10デイズ 愛おしき日々の紹介:2016年アメリカ映画。HIV感染歴22年の主人公が、理解ある友人らに囲まれながら病に向き合う、ドタバタな10日間をユーモラスに描いたヒューマンドラマ。オーナー夫人ドットは「CSI:マイアミ」で監察医アレックスを演じたK・アレクサンダー。
監督:トム・E・ブラウン 出演:ジェームズ・ロデイ(ダン)、ロビン・ワイガート(ポーラ)、ダニー・グローヴァー(ボブ)、カンディ・アレクサンダー(ドット)、トム・ライリー(マイク)、ほか
映画「10デイズ 愛おしき日々」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「10デイズ 愛おしき日々」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
10デイズ 愛おしき日々の予告編 動画
映画「10デイズ 愛おしき日々」解説
この解説記事には映画「10デイズ 愛おしき日々」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
10デイズ 愛おしき日々のネタバレあらすじ:起・感染歴22年
HIVに感染して22年、ダンは医療補助を受けながら高額な薬を飲み続け、同居人ポーラや勤め先のクラブオーナーボブら理解ある友人に囲まれて日々を過ごしていた。
ところが、いつものように薬を購入しに薬局に行った彼は、薬剤師から補助の適用外になっていると言われてしまう。ボブとドットも些細なケンカから離婚の危機と聞いて心配事が絶えないダンは、体に刺すような痛みを感じ始めていた。
翌日、保険会社を訪れたダンはケースワーカーのグレゴリーから、預金残高が既定を超えているため低所得者プランから外れてしまっていると告げられる。ダンは誕生日祝いに母から送られた100ドルの小切手をうっかり口座に預金してしまっていたことに思い至る。残高が範囲内に戻ればすぐ低所得者プランに戻るが、それまでは薬代の半額を自己負担しなければないと言われる。
10デイズ 愛おしき日々のネタバレあらすじ:承・彼の恋愛事情
半額でも3000ドルとなる額を支払うことはできず、さりとて薬を2週間も断つこともできないダンは、薬剤師のヘマを狙って薬局に毎日来ていた。
ある日、定期健診で医療センターを訪れたダンは、そこで以前から気になっていたマイクに再会し、彼もHIV患者であることを知る。
その後、暴漢に襲われてケガをしたりと散々なダン(後日その暴漢は護身術を習い始めたポーラによって成敗)が夜の公園でたたずんでいると、そこへマイクが現れる。意気投合し、同じり患者で気心の知れたマイクとの恋の予感に浮かれるダンだったが、翌日、ダンの感染歴の長さに恐れをなしたマイクに、電話でフラれてしまう。
10デイズ 愛おしき日々のネタバレあらすじ:転・災い転じて福となる
失意で引きこもっていたが、母からの電話で立ち直り、執筆活動に打ち込んでいたダン。しかし、夜中に腕時計の故障でアラームが誤作動し、薬を余計に飲んでしまいパニックに。腹立ちまぎれに腕時計を破壊した翌日、刺すような激痛に襲われたダンは、ポーラの運転する車で病院に運ばれる。
とうとう発症か、と心配してダンのもとに集まったポーラ、ボブ、ドット。しかし幸いなことに痛みの原因は結石によるもので、安堵したボブとドットはそこで仲直りし、ダンとポーラも意外な顛末に驚きながらも喜ぶ。
10デイズ 愛おしき日々の結末:情けは人のためならず
退院後、買い物に出たダンは夜道で転んでケガをした女装男リサに出くわす。助けようとするダンにリサは「HIVだから」と押しとどめるが、自分もそうだと言い、ダンはリサを抱きかかえて病院まで走る。
翌日、ポーラから新しい腕時計をプレゼントされたダンが、いつものようにダメもとで薬局に向かうと、なぜか今日は承認され、無事に薬が手に入ったのだった。
その頃、ケースワーカーのグレゴリーは、ダンの残高証明をシュレッダーにかけると、身支度を整えて”リサ”となっていた。一方でマイクはダンが悩まされていた悪夢に自分がうなされるようになっていた。
夜、クラブのポエトリー・スラムで、ダンはHIVと向き合い、共存する決意を公言する。そんなダンをポーラ、ボブ、ドットは温かい目で見守っていた。
以上、映画「10デイズ 愛おしき日々」のあらすじと結末でした。
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