レプリカズ REPLICASの紹介:2018年アメリカ映画。死んだ人間の脳の意識をデータ化してロボットに移植する技術を研究する科学者、死んだ家族を蘇らせるため同僚のクローン技術研究者の力を借りて家族のクローンを作り、脳に意識のデータを送り込みます。しかし、蘇った家族は異変を感じ、この技術を悪用しようとする大企業が科学者を追います。『レプリカズ』はキアヌ・リーブス主演で、アメリカの映画レビューサイト”Rotten Tomatoes” では支持率10%と低迷していますが、21世紀に大きな進歩を遂げるクローン、ロボットなどのテクノロジーについて考えさせられる映画です。
監督:ジェフリー・ナックマノフ 出演:キアヌ・リーブス(ウィリアム・フォスター)、アリス・イヴ(モナ・フォスター)、トーマス・ミドルディッチ(エド・ホイットル)、ジョン・オーティス(ジョーンズ)、エムジェイ・アンソニー(マット・フォスター)、エミリー・アリン・リンド(ソフィー・フォスター)、アリア・リリック・リーブ(ゾーイ・フォスター)、ナシャ・ハテンディ(スコット)、ほか
映画「レプリカズ REPLICAS」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レプリカズ REPLICAS」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レプリカズ REPLICASの予告編 動画
映画「レプリカズ REPLICAS」解説
この解説記事には映画「レプリカズ REPLICAS」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レプリカズ REPLICASのネタバレあらすじ:起・家族のクローンを作るウィリアム
ウィリアム・フォスター(キアヌ・リーブス)は科学者、死者の脳の意識をロボットに移植するプロジェクトを担当しています。死んだ兵士がヘリコプターで運ばれ、フォスターは実験を開始、死者の脳の意識を取り込みロボットに移植します。フォスターの指示でロボットが動かされ、話しを始めますが暴れだします。フォスターは電源を切り、実験を中止します。フォスターは上司ジョーンズ(ジョン・オーティス)に進歩を報告しますが、ジョーンズは不完全なプロジェクトに懐疑的です。
自宅に帰るフォスターは、妻モナ(アリス・イヴ)と子供のマット(エムジェイ・アンソニー)、ソフィー(エミリー・アリン・リンド)、ゾーイ(アリア・リリック・リーブ)と仕事の話をしますが、訪れていた友人で同僚のクローン科学者のエド(トーマス・ミドルディッチ)から実験の失敗を話題にされ、妻のモナは夫の実験を否定的に感じます。
フォスターは週末に家族でピクニックに出かけます。しかし大雨のため視界が悪く、フォスター一家の車は湖に転落、フォスターを除き、モナと三人の子供は死亡します。悲しみのフォスターは、家族の遺体の脳から意識を取り出し、エドの助けを借りてクローンを作り、意識を移植して家族を再生することを始めます。エドは家族のクローンを製造することには反対ですが、しぶしぶ協力します。
レプリカズ REPLICASのネタバレあらすじ:承・クローンの成功?
エドとウィリアムは4人の死体を自宅に運びますが、クローン製造のための装置が3つしかなく、ウィリアムは家族4人うち一人のクローン製造を諦めなければなりません。4人の名前を書き、くじでゾーイが選ばれ、ウィリアムはゾーイのクローンを諦めます。エドとウィリアムは17日後のクローン完成を目指します。
ジョーンズはプロジェクトの中止を考え、ウィリアムの不在を不審に思って電話をしますが、ウィリアムは電話を切ります。妻と子どもたちの同僚、先生、友達も不在を心配しますが、ウィリアムはうまくごまかします。
17日後、クローンは成長しますが、異変が見られます。エドはクローンは病気ではないか?と失敗を感じますが、ウィリアムは装置の水を空にし、モナのクローンを取り出します。成長したモナと子供のクローンをウィリアムはベッドに寝かせ、数日様子を見ることにします。ウィリアムはモナのクローンの回復を見ながら喜び、エドは実験をノーベル賞クラスだと喜びます。しかし、ウィリアムはゾーイの思い出を家から消しながら悲しみます。
レプリカズ REPLICASのネタバレあらすじ:転・モナのクローンに起こる異変
翌朝、ウィリアムが起きると、モナと子供がいつものように朝食を食べています。しかし、モナは牛乳の賞味期限が切れていることに不審を感じます。その夜、娘が悪夢にうなされます。ウィリアムは娘の記憶を操作しようとしますが、モナに不審がられます。ウィリアムはモナに事故以来の出来事を告白し、モナと子供はレプリカ(複製クローン)だと伝えます。
ジョーンズは家族を訪れウィリアムと話をします。ジョーンズは『モナたちクローンは会社の所有物』、『このテクノロジーで無敵の戦士を作り、軍に売るのが目的』、『このテクノロジーの情報を渡さなければ家族を殺す』と脅します。ウィリアムは情報の入った装置を破壊し、ジョーンズを倒して家族と逃げます。ジョーンズは立ち上がり、壊れた機械を見つけ、部下に家族を捕まえろと指示します。ジョーンズの部下が家族を追いかけます。4人はエドのボートに逃げ、ウィリアムはエドを探しますがエドはいません。ジョーンズの部下がモナと子供を誘拐し、会社の研究所に連れ去ります
レプリカズ REPLICASの結末:ウィリアムの家族の運命
研究所にはエドとジョーンズがいます。ウィリアムも家族を追いかけて研究所に着きます。ジョーンズはエドを殺害し、ウィリアムに情報提供と引き換えに家族を引き渡す取引を持ちかけます。ウィリアムは自分の脳のデータを作成し、ロボットに意識を移し、自分の意識を持ったロボットを作ります。
ウィリアムロボットはジョーンズを倒します。ジョーンズの首を絞めるロボット、ウィリアムは死ぬ間際のジョーンズに取引を求めます。『ウィリアムロボットがジョーンズのクローンを作成し、クローンのジョーンズはウィリアムロボットと、このテクノロジーを使える。会社はウィリアムと家族の命を狙わない』というもので、ジョーンズはその取引に応じます。そしてジョーンズは息を引き取ります。
17日後、ウィリアム、モナと家族は浜辺でバケーションを楽しみ、ゾーイのクローンも現れ、家族は再会します。ジョーンズのクローンはウィリアムロボットと共に中東の金持ちを相手に、クローンで第二の人生を楽しむテクノロジーを売り込むのでした。
以上、映画「レプリカズ REPLICAS」のあらすじと結末でした。
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