プリンセスの紹介:2014年オーストラリア映画。一人の若き女性空軍兵士の話であり父親のいつもの言葉が胸を打ち、短編映画ではありますが全ての人に愛と感動を与える作品です。
監督:ロス・マークス(Ross Marks) 出演:アルジャーノン・ダマッサ(父親)、グレース・ヒル(リビー / 18歳)、グレース・マークス(リビー / 12歳)、ソフィア・カスティロ(リビー / 6歳)
映画「プリンセス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プリンセス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「プリンセス」解説
この解説記事には映画「プリンセス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プリンセスのネタバレあらすじ:起
自宅の壁には娘が書いた絵や絵画に花が飾ってあり父親はパソコンで仕事中、そこへ父親の腕に飛び込んできたのは幼い娘リビー。その頭にはティアラとお姫様のドレス、娘はなぜ仕事をするのかと父に聞くと父は「お金をもらうんだ」、「何でお金が必要なの」、「お前のご飯のためさ」。リビーは「何で私にご飯を?」。すると父は「大きくて美しいお姫様になってもらう」と笑顔で答えます。部屋を出て父親はドラゴンになりリビーと庭へ。庭には花が咲き乱れ、小さな噴水があり、そこで追いかけっこをして過ごす幸せそうな親子の姿がありました。
プリンセスのネタバレあらすじ:承
そして時は流れエプロン姿の父は夕食の準備をしています。リビーは「何で夕食が必要なの?」「お前の夕食のためさ」。父は「食べてもらうためだ」リビー「何のために?」。「大きくて美しいお姫様になってもらうのさ」。花のカチューシャをしたリビーはお祈りを「神は偉大なり 神は善なり」「神の恵みに感謝をアーメン」。父はリビーの様子を見ながら幸せそうに言います「アーメン」。そして父は手にしたサラダスティックでおどけ、娘を笑顔にさせサラダを取り分けます。そしていつものように2人は笑顔で夕食をとります。
プリンセスのネタバレあらすじ:転
リビーの部屋に来た父親が目にしたものは女の子らしい色合いのベットカバーに熊のぬいぐるみに猫の絵画が掛けてあり、サイドテーブルにはティアラが。ティアラを手にした父のかたわらでは娘が荷造りをしています。「何をしているの」と聞く父に兵士の服装を着たリビーは「出発の準備よ」「国のために戦うのよ」。父は「何で国のために戦うの?」。するとリビーは「大きくて美しいお姫様に育ったからよ」といいます。そこには何も変わらない笑顔の素敵な女性がいました。父は笑顔のリビーの頭に黙ってティアラを乗せると抱きしめます。「愛してるよお姫様」「私もよパパ」。少し歳をとった父の顔からは笑顔は消え、ただリビーを抱きしめていました。
プリンセスの結末
父の頭には白髪が目立ちリビーに問いかけます「何してるの?」「何でパパを見守ってる?」「何で天国に居るんだい?」。父は花と共にティアラを供えます。父は涙で声を詰まらせながら「美しいお姫様に育ってくれた」「パパが思ったとおりだ」。立ち上がり二度ほど振り返った後、父は真っ白な墓地が続く道を足早に歩いて行くのでした。
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