プレイス・イン・ザ・ハートの紹介:1984年アメリカ映画。夫に死なれた米国南部の女性が子供を抱えて綿花栽培に奮闘する姿を描く。脚本監督は「クレイマー、クレイマー」で知られるロバート・ベントン。アカデミー賞では脚本賞と主演女優賞を獲得。
監督:ロバート・ベントン・出演:サリー・フィールド(エドナ)、リンゼイ・クローズ、エド・ハリス、ダニー・グローヴァー(モーゼス)、ジョン・マルコヴィッチ、ほか
映画「プレイス・イン・ザ・ハート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プレイス・イン・ザ・ハート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「プレイス・イン・ザ・ハート」解説
この解説記事には映画「プレイス・イン・ザ・ハート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プレイス・イン・ザ・ハートのネタバレあらすじ:1
1935年の3月、テキサス州ワクサハチー。ある黒人の若者が泥酔した末に、保安官であるスポルディングを誤って撃ってしまいます。スポルディングは死亡。その妻エドナは未亡人となります。犯人である黒人はもちろんリンチで殺されました。
プレイス・イン・ザ・ハートのネタバレあらすじ:2
エドナの貯金は残り少なく、借金だけが嵩んでいます。銀行は持ち家を売り払うことを勧めます。その上で2人の子供フランクとポッサンをどこかに預け、自分が働いて残りの借金を返せば良いのです。しかし、エドナは子供たちと離れて暮らすことなど思いもよりません。葬式がすむとすぐ、ある黒人がエドナの家を訪ねてきます。彼はモーゼス。流れ者でした。何か手間賃をもらえる仕事を期待してのことです。余裕のないエドナはもちろん彼を門前払い。しつこいモーゼスは勝手に薪を切ったりして仕事を嘆願します。しかも隙を狙ってエドナの家にある銀器を盗み、ようやく彼はエドナ家を立ち去ります。やがて保安官に連れられて再びモーゼスがエドナの前に。窃盗の容疑でした。しかし、エドナはある計画があり、彼を救ってやります。「綿花畑で働いたことがあるか」と彼に聞くエドナ。モーゼスが頷くと、彼女は彼を家においてやることにします。そして4月になると綿の種を買い、彼の助けで綿花の栽培を始めることに。
プレイス・イン・ザ・ハートの結末
エドナの助けとなる人間はもう1人やってきます。銀行家の弟のウィルです。第1次世界大戦の従軍で目が見えなくなった彼は銀行家一族から厄介者扱いされていたのです。エドナ、モーゼス、そしてウィルがエドナの子供たちとともに生活するようになり、綿花畑での労働が始まります。今までにない経験に戸惑うことが多く、竜巻による被害もエドナには痛手でした。10月になり収穫が始まると、子供たちも参加して綿摘みに必死になります。ようやく出荷ができ、交渉の末、高い値段で売れました。今や家族の一員であるモーゼスでしたが、KKKの脅迫のせいでエドナ家を出てゆくことになります。彼を励ますエドナ。最後の場面は教会での礼拝。幻想のように全ての登場人物が現れ、エドナの夫も彼を撃った黒人青年を許すのでした。
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