六本木バナナ・ボーイズの紹介:1989年日本映画。六本木を舞台に、幼馴染の二人が町のヤクザとケンカをしながら難題を解決していくというコメディ映画です。『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで主演を務めた仲村トオルと清水宏次朗が再びコンビを組み、二人を取り巻く俳優陣は、今では大物ばかりの面々です。
監督:成田裕介 出演者:仲村トオル(夏目涼太郎)、清水宏次朗(岩田哲男)、森川由加里(高見小百合)、カトリーヌ・ケーシー(ジュディ・エストラダ)、RIKACO(京子)、香川照之(渡辺)、栗田貫一(前島)、木之元亮(今井)、ジミー大西(アキラ)ほか
映画「六本木バナナ・ボーイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「六本木バナナ・ボーイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
六本木バナナ・ボーイズの予告編 動画
映画「六本木バナナ・ボーイズ」解説
この解説記事には映画「六本木バナナ・ボーイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
六本木バナナボーイズのネタバレあらすじ:起
前島(栗田貫一)の経営するディスコで、誕生日の哲男(清水宏次朗)がステージに立って歌を披露しています。アメリカから帰ってきたヌードカメラマンの涼太郎(仲村トオル)がカウンターでビールを飲んでいると、酔って女をナンパしていた針尾組のヤクザ達とケンカになります。
哲夫は「オレの誕生日を台無しにしやがって」とケンカに加わり、幼馴染の涼太郎と哲男はヤクザ達を痛めつけます。そこへ同級生で刑事になった渡辺が入って来ます。警察手帳を出しても収まらない事から、渡辺は思わず発砲してしまいました。銃声のおかげで静かになり、ヤクザ達は引き揚げます。
警察署に呼ばれた涼太郎と哲男でしたが、渡辺は二人に高校時代いじめられていました。「絶対逮捕してやる」という渡辺に、二人は「意味もなく発砲したら違反じゃないのか」と逆に問い詰め、渡辺に自分たちを釈放させます。
哲男は魚屋家業の横でレストランを経営しています。涼太郎はヌードカメラマンで実家は銭湯でした。二人には占い師をする先輩女性の小百合(森川由加里)が天敵としていました。小百合は涼太郎にぞっこんでした。
六本木バナナボーイズのネタバレあらすじ:承
哲男がアキラ(ジミー大西)と軽トラで走っている時、外人女性のジュディを助けます。ジュディは留学生で、「アルバイトと言われたものの、売春を強要をされ逃げ出してきた」と言い、哲男はジュディに一目ぼれします。
哲男の店で客が「料理が遅い!」と文句を言っていました。アキラに「つまみ出せ」と言ったものの、相手は針男組の幹部・今井(木之元亮)でした。哲男が謝ると、今井は「事務所に来い」と言います。
その後、哲男は涼太郎に「300万貸してくれ」と頼みます。話を聞くと、今井に脅されていました。しかし頼んだ涼太郎も先日の喧嘩以来、針尾組ともめていました。その時、針男組の組員たちが絡んできます。再び組員たちを痛めつけた涼太郎は、大勢の組員に追われるハメになります。そしてトラックの荷台に隠れた涼太郎は、同じように追われて隠れていたジュディに会います。
そのころ、哲男は小百合に300万を借りる話をしていました。小百合から「涼太郎を私の元へ連れて来るのが条件」と言われ、小百合と車で探します。すると、涼太郎がジュディと一緒にいました。
六本木バナナボーイズのネタバレあらすじ:転
怒った小百合でしたが、哲男が「オレの女だ」と言って収まります。涼太郎と哲男はジュディに話を聞きます。ジュディは「針尾組に騙されてパスポートをとられ、無理やり売春をさせられている」と言います。そこで二人は針尾組に、友人を使って喧嘩を仕掛け、組事務所が空になった隙に、パスポートを盗む計画を立て実行します。計画はうまくいきました。盗んだパスポートはほとんど偽造もので、海外の女を長く働かせるためでした。
今井が銭湯にやって来ます。今井は「ジュディは、客の財布を盗んだりするタチの悪い女で、ウチの組のコカインまで盗んでいる」と言います。涼太郎と哲男は「パスポートとコカインを返す代わりに、オレ達のとのことはなかったことにする、哲男の借金もゼロにする、そして住民に親しまれるヤクザとして町で奉仕活動をする」という約束を取り付けます。
二人はジュディを問い詰めます。ジュディはコカインの袋を出し「実家の会社が倒産して、少しでも助けたかった」と言います。
六本木バナナボーイズの結末
針尾組との取引の日、ジュディを守るため涼太郎は、針尾組の組員の車の進路を妨害し、事故をさせた上でコカインの袋を返し、追って来れないようにします。そして手柄を渡辺に与えました。
その間に二人はジュディを空港まで送ります。ジュディは哲男にキスをし、飛行機に乗り込みます。名残惜しみながら涼太郎と哲男が町に帰っていると、針尾組の組員が渡辺に捕まり、コカインを押収されていました。遂に大きな仕事をしたと渡辺が喜んでいますが、確認すると中身はコカインではありませんでした。
涼太郎と哲男までもがジュディに騙されていました。本物のコカインはジュディが持ったまま国に帰っていました。町では今井が「奉仕活動は今まで通りやって、住民と一体化したヤクザになる」と言い、小百合は相変わらず涼太郎を追いかけまわしています。
以上、映画「六本木バナナ・ボーイズ」のあらすじと結末でした。
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