ソウル・コンタクトの紹介:2018年ロシア映画。幽霊が見え、3人の幽霊と暮らすカティアの部屋に、双子の姉のラリッサが訪ねてきます。姉をうざがるいカティアはラリッサを追い帰しますが、戻ってきたラリッサが何かに引きずられていなくなります。カティアは幼い頃、屋敷で見た親子の事件の事を思い出し、ラリッサの命が危ないと思い屋敷へ向かいます。ロシア発のオカルトホラー映画です。現実と幻覚、更に幽霊の世界が入りまじり、少し難解な作品です。
監督:イリヤ・マキシモフ 出演者:アレクサンドラ・ボルティチ(カティア)、エフゲニー・ツィガノフ(カプノフ)、ウラジミール・ヤグリッチ(アントン)、アレクサンドル・ロバク(ヴァジリー)ほか
映画「ソウル・コンタクト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ソウル・コンタクト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ソウル・コンタクト」解説
この解説記事には映画「ソウル・コンタクト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ソウル・コンタクトのネタバレあらすじ:起
雪の積もった森の中にある大きな屋敷の中で、男が落ち葉を集めています。大きな部屋に大量の落ち葉を集めるとその上にガソリンを撒き、息子に「二人はひとつになる、永遠に」と言って拳銃で自分のこめかみを撃ち抜きます。噴き出る血を浴びた少年は、落ち葉の中に潜り込みます。その様子を窓から見つめる幼いカティアがいます。すると落ち葉の中を通ってきた少年が、窓に顔を当てカティアの前に現れたのです。驚いたカティアは逃げて行きます。
年月が流れ、成長したカティアには幽霊が見えるようになり、カティアの周りにはヴァジリー、サン・サニッチ、ベラの3人の男女の幽霊がいて、部屋で一緒に住んでいます。幽霊は他の人には見えないため、幽霊と話をするカティアは、周りから頭がおかしいと思われています。そんな頃、若い女性のミイラ化した死体が発見され、刑事のカプノフ、アントンのコンビが調べ始めます。
カティアの部屋に双子の姉ラリッサがやって来ます。妹の心配をして見に来たものの、カティアは「私の事をどうせ気が狂ったと思っているんでしょう」と言いながら追い帰します。少ししてラリッサが戻ってくると、突然赤いひもで首を絞めはじめ、そして引きずられてドアから連れ去られたのです。そこへカプノフとアントンがやって来ます。「また君か、近所から君の叫び声がうるさいと通報があった」とカプノフが言います。カティアが、姉の話をすると「君は頭がおかしい」と言って出てきました。
ソウル・コンタクトのネタバレあらすじ:承
トイレにいたカティアに、ラリッサがあの屋敷にいる様子が見えます。カティアは屋敷に向います。屋敷にある鏡の中にラリッサを見つけたカティアは鏡に向かって飛び込みます。目覚めたカティアの横にはカプノフがいて、そのまま留置場へ入れられます。アントンは「姉のラリッサは2年前から消息を絶っている」とカプノフに話します。カプノフは、ミイラ化で見つかった死体がラリッサではないかと考えます。
再び屋敷へ行ったカティアは、3人の女性の幽霊を見つけます。更にもう一人、殺されて間もない女性の幽霊を見つけますが、ラリッサではありませんでした。部屋に戻るとヴァジリーらが「お姉さんはまだこっちの世界には来ていない、探すんだ」と言います。図書館で過去5年間の女性殺害の事件を調べたカティアは、マリーナ、ベラなど複数が死体で発見されている未解決事件を知ります。早速カプコフに話をすると、過去の検死書から全員が金髪で青い目だったことがわかります。
連続殺人事件の可能性があると捜査会議を開きますが、上司は「頭のおかしい少女の話を信じるのか」と言って許可しませんでした。カプコフがカティアに「もっと情報が欲しい」と言います。カティアは「私には幽霊が見えるけど、ラリッサは本物の人間よ、あの屋敷にいるわ」と言います。カプコフはカティアに屋敷に案内させます。屋敷に着くと、屋敷は過去の火事で焼け落ちたままでした。
ソウル・コンタクトのネタバレあらすじ:転
カティアに、両親が交通事故で死んだ日の事が見えます。あの日、両親は家出した自分を探すため車に乗り探しに行って事故に遭ったのでした。落ち着いたカティアは消防士の幽霊に会い、屋敷の事を聞きます。消防士は「あの家には妻を殺した男が息子と住んでいた。男は息子の前で拳銃自殺し、息子が家を燃やしていなくなった」と話します。
カティアはカプコフに会い、消防士から聞いた話をし、「屋敷に火をつけていなくなった息子が犯人だ」と言います。早速捜査会議を開き、アントンと共に捜査を開始します。途中でアントンが何者かに襲われ腹から血を流します。倒れているアントンの側にカティアがいたことから、カティアは容疑者として留置場に入れられます。上司は「カティアは、人の心に入りこみ、人を操る能力を持っている。彼女が犯人だろう」と言います。
「アントンが回復すれば事情が聴ける」と言うカプコフでしたが、「アントンが死んだ」との連絡が入ります。カプコンがカティアに話をしようと近づくと、油断したカプコフはカティアに銃を奪われ逃げられてしまいます。焼け落ちた屋敷へラリッサを探し行くカテイァを追って、カプコフらも車で向かいます。そしてカプコフは殺されたばかりのラリッサを見つけます。カティアは「起きて!」と泣き叫びます。
ソウル・コンタクトの結末
先にパトカーに乗ったカティアは、カプコフの手帳に過去に殺された女性とカプコフが一緒に映っている写真を見つけます。車に乗りこんだカプコフに「あなたが犯人だったのね」と写真の女性の話をすると、カプコフは「確かに一緒にいて揉め事になったが、僕は殺していない。はっきり覚えていないんだ」と言います。
車から降りたカティアは、ラリッサが殺されたことで自殺をしようと、橋の欄干に上がります。その時、何者かがカティアを拉致します。意識が戻ったカティアの前にはアントンがいます。アントンの運ばれた病院では別の刑事が殺されていて、それをカプコフが発見しアントンが犯人であることがわかり後をを追います。
アントンは「あの日、君を見つけると言っただろう」と言ってカティアの目を見ます。アントンはあの日の少年でした。あの日、アントンは逃げるカティアに「君を見つける」と叫んだあと、ライターで屋敷の落ち葉に火をつけたのです。アントンは「君と思って殺したのはラリッサだった。今度は君だ」と言うと、銃を取りだし、自分のこめかみを撃ち抜きます。
逃げ出したカティアの前に車が止ります。中には両親とラリッサが乗っています。カティアも乗りこみ、久しぶりの家族が一緒です。色々話した後、カティアが車を降りると、走り去っていきます。カティアはヴァジリーの母を連れて祭りにやってきます。そこには幽霊のヴァジリーがいます。母に会いたいと言っていたヴェジリーの願いは叶い、、幽霊のヴァジリーは空高く消えていきました。
以上、映画「ソウル・コンタクト」のあらすじと結末でした。
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