同居していた友人のクレア(ジェネット・マーカーディ)がホリーの元彼氏と浮気をしていたことから殺意を抱き、自動車事故に見せかけて殺害したのです。この事件をきっかけに殺人への快楽を覚えたホリーは狂ったように次々と人を殺していき、セスは何としてでもホリーに人殺しをやめさせようとして監禁したのです。しかし、ホリーは元々孤独でモテなかったセスの心につけこみ、セスは罠だと知りつつも彼女の術中に嵌っていきました。やがてセスはホリーに気を取られて仕事どころではなくなり、勤務態度も疎かになっていきました。そんな時、たまたま地下室に入ったネイトは檻の中のホリーを発見してしまい、居合わせたセスに命じてネイトを殺害させると細かく指示を出して証拠隠滅をさせました。
PET ペット 檻の中の乙女の結末
ホリーは初めて人を殺してしまったセスの心に更につけこみ、自分を監禁したのはセスが主導権を得たかったからと発言して揺さぶりをかけました。行方不明扱いとなったネイトについて警察に事情を聞かれたりしたセスは精神的に追い詰められていき、ホリーはそんなセスに「私を愛しているなら、あなたの指を切り落として」と迫りました。最初は拒否したセスも、ホリーの策略にすっかり自分自身を見失っていたセスはナイフで指を切り落としました。ホリーは自分の首にナイフをあてがうと檻から出すよう迫り、応じたセスは檻の鍵を開けました。ホリーはセスに「愛してる」と告げてキスをすると、彼の喉をナイフで掻っ切りました。数日後、すっかり日常生活に戻ったホリーは何事もなかったかのように振舞っていました。セスは指を数本失い、目も白濁した“生きた屍”のような状態となり、ホリーによって檻に監禁されペットとして飼いならされていました。
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