ハートブルー(Point Break)の紹介:1991年アメリカ映画。FBI捜査官であるジョニー・ユタ(キアヌ・リーブス)は、ロサンゼルスのベニス・ビーチで起きている連続銀行強盗事件の捜査のために、パパスというベテラン刑事とコンビを組んで事件を解決しようと試みる。
監督:キャスリン・ビグロー 製作総指揮:ジェームズ・キャメロン 出演:キアヌ・リーヴス、パトリック・スウェイジ、ロリ・ペティ、ゲイリー・ビューシイ、ジョン・C・マッギンレーほか
映画「ハートブルー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハートブルー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハートブルー」解説
この解説記事には映画「ハートブルー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハートブルーのネタバレあらすじ~犯人はサーファー?~
パパスは犯人が日焼けをしていることなどから、犯人はサーファーだと言う。サーフィン未経験のユタが潜入捜査官となって、サーファーの仲間に入ろうとする。そこで、女性サーファーのタイラーと知り合い、サーフィンを教わる。その仲間のボスは、ボーディ(パトリック・スウェイジ)であった。
ハートブルーのネタバレあらすじ~計画がパーに~
ある日、ユタに絡んできた悪質なサーファーがいた。ユタとパパスは彼らが犯人だと思い、アジトに突入する。ところが彼らは銀行強盗の犯人ではなく、麻薬の密売組織だった。そしてさらに悪いことに、そこにはサーファーに成りすまして潜入捜査をしていた捜査官がいた。ユタたちが突入したことにより、潜入捜査が台無しになってしまった。
ハートブルーのネタバレあらすじ~目の前で銀行強盗が~
ユタたちは、犯人たちが夏の間だけ銀行強盗をすることから、ある銀行に目星をつけて張り込む。パパスが「何か食い物を買ってこよう」とファーストフード店へと向かっている間に、ジョニーは覆面姿の強盗集団を目撃する。すぐさま車で後を追い、一人を追い詰めたが、大学生時代にフットボールで痛めた足が言うことを聞かず、犯人に逃げられてしまう。
ハートブルーのネタバレあらすじ~ユタが強盗団に~
強盗団は、ボーディのグループだった。ユタが捜査官だということは、すでにばれていた。ボーディは、ユタと親密な関係になっていたタイラーを人質に取り、ユタに銀行強盗の片棒を担がせようとする。ユタは仕方なく強盗団に加わるが、銀行の客の中に警察官がおり、発砲して、犠牲者が出る。ボーディたちは今までに一回も発砲していなかった。
ハートブルーのネタバレあらすじ~決死のスカイダイビング~
ボーディと生き残った仲間たちは、飛行機で逃げようとする。だが、そこにはパパスがいて銃撃戦となり、パパスは死に、ボーディの仲間も負傷した一人になった。ボーディと仲間は先にパラシュートを持ってスカイダイビングをした。ユタは飛行機に一人残され、パラシュートも無い。そこで拳銃を手に、パラシュート無しでスカイダイビングをする。空中でボーディに追いついたが、ボーディはパラシュートを開こうとしない。パラシュートを開くためには、拳銃を捨てる必要があった。ユタは拳銃を捨て、パラシュートを開く。もみ合うように、二人は地上へ降り立った。そこに、一台の車が近づいてきた。そして、タイラーは解放された。
ハートブルーのネタバレあらすじ~そして結末へ~
一年後、ユタはオーストラリアの海岸にいた。そこには激しい低気圧が近づいていて、海は大時化だった。皆が海岸から引き揚げようとしている時に、一人のサーファーがいた。それは、ボーディだった。ユタは、ボーディがここに来ることを知っていた。ユタはボーディを捕まえようとするが、ボーディはこの波に乗りたいがために抵抗する。二人はもみ合うように争ったが、一瞬のスキをついて、ユタは自分の手とボーディの手を手錠で結んだ。ボーディはユタに、この波だけは乗らせてくれと頼み込む。ユタは手錠を外し、ボーディは荒れた海の中に入っていった。ボーディは、もう戻って来ない(死んでしまう)だろう。最後にユタは、FBIのバッヂを海に捨て去る。
初めて観たアンダーカバーものだっただけに、ストーリーが斬新で一気に惹きつけられました。またパトリック・スウェイジが人気だった時代に、ひょっこり現れたユタ役のキアヌ・リーヴスに釘付けになりました。新米のFBI捜査官でありながら、サーファーの犯罪グループに潜入し捜査をするユタ。何が善で何が悪なのか?相手が銀行強盗犯であれば、裏切っても良いのか?若さ故に心が揺れ動くユタと共に、色々考えさせられる作品です。