レッドカーペットの紹介:2014年韓国映画。ポルノ映画監督のジョンウの部屋に、ウンスという美女が現れます。彼女は部屋の2重貸しの詐欺に遭い、しばらく二人で部屋をシェアすることに。元子役だったウンスがジョンウの「士官と看護師」という映画の脚本を読んだことから、女優への復帰を目指し始めます。一方ジョンウはポルノ映画監督という事を隠していたため、撮影シーンをウンスに誤解され二人は離れ離れに。スターと売れないポルノ映画監督の立場になった二人の行く末は…という内容のラブコメディです。
監督:パーク・バムスー 出演者:ユン・ゲサン(ジョンウ)、チャンソン(デユン)、コ・ジュニ(ウンス)、オ・ジョンセ(ジナン)、チョ・ダルファン(ジュンス)ほか
映画「レッドカーペット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レッドカーペット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レッドカーペットの予告編 動画
映画「レッドカーペット」解説
この解説記事には映画「レッドカーペット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レッドカーペットのネタバレあらすじ:起
ジョンウは、ポルノ映画専門の映画監督です。今日もスタッフのジナンとジュンスの3人で、絡みのシーンの撮影をしています。ジョンウは自分の書いた脚本「士官と看護師」の映画で新人賞を取る夢をいつも見ていました。
夜、部屋に帰ったジョンウは見知らぬ女にフライパンで殴られ気絶します。目覚めるとガムテープで拘束されていました。女はスペインから帰ってきたウンスと言う名の美人でした。「ここは私の部屋だ」と言い張るウンスに「僕の部屋だ」と突っぱねるジョンウ。結局ウンスが警察に通報し、二人は取り調べを受けます。
ウンスは管理人を装った詐欺師に騙され、部屋の2重貸し被害に遭っていました。しかしウンスは自分の非を認めさせないために、ジョンウのポケットに自分のパンティーを入れていました。警察から、話し合って示談しろと言われ部屋に戻った二人でしたが、突然ウンスが「家賃も光熱費も払っているので、ここに住む」と言い出します。
部屋をカーテンで仕切り、奇妙な生活が始まります。ウンスは「自分の事を知っているか?」と言いますが、ジョンウは知りませんでした。ウンスは子供の頃、子役でテレビに出ていた経歴がありました。
幼い頃、両親と一緒にテレビのロードショーを毎週見ていたのがきっかけで映画監督になったジョンウでしたが、入院中の父と看病する母にポルノ映画とは言わず「映画監督をやっている」と言っていましたが、全く公開されない息子の映画に、両親は転職を勧めていました。
レッドカーペットのネタバレあらすじ:承
部屋に戻ると、ウンスがジョンウの書いた「士官と看護師」の脚本を読んでいました。ウンスは「ここはこうしたほうがいい」と自分の考えを話します。ジョンウは、自分が監督をして映画化したいことは話しませんでした。
ジョンウの勤める映画会社では、ポルノ俳優のオーディションが行われています。一足先にスタッフとして採用されたデユンは、ポルノ女優のサニーが連れてきた若い女性たちの脱ぎっぷりに興奮していました。この日のオーディションを、ジョンウの手帳を見て知ったウンスは飛び込みで事務所に向かいます。
ジョンウから噂話を聞いていたジナンが急遽面接します。ジョンウにポルノ映画の事は言うなと言われていたジナンは、ウンスに「即興で何かやってくれ」と言います。ウンスは子役になり、両親の離婚、そして母親に付いてスペインに行った事、母親の死でソウルに帰ってきたことなどを物語風に話し、涙を流します。
ジナンが感動していると、ウンスが「ここの監督に会わせて?」と言います。すると盗み聞きしていたデユンが扉を開け、「この人です」と言ってジョンウを見せます。ジョンウはあくまでもポルノ映画の監督だという事を隠し、自分の持っている普通の映画の台本を渡し、オーディションを受けさせるための勉強を始めます。
やがてウンスはオーディションで、やり手の女社長に認められ、女優として復帰することになります。嬉しくてジョンウに伝えようとと撮影小屋に行ったウンスは、擦りガラス越しにSEXして悶える女性の姿を見ます。ジョンウが女とSEXしていると勘違いしたウンスはそのままいなくなりました。
レッドカーペットのネタバレあらすじ:転
その後ジョンウが連絡しても、ウンスは電話に出ませんでした。やがてウンスは人気女優の階段を上りはじめました。一方ジョンウはいつものようにポルノ映画を撮っていましたが、覇気がありませんでした。テレビ中継でウンスを見たジョンウは、いてもたっても居られず映画撮影所の民俗村に向かいます。
エキストラに間違われたジョンウは、武将の衣装を着せられます。撮影が始まり馬に乗ったジョンウでしたが、馬が発情していた為、興奮して民俗村を飛び出し、高速道路を走り回りました。この騒動が話題となり、写真を見たウンスは、乗っているのがジョンウだと気づきます。
ウンスから電話がかかり、久しぶりにカフェで会ったジョンウは「何があったか知りたい」と言います。ウンスはSEXシーンを思い出し「あのことを私に言わすの?」と怒ります。そこへ映画監督のカンがやって来て、ウンスにジョンウがポルノ映画の監督だという事をばらしました。誤解していたことに気付いたウンスでしたが、ジョンウは店を飛び出します。
その後、R18ではない普通の映画も撮るため、スタッフと俳優全員で映画の撮影に参加させてもらいますが、ポルノ映画関係者という事で冷遇されます。さらに居酒屋では、ポルノ女優だからいいだろうと乳房を客に揉まれました。怒ったジョンウが殴りかかり、大喧嘩に発展し警察の世話になります。
署を出たジョンウは「士官と看護師を自分らで撮ろう」と言います。スタッフや俳優も同調し、会社に退職届を出しました。
レッドカーペットの結末
早速配役を決めようとしますが、ヒロインだけが決まりませんでした。ジョンウは「ウンスにやらせる」と言います。冗談と思っていたらウンスが休暇を取ってやって来ました。撮影は順調に進み、ウンスの出番の最終日を迎えます。
この様子をマスコミが狙っていて、数日後「ウンス!ポルノ映画に出演か!」の記事が出ます。ウンスは社長に叱られ、「言われた仕事以外するな!」とクギを刺されます。最後の撮影が終わり、ジョンウとジナンは上映してくれる劇場や映画祭に連絡を取りました。上映をOKしてくれたのは太宗台映画祭だけでした。
野外で行う祭りのようなものでしたが、ジョンウは喜んで受けます。映画祭当日、ウンスは新作映画の発表会の会場にいました。ファンに扮したジナンが太宗台映画祭で上映される事を伝えると、ジナンは会場を飛び出します。
「士官と看護師」の上映が始まりました。笑いと涙と感動のシーンに、その都度感情の変化を見せる観客をジョンウは観察していました。上映が終わり舞台に立ったジョンウは、スタッフと俳優たちに感謝の気持ちを伝えます。そこへウンスがやって来ます。後ろにはマスコミが大勢いました。
ジョンウはウンスにプロポーズします。ウンスは喜んでジョンウのところへ行き抱き合いました。この光景をマスコミが捕え、「士官と看護師」は話題になり、世界3大映画祭に招待されました。その後、有名監督になったジョンウでしたが、スタッフや俳優はそのままで撮影を続けるのでした。
以上、映画「レッドカーペット」のあらすじと結末でした。
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